・音楽笑傲江湖という楽曲がひとつのテーマとして用いられているということもあり
音楽に関してはかなり良かったと思う。
戦闘の時の音楽がちょっとダンバインっぽかったが(笑)、燃えた。
「射雕英雄伝」はエピック然とした壮大なものが多かったが、
こちらはこちらでまたいかにも江湖を舞台とした武侠ものといった雰囲気が抜群であった。
聞いた話だと「天龍八部」はだいぶ音楽の使いまわしが多いらしいので
この先はあまり期待はしないほうが良さそうだな@@
・アクション「射雕〜」が全体的に徒手格闘が多かったのに比べると
本格的な江湖モノということで剣劇が多かった印象だ。
そのおかげで殺陣では常に一定の緊張感をもって見られたのはgood。
まあそれでも後半に入ってくると
「またこいつ出てきたよ、あの時とっとと殺しておけばよかったのに」
というパターンが増えてくるのは仕方ないが…
あと全体として最後のほうまで強さのバランスがそれほど崩壊してはおらず
パワーインフレが少なかったおかげで
誰が戦ってもそれなりに見ごたえのあるものだったというのも良いね。
まあこれはそのためにだいぶ長いこと主人公の能力を制限していたってのもあるので
痛し痒しなところではあるのだが…
・キャラクター武侠ものの命といえば強烈な個性をもったキャラクター
その観点から見るとどうかというと百点満点はちょっとあげられませんが、
しかし魅力的な人が多かったことはまぎれもない事実だ。
いくつもサブエピソードを作れそうな人たちがいながらも
それらを全部怒涛の如くにスルーして突き進んでいくという展開は
やはりぜいたくな楽しみだと言えよう。
「射雕〜」のほうはすてきな親父がたくさん出ましたが、
「笑傲江湖」はすてきなじいさまがたくさん出たので
その点でも私はとても幸せであった(笑)
ただちょっとキャラクターの運用の仕方が
こなれていないように感じる点もいくらかはあったが
それはまあ近年の金庸ドラマシリーズのはじめての作品だから、
ということで大目に見ておくか。
・ストーリー武侠もののストーリーなんてただの飾りですよ、えらい人には(以下略
という説もありますが(笑)
とりあえずどうだったかといいますと
まあ続きが気になって止められなくなったという程度には楽しめました。
(などともったいぶった書き方をしていますが、要はとても楽しかったということです。)
ちょっと前半〜中盤までのグダグダやイライラはありましたが…
あとさんざん各話感想で書きましたが
本当に最後のほうになるまで令狐冲が崋山派を吹っ切れないってのがね…
正派と魔教、正しいとは何なのか
江湖の掟とは何なのか、それを決めるのは誰なのか
幸せに生きるとはどういうことなのか…
といったよーなテーマ自体は好みなのですが
ちょいとバランス配分が悪かったかなーという気はしなくもないです。
最初の笑傲江湖演奏の辺りでは本当に興奮したんですけどね。
全体の枠組みが見えてから、その後なかなか話が進まなくなったなと感じました。
この辺は個人的な好みの問題でもありますが、
私はこれでもかとばかりに出し惜しみせずに展開が進んだ「射雕〜」のほうが楽しかったかな。
「次に何が来るかわからないワクワク感」よりも
「やることわかってるんだから早く先へ進もうぜ」と感じたらダメよね。
まあこれはちと言いすぎですが、
もうちょい価値観の対立や新たな創造というのを
主人公の令狐冲がしっかりやってくれたらよかったなと思う。