雪山飛狐06

前回とか、若干辛めな感想を書いてはおりますが、
話の内容によってその辺のインプレッションはコロコロ変わりますので
作品の全体的な評価とはまだ結びついてはおりませんということを
予めご了承ください(-入-)


第六集 陰謀の命日

◎できごと

・南蘭は田帰農と駆け落ちした。
しかし田帰農はまだ密書を手に入れてはいない(現在の苗家の密書の所在は不明)。

・苗人鳳は娘・若蘭の懇願に負けて南蘭を探す旅に出た。

・胡一刀の命日に平阿四と胡斐は墓参りに行ったが
近くの町で閻基とニアミスし、慌てて逃げ出した。

・苗人鳳と若蘭も胡一刀の墓参りに来たついでに
平阿四&胡斐とニアミスした。

・苗人鳳が墓参りに行くことを見越した田帰農は
鉄花会を仕向けて苗人鳳を襲わせた。


------------------

◎かんそう

・とりあえず今回も突っ込みどころは山ほどあったわけだが、
最後になって、ようやく舞台の上の役者が増えて
話が広がりそうになったのが救いか。
だいぶドロドロと進んではいるのだけど、
こういう新展開のわくわく感は金庸ドラマだなと感じさせてくれる。

てなわけで以下順に…

+++++++++++++++++

・序盤
なんか前回の頃からうすうす感じていたが、
この女、アスペルガー症候群ですか?ってくらいに
わけのわからないテンションの動き方をする南蘭に相変わらずウンザリ。

・そして愛のために駆け落ち…みたいなドラマチックな演出をされている割に
実際は騙されているだけという馬鹿っぷりにガックリ。

・それをコッソリ盗み聞きしている(ことしか出来ない)苗人鳳は
アホというかヘタレというか…
(特に布団に包まってさめざめと泣いてるところは
M男の本領発揮ってな具合にワラエル 泣ける。)

・南蘭は基本的にちゃっかりした自己保身のためならひたすら頭のまわる女なので、
「大事なものはどこだ?」とヨダレたらしてる田帰農を
この女流に煙に巻いたのにはワロタ。
一瞬それでフリーズした田帰農にもワロタ。

+++++++++++++

・南蘭を探しに旅に出た父娘を見て↓

子連れ狼かよ!
てのは絶対みんな突っ込んでるよね(笑)


・で、一方の町で陶百歳を見かけた平阿四は

またのぞき見かよ!という…
(嗚呼、なんか懐かしいなこの突っ込み…)
危ないってわかってるんだから離れとけよな…
どーせオメー見るだけで何もしないんだしよー

・閻基に酒場で「ちょっと待て」と呼び止められて
律儀に止まってわざわざ振り向く平阿四の場面はコントにしか見えませんでした。
つーか、「待て」と言われて本当に待つ馬鹿がここにいた。
(最初からシカトして走って逃げろよなー)

・逃げ出した後に斐儿にビンタしてたが、
これ明らかに斐儿の身を案じたわけじゃなくて
自分が死ぬことをビビッてるだけな男・平阿四だよな。

++++++++++++++++

・胡大侠の墓参りはするんだけど、
この立派な墓を誰が作ったのかという点については考えない男・平阿四
すいません、なんか無駄に物語を混乱させてるだけのこの頭の悪い男が
最近見るだけで鬱陶しくなってきました。

・鉄花会と苗人鳳を対立させようとする田帰農は相変わらず自信満々なんだが、
つーか、このなすりつけの手口、昔と全く変わってねえな(笑)
以前それで失敗したのをぜんぜん懲りてないなコイツは…底が浅すぎる。

・でも苗人鳳は「頭脳は三歳の子供並み」というのは
的確すぎて全く否定できませんでした


-----------------

◎人物まとめ

・苗人鳳(びょう・じんほう)打遍天下無敵手
三歳児並みの頭脳の男。子連れ狼。生活力無し。基本的にM。
まあ悪い奴ではないんだが…
黄蓉みたいに「旦那にベタボレしてる頭の良い妻」がいれば
うまく行くのかも知れないな、この人みたいな場合って。
最後の場面の鉄花会との対峙では
久しぶりに切れ味が戻ってきたように感じられて良かったです。


・南蘭(なん・らん)苗人鳳の元妻
なんだかんだと言い訳しても、
結局子供捨てて逃げるという最低の行為をしてることには変わらんわけで。
「一緒にいても少しも楽しくなかった」とか言い切ったのもスゲエ。
なんかこういうパターンの女キャラは何人か見てきたが、
コイツの場合は全く同情する気持ちが湧いてこないというか、
ここまで良いところが一つもなかったというのはある意味凄いな。


