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というわけで、惰性の力を使ってがんばって義務的に鑑賞終了しました。
古装ドラマ「大敦煌」でした。
いや~、これはつまらなかった。(←ひでえ)

全49話という壮大な尺は明らかに間延びしすぎ。
というか実質14話+18話+17話と三部に分かれており
それぞれはほぼ独立していたわけですから、
「全49話が長い」というよりも、
それぞれの「全14話」「全18話」「全17話」が間延びしていた、というべきですかね。
(その短さで間延びとか、どんだけ、って感じですが^^;)

ともかく冗長、平坦、悪い意味で予想通りのプロット運びは、
端的に表現すると、

画面に映るだけで引き込まれるような一級品の演員
同じ場所を舞台とすることによって年代を挟んで繰り広げられる壮大なストーリー
砂塵舞う西域、敦煌、莫高窟というロマンたっぷりのロケーション
情緒感あふれる重厚な音楽

これら上質の食材を取り揃えておきながら、

何の工夫もせずにカッターナイフで荒っぽく適当に切り分けたものを
生煮え状態でそのまま乱雑に食卓の上に並べただけ

そんな風に言えるかと思われます。
上に述べたような長所は、確かに存在しているわけで、
そういった古装の雰囲気を味わいたいという目的なら
必ずしも、無しということも無いのかも知れませんが、、、
言いたくはないのですが、前評判の悪さも納得の出来でした。


以下、最終話までのネタバレ込みで↓


・ストーリー ~☆
残念ながらこれは…
とにかく構成がぜんぜんダメでした。
上部
・西夏の敦煌侵攻と金字大蔵経の誕生、その秘匿
・梅朶公主と方天佑、耶律旺栄の三角関係の悲恋

中部
・海外の列強諸国に振り回される清
・秦文玉とその死んだ兄の妻・春霞の遂げられない思い

下部
・敦煌を中国人が自立して守る必要性

だいたいこれが各章ごとの大筋なんですが、
なんか内容が、ほんとに「それだけ」なんですよね。
ひたすらこれを水で薄めて、無理矢理器いっぱいに満たした感じ。
はっきり言って、各章それぞれ2~3話だけで十分なくらいの内容しかありませんでした。

大結局の49集のところにも書きましたが、ほんとに「ただ作っただけ」なんですよね。
どうやったら面白くなるか、とか、どうやったらより楽しめるか
どういうプロットの配置の仕方をしたら視聴者を引き込めるか
…なんか、こういうことがぜんぜん考慮されていないように感じられるのです。
工夫次第でいくらでも面白くなったはずなのに、
どうしてこうなってしまったのか。
せっかく「莫高窟」や「金字大蔵経」という、一本通った縦糸があったはずなのに、
それらもぜんぜん活かされず、各章の終わり近くになって
ようやく思い出したようにちょこっと「さわり」の部分だけ出してくるだけ、だし。

同じ舞台をせっかく使っているんだから、
例えば、現実味は薄れるかも知れませんが、年代ジャンプを挟んで、
「前の章で登場したある人物の子孫」を出してくるとか。
そういう仕掛け、つながりとかがあれば、もっとずっと盛り上がったと思うんですけどね…

ともかく、題材のダイナミックさに対して
舞台の上での芝居が、ぜんぜん小さいことばかりやっていて
ワクワク感に乏しかったのは問題だ。



・音楽 ~☆☆☆★
やっぱり音楽もドラマの一部なので、当然、ドラマそのものが面白くなければ、
劇伴曲というものも評価はできません。

でもそういう大きなハンデを背負いながらも、このドラマの音楽は良かった。
西域の荒涼とした砂漠の雰囲気が、実に叙情感たっぷりに表現されていました。

OPも、何度か前に書いたけど、良かった。
なにしろOPの曲だけで、「やめておいたほうがいい」という前評判を聞きながらも
結局ドラマの視聴を始めてしまうくらいに、こちらを引き付けてくれたくらいですからね(笑)
まあネタバレ画像については、相変わらずだなぁという感じでしたが…
でも音楽にあわせてテンポ良く切り替わっていく画面も、楽しかったね。
観て良し、聴いて良しの名OPでした。



・アクション ~☆☆★
まあアクションがメインというものでもないので、
観て楽しむようなエンターテインメントとして、どうか、という方向になるわけだが…

上部はオーソドックスな古装っぽい感じだったわけですが、
中部以降、なぜか武侠ものっぽい描写が入ったのが不思議だ。テコ入れか?
下部でもやっぱりサンランは武侠アクションやってるし…(^^;

「なぜここ(武侠じゃないはずの世界)でそんな禁じ手を?!」みたいな、
そういうネタ的な面白さはあった。
アクションそれ単体で、どうこうというものでもなかったけどね。



・キャラクター ~☆☆
とにかく、キャラクターが上述した「大筋」の都合でしか動いていなかったなぁという印象。
一番唖然としたのは上部・梅朶公主の、終盤二話あたりでの突然の心変わりだろうか。
で、その梅朶も特に周りからはお咎めらしいお咎めもなかったし…
中部も途中までは正統派の主人公かと思ったら
結婚式すっぽかし&その後居直りとかいうとんでもないことを平然とやる秦文玉だし、
下部も下部で勝手にスピリチュアルに目覚めて「莫高窟最高」教の教祖様になっちゃうし。
(もうちょい自然な形で共感させてくださいよ…>莫高窟最高)

人間の愚かさを描く、というのが
はたして狙ってやっているのか、それともこっちがそういう風に取る以外にないのか
それは定かではないのですが、
ともかくそれをやってしまうと、感情移入が著しく困難になってしまうというのは
まぎれもない事実だ。
増してプロットそのもので魅せるというものでもなかったわけで、
結局どうでもいい人たちが、どうでもいいことで、勝手に舞台の上で話を進めている、
という状態になってしまう。

せっかく中の人たちはパワーのある人たちを使っていたんだし、
古装らしくちゃんとふいんき(何故か変換できない)を考慮した空気があったり、
オッサン度も良い感じに高かったりと、
これもやはり素材は良かったんだが、
ドラマとして、それらをちっとも活かせていなかったのは残念です。

 





しかしなんか、もうちょいまとめ・考察っぽいことを書くはずが、
ほとんど愚痴大会になっちゃってるな…
また後で気が向いたら追記します。
あと、このドラマについて文句を言って良いのは、
実際にドラマを観た人だけ、というのは、あるとは思います。


 
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