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風雲 雄覇天下
☆☆☆☆
1998年 
原題:風雲 雄覇天下


武侠ファンとしては説明不要でしょうか。
"風"と"雲"、二人の侠客の戦いを描いた同名の原作漫画を元にした
98年製作の武侠アクション映画です。
千葉真一が風雲の師父・雄覇役ということで、
耳にしたことのある人は結構多いんじゃないかという気がします。

さて、
現在の私Manboの生息地である八王子近郊のレンタルショップ各店における
中国モノの取り扱い事情は壊滅的であり、
その点に関しては郊外型の大きな店が多数存在した京都の山中のほうが
ずっと恵まれていたよなぁと思っていたのですが、
なんと最寄り駅・西八王子の駅前GEOが密かに品揃え充実していたことが発覚。
(これがなんと「射雕英雄伝」まで揃ってました。
もちろん発見した時にはしばらく棚の前でパッケージを手に
しばらくニヤニヤしていたことは言うまでもありません)
つーか並べてある棚の場所がわかりづらすぎます。

閑話休題
ともかくそんなわけで、
最近阿吉さんのところなどで取り上げられたりして
にわかに観たいゲージが上昇していたわけで、
TVドラマ版のほうはもともと鑑賞予定に入っていたのですが、
まずは映画版を観てからドラマ版に行こう、と。
が、前述のようにレンタルでは難しそうだと思っていたので
本来はもう少し先の鑑賞になりそうだったのですが、
「瓢箪から駒」式にこの映画も発見したため、さっそくゲット。
このたび鑑賞という段になったわけであります。
前置き長いですね。ここまでの↑数行は読み飛ばしてぜんぜんOKだ。

というわけで、感想ですが、
いや~、さすがに面白かったです!
もともと量がかなりある原作なので(しかも映画の内容はそのごく一部)、
結構詰め込まれた感じなのかな、とは思っていたのですが、
しかし意外とそんなこともなく、話にはきちんと付いて行けました。
「そういうものだ」という心構えがなんとなくあったからなのか、
それともエピソードの取捨選択が上手かったからか、
はたまた演技・演出が良かったからか。

あと千葉真一演じる雄覇が楽しかったです。
吸星大法~
やっぱりイカれたオッサンが大暴れする話はそれだけで楽しい。
で、楽しいだけじゃなくて、ちゃんとそれ以外のしみじみしてしまうようなものもあるしね。
そういうのが好きなら、これは外せない感じです。
ヒロインの楊恭如(クリスティ・ヨン)も、かわいかった。
(この人、「大漢風」で虞姫役なんかやってるのか。)
少し冷却期間を置いた後に、ドラマのほうも手をつけてみたいと思ったのでした。


↓以下ネタバレ込みで、思い出すままに箇条書き。



・そもそも、自分で親をぶっ殺しておいて、
その息子を自分の目的のために弟子にしちゃうってのがすごいよな~(^^;
普通に考えて、後々、報仇をやってくる危険性は十分にわかると思うんだが(^^;
泥菩薩の予言への絶対的な信頼がそうさせたのか、
あとは自分の強さへの自信というのもあったんだろうな。
まあ、ともかくスケール(器)の無茶苦茶大きいオッサンだったことは間違いない(笑)

・冒頭、火を噴く洞窟の大仏像のビミョーなお顔立ちに笑ってしまったんだが、
話が進んで終盤、また出て来たときには不思議と違和感がなかった。
慣れってすごいな(^^;

・1961年生まれだから年齢的には当時まだ30半ば過ぎだったクセに、
あんな爺キャラをやって、しかもそんなに違和感がない黄秋生はさすがだ(笑)

・地味に徐錦江(ガムコン)も出ていたりと、
普通は順番が逆なんだろうけど、他にも苗人鳳とか、知っている顔がちらほら見つかったのは楽しかった。

・主人公の風と雲はそれぞれ良かったが、
どちらかというとやはり雲の病みっぷりのほうが好きかも知れんな。
こっちのほうが子役が上手かったので、最初にすんなりと入っていけたというのも大きいかも。
大切な人の入った棺桶をあんなにドコスカぶん投げるなよという突っ込みはしたかったが(笑)

・バトルの方向性としては年代的に近い「天上の剣(原題:蜀山伝)」あたりが
触感としては似ている感じだ。
(そういやアレも鄭伊健が主演だったな。)
まあ私はCGも嫌いではないというか、普通に楽しめるので、
これはこれで楽しかった。

・グルグル回って風を起こす風神脚とか
水を操る排雲掌、みたいにエフェクトと武功がそれぞれ特徴的だったのも良かったしね。

・で、水を出すために破壊された右腕を千切って血を…というのも
描写はスピーディーながら、観ててちゃんとわかって、
なるほどな~と感心したものでした。

・その後、邪気眼持ちの于先生の左腕が繋がる、というのも
この伏線はそのためだったのね、と納得。
さすがに「腕がちょん切れた状態で水に入ったら普通は出血多量で死ぬ」とか
「モビルスーツじゃないんだから、繋げたら動くってもんじゃねーだろ」とか
その辺は突っ込みたくなったりもするが、
まあこういうところこそ、「だって内功だから」で説明をつける部分だ。

・しかし改めて思ったが、「片腕切断」って
あっちのダークヒーローではお約束的な記号なんだな~。
確かに実際格好良いんだけど。

・ラストバトル、
二対一なうえに、剣聖相手の戦いでダメージ&消耗してる状態で連戦というのは
ちょっと卑怯だよな~(^^;
まあそれでもまだあれだけ力の差があったということで
妥当なハンデではあったのか…

・事前にキャラクターとしての強烈さはなんとなく聞き知ってはいたんだが、
やっぱ風雲の二人よりも雄覇のほうが存在感はデカかったね(^^;
中の人パワーも手伝っているのかも知れんが。
このイカレっぷりと圧倒的な強さ、ついでに人間味もあったりして、
やっぱこの映画はこの人の運命への反逆の物語だったよなぁと改めて思う。

・ドラマ版は基本的に話の筋は変わっていないだろうから、
そうなると小慈が死ぬところとか、また見るのは、心情的につらそうだな~(^^;
話の展開がそうなるのがわかっているのに、そのまま進むのを
文字通り観ていることしかできないという(^^;

・まあ基本的にぜんぶ雄覇の自業自得ではあるんだろうけどね(笑)

・剣聖にすっかり勝った気でいた雄覇だけど、
あれは楚々が余計なことをしなければ、普通にやられていたよな~(^^;
その後剣聖もあぼーんしていたっぽいので、共倒れかも知れんが。
(ついでに、あれだけ苦労して手に入れた無双剣が、
ほとんど見せ場なしで使い捨てられたのは…(^^;)

・そう考えると楚々が雄覇の命を助けた、とも言えるのだろうか?
その楚々がそこへ来ていたというのは、雲と一緒に来ていたからであって、
雲が来ていたのはもともと自分が蒔いた種だったということで、
これまた巡り巡って、つまり雄覇自身の因果によって楚々に命を助けられた?
とはいえ、生きていて良かったかどうかというと、
もしかすると剣聖にやられていたほうが幸せだったかも知れないわけで、
このあたりもなんとも「業が深い」というやつだ。

・基本、単純娯楽のエンターテインメントなんだけど、
割とその辺の(因果といったよーなものを)わかりやすく描いていたのは
良かったと思う。


・最後の「やり尽くしたらダメだ」は
やっぱり当然、「先」の存在を示唆しているんだろうな、ということでニヤリだ。

 
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