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これ書くのだいぶ久しぶりな気もしますが、
作品世界にもうちょっと浸っていたい気分なので
キャラクターごとのまとめの感想を書いておこうと思います。

最終話までのネタバレを100%含みますので注意。

 
 


小燕子
本能の赴くまま、好奇心の赴くまま
軽功の腕はなかなかのものだが
武功の腕はワリと中途半端
ひたすら右脳ベースの行動パターンであり
先のことはひとまず後で考える。
皇宮にその名をとどろかせる還珠格格は
主人公その1として、その溢れるパワーにより
おはなしをガッチリと引っ張ってくれました。
これ全くの武功素人というわけではなくて
「ある程度」は使えるというのがポイントなんだよな。
これによって紫薇と差別化が図れているし、
それに一人では状況を打破できないという限界も設定できる。
(で、基本飽きっぽい性格なので、武功の修得なんてままならんのだろうな、という風に
理由付けも納得できちゃう(笑))

何よりこの娘の一番のとりえは
そのあけっぴろけな行動、態度であると言えよう。
しきたりに凝り固まった皇宮の中で
どんな時でも物怖じせず、何も考えずにハチャメチャやる彼女の姿は
二十四集かけて、確実にみんなの心に影響を与えた。これは素直に痛快だ。

やることは結構無茶苦茶で後先考えないんだけど、原則として悪意はなく、
むしろ古くから語り継がれる江湖の英雄好漢の心意気
それが根底に存在するというのも大きいんだろうね。
世直し編におけるイベントのほとんどは小燕子の義侠心によって発動したようなもんだし
(本来ならお忍びだから、おおっぴらに目の前の悪党を成敗とかはやれんはずなのだ)、
結構打算的に考えて皇阿瑪の前で猫をかぶったりとかもしてるんだけど
悪気がないから、観てて厭味に感じないんだな。
そしてやたら打たれ強いところも、各話感想に書いたけど
皇阿瑪との父娘漫才で観てて楽しかった。

ただ、まるっきり何も感じない馬鹿かというと、そんなこともないようで
特に恋愛ということになると、これは自分の存在に直接的に繋がってくることなわけで、
とたんにコンプレックス丸出し。
嫉妬に狂う様子は某・青弟を思い出して見苦しくもあった。
これはやはり両親からの愛情を十分に受けてこなかったという
孤独な生い立ちの影響がすごく大きいんだろうな。
そう考えると、人物造型としてはやはりとてもリアルだ。

中の人である趙薇(ヴィッキー・チャオ)って、
正直、この前の「赤壁」の孫尚香役のKYっぷりが酷くて
観る前は決して好印象を抱いていたわけではなかったんだが、
今回の「還珠格格」を観ては、好きにならざるを得ないな(^^;
彼女自身のニックネームも「小燕子」だそうだし。
…ただ、それはそれとして、やっぱり「赤壁」のアレは、ないんじゃないかと思う(^^;
アレはやっぱり却下だ。



夏紫薇
主人公その2。
清楚可憐+博学万能+教養豊か
おじさまキラーの才媛・天然格格の紫薇は
各話感想に書いたが、二十四話通して
最も成長を遂げたキャラクターだと思う。
もちろん、根っこのところはずっと変わってはいないのだけど
たくさん不幸を背負い込んで、たくさん苦労して、
(半分以上は小燕子のせいで(笑))
最初は弱腰な箱入りお嬢様だった紫薇は
最後にはムチでビシバシ叩かれてボロボロになりながらも
相手を嘲笑し、気高く啖呵を切ってみせるほどの胆力を備え、
しかも自分を陥れ、殺そうとまでした相手を許せるほどの器を備えたスゴイ女侠になった。

北京に来て、それまでの自分にとって未知の存在である小燕子と出会って、
無茶苦茶な彼女を自分がフォローしなくてはと思うようになって、
それからアルカンとの愛に目覚めて、
アルカンの駄目っぷりを自分が支えてあげなくてはと思うようになって、
…って、なんかほんとつくづく、紫薇ってそういうキャラクターだよなあと思う(^^;
お母さんとかお姉さんとか、つまり全てを包み込むような、母性に溢れた女性なんだろう。
そういえば「皇后は国の母だから、全ての母親たれ」ということが言及されていたが、
まさに紫薇はそういう資質を持ち得ているのかも知れない。