・田帰農(でん・きのう)苗人鳳の義弟、天龍門の掌門
しめしめ、これで密書ゲット…と思っていたら
地雷を踏んでしまった男(笑)
そして上にも書いたけど同じパターンの底の浅い計画を
自信満々で何度も使いまわす男(笑)


・陶百歳(とう・ひゃくさい)田帰農の手下
田帰農の命を受けて鉄花会と苗人鳳の両方に攻撃を仕掛けていたらしい。
なんかコイツ程度の使い手に潰されるなんて
鉄花会の支部ってぜんぜん大したことないの?って気になるが。


・胡斐(こ・ひ)飛天狐狸・胡一刀の遺児
このお子様はやっぱりやんちゃで小生意気な様子がよく出ていて
なかなか好感が持てる。保護者はクソだが。
しかし注文の時「白酒」言ってたが、
子供がこんな飲んだら確実に急性アル中で死ぬと思います。


・平阿四(へい・あし)胡斐の保護者
趣味はのぞき見。でも何も行動はしない(笑)
基本的に自分にとって都合の良い情報しかinputされない素敵な脳味噌の持ち主。
コイツの中では「胡斐が生き延びて真っ当に育つこと」が目的ではなく、
「自分が胡大侠に責められないこと」が目的となっておりまして
そのための「胡斐を生き延びさせる」という手段であります。
もちろん本人にはその自覚はないようです(笑)


・閻基(えん・き)胡家刀法の使い手
タナボタゲットした胡家刀法のおかげで一山当てたらしく、
なにやら取り巻きの手下を連れてブイブイ言わしていた。
つーか名前名乗るまで普通にわかりませんでした。



→鉄花会の人たち

・文泰来(ぶん・たいらい)奔雷手

中の人はドラマ版「七剣」の元英であります。




・駱冰(らく・ひょう)鴛鴦刀

その相方。
再登場があるのかどうかは知らんが、
とにかくこの手の女キャラの顔は
まるっきり覚えられないので、
服でしっかり認識しておくことにしよう…


・無塵道長(むじん どうちょう)

「無量寿仏」てのは阿弥陀仏と一緒なのですが、
しかし道士なのになんで仏様なんだろう?



・常氏兄弟(じょうし きょうだい)西川双侠

しかしやっぱりこの人たちみんな道理はわかりそうな人物だし、
結局普通に「誤解が解けて仲直り」パターンで終わりそうだな。
田帰農もやはり真性のアホか。
(このおはなし、アホしかいないんでしょうか?)

 
武侠ドラマ / 雪山飛狐 | トラックバック(0) | コメント(11) | page top↑
<<雪山飛狐07 | ホーム | 雪山飛狐05>>
コメント
面白いですよ
確かに、ツッコミ所満載ですね。特に、3話で毒を剣に塗るシーンで阿四が盗み見る場面なんて無意味ですから。
それでも、僕は楽しめてます。話に整合性、因果性が明確に現れれば面白いのか?寧ろ”トンデモぶり“、「木を見ず森を見て」、アバウトな視点で面白がっています。
語弊がないよう、貴殿の鋭い鑑識眼からの、真摯なレビューも楽しみにしております。
by: 新龍 * 2008/09/19 21:00 * URL [ 編集] | page top↑
>新龍さん
>整合性、因果性が明確に現れれば面白いのか?
これは必ずしもそんなことはなくて、
こう、雑多な感じで色々な要素をぽんぽんばら撒いて物語が進むってのも
それはそれで楽しいというのはわかるんですよ。
ただ現状ではそれぞれのパーツを
今ひとつ(個人的に)面白いと感じられないという点が全てかなと思っています。
(もちろん作品世界にどの程度入り込めているかというのも関係していると思いますが)

