雪山飛狐03

プロローグ終わって、ここまででは40点ってとこでしょうか。


第三集 決着、そして始まり
◎できごと

・五日間戦い続けて仲良くなった苗人鳳と胡一刀だったが
田帰農の策略によって胡一刀が毒に中り、死亡した。

・胡一刀の妻も田帰農に殺害され、
その遺児は身分を隠すために胡非改め胡斐と名付けられ
平阿四に託された。

・苗人鳳は胡非を探し出し、田帰農と官軍に復讐を誓った。

・状況を勘違いした平阿四は苗人鳳が黒幕だと思い込んで復讐を誓った。


------------------

◎かんそう

・うわ〜…
なんか最後、終わって「まじですか?」と言いたくなってしまいました。
案の定というか、悪い意味で予感が当たってしまったというか。
こうして誤解が呼ぶ復讐劇が…てな展開ですか。
軽くウンザリしてきました。

・って、まあまだほんの三集目ですから、結論を出すには早いんですが(^^;
でも誤解パターンって話の膨らませ方が結局限られちゃうからなぁ。
あとはどんだけ見せ方と、そこにたどりつくまでの筋と、そこから先を
面白く描いてくれるかってことなんですが…

+++++++++++++++

・なんでこんなに反発を感じちゃうのかっていうと、
やっぱ見せ方が悪いと思うんですよね。
最初から「誤解が生じる」結末に向けて動いてるというのが
わかりすぎるくらいに不自然な点が多いというか。
前回の「大事な手紙をなぜか自分で手渡さずに人づてに
(出会って間もない獣医に)渡そうとする」とか、
「それをこっそり見てたのに報告しない平阿四とか、
その後、改めて打ち解けたのに手紙の件を言及しない点とか、
剣にこっそり毒を塗ってるのを見たのにそれを報告しない平阿四とか。

・手紙の件はまだ置いておくとしても、
毒らしきものを恩がある胡一刀の相手である苗人鳳の剣に塗ってたっぽいというのは
明らかなわけで。
そのことを胡一刀に警告しないってのはどう考えても不自然だ。

・そもそもこの高手二人が自分たちの大事な得物を
一晩ほっぽりっぱなしというのが不自然だ。
(まあこれに関しては二人ともそれだけくつろいでたってことなのかも知れんが。)

・そしてきわめつけは最後の平阿四だ。
ああいう誤解の仕方は明らかにヘンだ。
苗人鳳が田帰農たちと仲違いして宿を追い出してるのを見ておいて、
二人が仲良く一緒にやってるのを見ておいて、
で、悪い奴だったとわかった獣医が毒を塗ってたのを見ておいて、
それがなんでああいう結論に結びつくんだろう??
(逆に、その辺もぜんぶ苗人鳳の計略だった、とか、無駄に勘繰ったのか?)

・まあおはなしの中で決定事項になってしまっている以上は
文句を言ったところで仕方がないんだが、
まとめると、
もともとこういう誤解で話を膨らませるというやり方は好きではないというのもあるし、
やるならやるで、もうちょい納得の行く形で(これは仕方ないよねと思ってしまうように)
見せて欲しかったということが言いたかったのです。

++++++++++++++++++

・他にツッコミどころとしては、
→宿で殺されたはずなのに苗人鳳に発見されたのはなぜか雪原な胡一刀の奥さん
謎だ。
しかも苗人鳳、奥さんの遺体をほっぽってどっか行っちゃったのには笑った。
(まあ後で戻ってきて埋葬したんだろうけど。)

→片腕切り落とされた上に崖から落ちて生きてる平阿四
まず腕切られた時点で出血が洒落にならんはずだし
(武功ぜんぜんないんだし)、
あと人は崖から落ちたら普通は死にます。
この辺はいかにも武侠ものというか、
逆に、武侠世界の常識では崖から落ちても人は死なないんだな。まあ今さらだが。