他にも愛する人と添い遂げられない運命を知って家出する羽目になったり、
理不尽にビンタされたり、ロンママ軍団にリンチされて穴だらけになったり、
ナイフでグサリと刺されたり、とにかく苦労が多かった。
しかしその苦労が、紫薇を強くしたのは確かだろう。
皇上からの愛を感じて、アルカンからの愛も感じて、
まさに鉄を熱して打って、水で冷やすようにして紫薇は強くなった。
(なんかうまくまとまった気がする。)

とにかく「才媛」を絵に描いたようなハイスペックっぷりが印象的だった。
そのほとばしる才気でおじさん連中を次々と魅了していったのも印象的だった。
そしてどんどんSっ気に目覚めて行き、小燕子のボケに対して
容赦ない冷ややかな突っ込みを入れるようになっていったのも印象的だった(笑)
いや、ほんと、第一集の頃を思い返すと、
最後にこうして皇阿瑪と父娘になれたことによって、
ここまで観てて感動することになるとは、想像もできなかったなぁ。
めでたしめでたしで終わって、本当にヨカッタ。



乾隆帝
皇上万歳万歳万々歳。
この物語の裏の主人公、それは間違いなくこの皇上だ。
厳格な絶対権力者としての君主の顔
そして慣れない野良猫の取り扱いに苦労しながらも
結局はベタベタに甘いパパとしての顔
この二つが絶妙にミックスされて、
皇上のキャラクターとしての魅力をかもし出していた。
まとめ感想のところに書いたが、武侠ドラマではおなじみの
普段は気難しいパパが娘に対してはデレデレ
その醍醐味が存分に味わえました。
というか正直、こんなに味わえちゃって良いの?!というくらいに
たっぷりと堪能できてしまいました。

上に書いたような二つの顔…
なんかこう、にこやかに話していたかと思うと
とつぜん早口でまくし立てるようにガガガーッと雷を落としてくる。
この人、元々が非常に聡明で頭が良いので、
にこやかに騙されているのかと思えば実は真相はお見通しだったりと、
そういう、常に爆発するかも知れないという緊張感もあって、
特に小燕子はしょっちゅうやらかすし
他の人たちもみんな秘密を共有してるしで、
この辺が会話劇だけでも普通に楽しんで見ていられた理由の一つでもあるんだろう。

そういえば、結局紫薇とは父娘としてきれいに丸く収まったから忘れてたんだけど、
その実は血の繋がった娘だった女を
すっかり気に入って側女として徴用しようとしていた件については、
きれいにスルーされていたな(笑)
(いや、まあいちおう「お前が出していたサインに気付いてやれなかった」ってところで
反省はしたんだろうけど。)

あとやっぱ中の人だよなぁ。
普段の厳格でちょっと気難しいところもある君主としての顔やら
ひたすら優しい包み込むようなパパの顔やら
目に涙を溜めて怒りに震える顔やら、
とにかく表情豊かに演じられていたからこそ
こうも深くキャラクターとしての魅力を感じられた。これは素直に佩服だ。
かえすがえすも、こっちを先に観てれば、「荊軻傅奇」で呂不韋役でこの人が出てたときに
もうちょっと楽しめたのではないかと思える。



永
顔良し、性格良し、武功良し、学問良し
全てにおいて高スペックを誇る五阿哥。
皇阿瑪の一番のお気に入りの息子というのも納得だ。
欠点があるとすれば、基本、冷静そうに見えて、
意外と頭に血を上らせてヤケになり
突発的な行動に出ることも少なくないってところくらいか。
それを差し置いても、紫薇のことも含めて考えると
つくづく皇上の血って優秀なんだなと認めざるを得ない(^^;
 
考えてみたら「矢に当たった」あたりから
小燕子とくっつくだろう、というのは、予想できたはずなんだよね(^^;
皇子様と結ばれるというのも、いかにもそういう王道っぽいし。
でもぜんぜんそういう風に思わなかったというのは、
仮にも兄妹ということにすっかり私が馴染んでしまっていたからなのかも(^^;