結構、私は作品の内容そのものへの純粋な評価というよりも、
極私的な好き嫌いで感想を書いてしまうきらいがありますので、
その点を心得ておいていただけると幸いであります(^^;
by: Manbo * 2008/09/20 04:19 * URL [ 編集] | page top↑
ここはプラス思考で
この時点で正ヒーローである胡非と正ヒロインである若蘭が他のどのキャラクターより魅力的に描かれているというのは、なかなかありませんよ(^^;
近いうち、”とうさま”より若蘭のほうが頭良くなるに一票。
by: うちゃ * 2008/09/20 19:16 * URL [ 編集] | page top↑
>うちゃさん
>プラス思考
相対的にはその通りで、間違いではいないんですが…
何かが間違っているような気もするのですが、
たぶん気にしたら負けですね(笑)
やはり一応の主人公がまだ舞台に正式には上がっていないというのが
なんとかまだ希望になっているといったところでしょうか。
by: Manbo * 2008/09/20 19:43 * URL [ 編集] | page top↑
どうも
ご丁寧に。
おっしゃる部分も解ります。パーツは、次第に収斂していきます。ただ、その収斂先がお好みかどうかは・・・。
武侠迷の方々それぞれの「私的な感想」こそがレビューを読む楽しみでもあります。
鑑賞を止めず、雪山のレビューも続けて頂ければ有り難く思います。
by: 新龍 * 2008/09/20 19:48 * URL [ 編集] | page top↑
>新龍さん
途中で鑑賞を止めることは基本的にないと思います。
やっぱり一つの作品として、一度観始めた以上は
最後まで観ないで評価を下すというのはフェアじゃないですしね。
内力を消耗したら中断して休憩を挟むこともありますが(笑)、
「雪山飛狐」の場合は放映ペースに合わせて鑑賞を進めて行こうと思っておりますので、
それ(中断)もたぶんないと思います。
感想記事についても、それを書くのを止めてしまったら
そもそもこのblogの存在意義がなくなってしまいますので(^^;、
こちらも何か不慮の事故でもない限りは続くはずです。
というわけで今後ともぼちぼちお付き合いのほど、よろしくお願い致します(-入-)
by: Manbo * 2008/09/20 21:28 * URL [ 編集] | page top↑

やっとちょっと胡斐が出てきましたね〜。
前の5話では出番がなくてちょっと寂しかったんです…。「鉄花会」は原作では「紅花会」で『書剣恩仇録』の主要メンバーなんですが、以前観た『書剣〜』のドラマの紅花会員は呂良偉や趙文卓や呉越さんだったので、今回のメンバーを見て、随分画的にキレイになったなあ…と感慨もひとしおです(笑)
by: ふたば * 2008/09/20 23:21 * URL [ 編集] | page top↑
>ふたばさん
>胡斐
いちおう四話でも出番はありましたが…
(南蘭パパと手合わせする場面)

趙文卓の「書剣〜」というと「レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター」ですか。
あれは確か02年でしたっけ。
年数的にはそんなに前ってわけでもないんですが、
確かに2000年代前半から後半にかけて、だいぶ技術的には進歩した感がありますよね。
by: Manbo * 2008/09/21 03:10 * URL [ 編集] | page top↑

>趙文卓の「書剣〜」というと「レジェンド・オブ・フラッシュ・ファイター」
え〜と、この作品に趙文卓は出てましたが、清朝提督役側で、鉄花会側じゃなかったような…?

で、「レジェンド…」でも「紅花会」は「鉄花会」となってましたね。この「鉄花会」は何か元ネタがあるのでしょうかねぇ??不思議!

by: 阿吉 * 2008/09/21 21:33 * URL [ 編集] | page top↑
「紅花会」訂正〜〜!
スミマセン!(^^;
「レジェンド…」で「紅花会」は「鉄花会」となってた、って言いましたが、大間違い!
エンディングロールの所で、巻物が出て、そこが「天地会」ってなってました!
ドラマ中では多分「紅花会」って言ってたと思うのですが。
以前「レジェンド…」の記事をMarioさんがアップされてた時に、この事書いてたのを思い出し、さっきMarioさんとこに自分がなんて書いたか見に行ってきました(^^;不好意思!
by: 阿吉 * 2008/09/22 19:08 * URL [ 編集] | page top↑
>阿吉さん
ふむ??
よくわかりませんが、とりあえず没関係と言っておきます@@
確か「七剣」でも原作は「天地会」が「紅槍会」になってましたっけ。
何か大人の事情があるんでしょうか。
by: Manbo * 2008/09/23 02:22 * URL [ 編集] | page top↑

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://khazad2.blog98.fc2.com/tb.php/633-71a2cd35
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

プロフィール

Manbo

Author:Manbo
主に武侠ドラマ/古装ドラマの感想ブログです。
---------------------------

「ツンデレ美少女」と「ツンデレ頑固親爺(髭あり)」では割と迷わずに後者を選ぶような人間です。頭を使うのはとても苦手なので思ったことをそのまま書き散らしているようなことが多いです。
古い記事でもコメントなどおきがるにいただけるととても喜びます

現在鑑賞中

→大唐游侠伝


→《放置中》海神
→《放置中》馬鳴風蕭蕭 (中文版)

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

雑記帳

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブログ内検索

リンク

RSSフィード