→毒に中った人、黒くなりすぎ
まあ映像はイメージです、の世界だな。


-----------------

◎人物まとめ

・胡一刀(こ・いっとう)飛天狐狸
苗人鳳が身の上話をしている時は
特に気のなさそうにガツガツ飯食ってるくせに
ちゃっかり徹夜強行軍で仇討ちプレゼント☆という
いかにもこの人らしいというか、
こういうまっすぐな人だったということなんだろう。
でもわざわざ足場の不安定なつり橋を戦いの場に選ぶのは
褒め言葉的な意味で馬鹿だと思う。
どうせ結局その後上に上がるんだし。


・胡一刀の妻胡一刀の妻
ダンナが朴訥なぶん、この人がフォローするという感じか。
あれだけ表向きは意気投合してるっぽい割に
苗人鳳を信用していないとか裏で言ってたところは「?」だったが、
手紙の件があったかと思い出して納得した。
でも、逆にあれだけ打ち解けてるにも関わらず
手紙の件について、一緒に食事してる場面なんかで言及しないのは
やっぱり上にも書いたけどとても不自然だ。


・苗人鳳(びょう・じんほう)打遍天下無敵手
いろいろあって、なんだかとても面倒なことになってしまった。
こうなるとあとはこの件の決着が最後にどうなるのかというのが問題なんだが、
なんかこのぶんではぜんぜん期待しないほうが良さそうだ。


・田帰農(でん・きのう)苗人鳳の義弟
もう情状酌量の余地なしだな。
(もうちょい引いた視点で見ると、さすがに奥さん殺す時には
「これやったら後には引けん」ってな感じの表情か?)


・陶百歳(とう・ひゃくさい)田帰農の手下
田帰農のあまりのアレっぷりにドン引きしてるかのようにも見えたんだが、
たぶん気のせいだった。


・平阿四(へい・あし)雪留人客桟の下働き
だからなんでコイツは報告をしな(以下略


・閻基(えん・き)獣医
胡家刀法の秘笈の破れた1ページだけパクッて逃走?
この後物語にまた登場するのかどうかは謎だ。

 
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コメント

>こうして誤解が呼ぶ復讐劇が
そうか、これ復讐劇でしたね…
というくらい、忘れてました(^^;
(スミマセン、結構終わり近くまで鑑賞済みです)

平阿四、言われてみれば、結構誤解の塊ですね〜(^^;見ているように見えて、実は見てない、聞いてない、という設定っぽいですね。苗人鳳、胡一刀の奥さんからも「心の中ではどう考えてるか解らない」って言われてましたね。感情を表に出さない人というのも考えものです。胡一刀だけはちゃんと理解してたようですが(爆)

>武侠世界の常識では崖から落ちても人は死なない
ハイ!死なないのです!崖くらいでは。
by: 阿吉 * 2008/09/13 00:45 * URL [ 編集] | page top↑
>阿吉さん
>これ復讐劇でしたね
わ、忘れちゃうんですか(^^;
期待していいのか、不安になるべきなのか…@@

>見ているように見えて、実は見てない、聞いてない
なんかこう、中途半端にのぞき見してる、盗み聞きしてる描写なので、
何にもそれに対するリアクションがないんですよね。
それがだんだん苛々してきたというか…(^^;

>崖くらいでは
武侠もののおかしい点として、「人が空を跳ぶ」ことよりも、
むしろ「崖から落ちても死なない」ことのほうを問題にするべきではないかと
最近深刻に思い始めています。
by: Manbo * 2008/09/13 03:36 * URL [ 編集] | page top↑
確かに
平阿四の最後のあのセリフには、ええ〜って感じでした。
この辺の話のこじれ方が強引なのを除けば、結構楽しめたんですけどね。

戦えば戦うほど、どんどん仲良しになっていく胡一刀と苗人鳳と、それを遠くから眺めて歯がみしている田帰農とか、なんか特殊な見方をしてしまいそうになりました(笑)
by: うちゃ * 2008/09/13 20:58 * URL [ 編集] | page top↑
>うちゃさん
ここまではっきりと「誤解です!」ってのを提示しちゃうのも、一長一短だな〜と(^^;
割と、観てる側としては苗人鳳のほうに感情移入をしているので
こじれ方のイヤさに拍車がかかっちゃうんですよね…。

>なんか特殊な見方をしてしまいそうに
@@
by: Manbo * 2008/09/13 21:54 * URL [ 編集] | page top↑

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