お勉強クラスでの秀才っぷりとか、日頃の立ち居振る舞いとか、
いかにも高貴な人だなというか、頼れるお兄さんという感じの五阿哥だったが、
キャラクターとしてはそのぶん、お行儀が良すぎたところもあるかも知れんね。
でもまあ、このおはなしの場合、主体はヒロインのほうにあるわけだし、
脇を固めるキャラクターという立ち位置的には、たぶんこれくらいで調度良いんだろう。



福爾康

正直、五阿哥よりも出番が多かった感もあるアルカン。
やはり紫薇と彼との恋話が
ストーリーを前に引っ張るモチベーションのうちの
大きな部分を占めていたところもあったからな。
二人の仲を認めさせるためにも
紫薇を皇上に引き合わせなくては、というふうに
目的の意味が二重になったわけだし。
 
そんなこんなでかなり暴走が目立っていたというか
基本スペックは高いんだけど思い込みが激しく、
紫薇のことで頭に血が上って、ヘタをしたらとんでもないことをやらかしていた可能性も
じゅうぶんにあったのではないかと思える。
この辺、アルタイと五阿哥の二人がうまいことアルカンの手綱を取ってくれていたおかげだ。
一人でも二人でもなく、三人というのが、良く考えられた配置だね。

各話感想にも書いたけど、アルカンは左脳人間というか
要は、理屈っぽい男であった。
しかもなんというか、自分の望みを遂げるために(←結構この部分がバレバレ)
理屈でその後ろ盾を得ようとするような感じ。
悪く言えば「小賢しい」感があるんだよな~(^^;
まあその辺を持ち前のスペックの高さと
真っ直ぐな熱いハートでカバーするのが、アルカンなんだろう。

いろいろ紆余曲折は経たものの、
紫薇の皇上身代わり事件以降はきっちり一皮剥けて、
紫薇をしっかりと支えてやる安定感のある男になったのもヨカッタ。
こっちもハッピーエンドで終わって良かったね。



福爾泰
兄貴二人(と言っても差し支えないだろう)が色ボケ状態で
すぐに頭に血を上らせて暴走するため
必然的にその抑え役に回ることの多かったアルタイ。
本人も言ってたけど「傍観者だから冷静でいられる」ってのも
確かにあったとはいえ、
決してそれだけではないものがこの男にはあった。
一貫してストッパー役になるのかと思えば、ともすれば
「わかりましたよ、こうなりゃ一蓮托生だ。
やるからにはとっととやりましょう」みたいに開き直って
みんなの無謀な計画を後押しすることもあるし(^^;
実は小燕子のことが好きだったんだけど、
五阿哥に譲ってあげて、その気持ちを後押ししてあげたり、
かと思えば「それって五阿哥の迷いを後押ししてやるために言ったのか?」と思えるくらいに
小燕子に対して思いを引きずっているようなそぶりも見せず
けろりとしているようなところもあるし。
なんかアルタイって、ぜんぜん底の見えないやつだったな。
下手をしたら劇中の男性キャラクターの中で一番器が大きいんじゃないだろうか(^^;
やっぱ各話感想でも書いたけど、すごく器用なやつで、
しかもそれを周りに感じさせない生き方ができる男なんだよな。
男キャラではこやつが皇上の次に好きかも知れない。



福倫
まあ正直、この人については
改めて書くこともそんなにない気もしたんだけど(^^;
要所要所できちんと押さえるべきところを
押さえてくれていたという印象がある。
紫薇出奔編以降は二人の仲を認めて、
それを実現するために陰ながらバックアップしてくれてたし。
皇上との主君-腹心関係も好きだったし、
息子二人とのなんだかんだで仲良し家族も好きだった。
皇上に命じられると、「アルカン、アルタイ!」って
出来の良い息子たちを呼びつけて命ずるところが、なんか良かった。
こういうしっかりした大人のキャラクターがいると、それだけで話が引き締まるんだよなぁ。

 
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