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有話好好説
☆☆☆
1997年 中国
原題:有話好好説


チャン・イーモウが、近代中国や田舎を舞台にしたこれまでのイメージを一新し、
現代の北京を題材にエネルギッシュに描いた異色作。
元恋人を忘れられない青年が、思うがままに彼女に付きまとい、
ボコボコにされ、復讐を企てるが…。
(めんどいのであらすじは転載)
--------------

李雪健祭りの際にチェックしてあった映画であります。
張藝謀監督、主演は「鬼子来了(鬼が来た!)」の姜文です。

特典映像のインタビューでも「実験的な作品なので、こういうのはもう二度と撮らんと思うよ」
と監督自身、言ってましたが、
そんな感じでいつもの張藝謀作品とは毛色の違う感じであります。
原題の「有話好好説」というのは、
「言いたいことがあるならきちんと話し合いましょう」というような意味なのですが、
そんな感じに「話す」というのがメインとなっておりまして、
キャラクターの話し合いの場面にだいぶ長いこと尺を割いておりました。
なんとなくタランティーノ作品っぽい雰囲気もあるんだが…
まあアレは、内容とは関係ないこだわりみたいな話を延々とキャラクターに話させるので、
これとはまた違うか。
邦題は例によって英題「Keep Cool」からつけられているんですが、
しかし「落ち着きましょう」って意味でKeep coolとはあんまり言わなくないか?
Keep calmの方が一般的な気がするんだが…

で、映画の内容ですが
うーむ、悪くはないのですが、ちょっと退屈なところもありました(^^;
良くも悪くも平坦というか、上に書いたように会話の場面で尺が長くて、
妙な屁理屈をこねくりまわして、それは面白いんだが、
上下の振れ幅が少なかったというか。
人物劇なので、まあ、たぶん最初からそういうものだと思えば、問題はないと思うんですが…
(なんか勝手にもうちょっとバイオレンスっぽいものかと思っていたのだ。)
テーマは男のこだわり、そのくだらなさ、馬鹿馬鹿しさ、
ついでに人生何がどう転ぶかわからんよ、ということだろうか。
予算はかなり低そうで、舞台っぽいところも多分にあります。
それで、これだけのものを作れるというのは、やはりすごい、というのはある。

++++++++++++++

眉毛のうすい男・姜文は相変わらず良かった。
頭が悪いというか、なんか一度思い込んだら人の言うことをぜんぜん聞かない
妙な屁理屈とこだわりを持ったヘンな男を相変わらず好演しておりました。
正直、主演がこの姜文じゃなかったら、90分もたなかったかもわからんね。


目当て…というか、鑑賞のきっかけだった李雪健は
残念ながら出番は一瞬でした(^^;

なんかロン毛だし…(笑)


で、出番が一瞬だけだったのでちょっとがっかりしていたのですが、
ふとエンドクレジットで友情出演に「尤勇」の名前が…
え?? 尤勇出てたん???
と思って観直してみたら、ほんとにいました。

改めて見たら、チョイ役ながらも結構せりふも喋ってたんですが、
ぜんぜん気付かなかった~(^^;


以下まとまりのないネタバレ感想


・結局、大山鳴動してネズミ一匹、というおはなしだったな(^^;

・そして刃物を持っている人間をうかつに刺激するとヤバイ、ということもわかった。

・「サツが来たぞ!」で蜘蛛の子を散らしたように逃げるのワロタ

・最初の古物屋のリヤカーのおっちゃんって張藝謀本人が演ってたんだな。
後から知った…

・基本、屁理屈を言い合ってるだけなので、
その辺の会話劇が長々と続くのは、ネタバレ抜きのところにも書いたが
ちょっと疲れたな(^^;

・あとなんで劉はなかなか店に姿を現さなかったんだろうか?とか、
趙はニートのくせにパソコン新品で買って返すほどの金があったんだ…とか、
その辺は気になるところではあるが、まあ本筋じゃないね。

・最初は趙が「包丁で腕を切り落とす!」とダンコ主張して
張のほうがそれを止める役だったはずが、
いつの間にか立場がヘンな方向に逆転して、決着…というのに
喜劇的な可笑しさはあるんだが…
なんか、観てる途中でこれは劉の罠で、趙をおびき出すために呼び出した?
とか、そんなことを気にしてしまったのだ。
それで、素直に会話劇として楽しめなかったというのは損だな。

・人生、何がどうなるかなんてわからないもんだな、という
結局、最後まで観終わって、そういうおかしな余韻がすっきりと残ったので、
これはこれで「あり」なんだろう。

 
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