荊軻傅奇21

これで残すところあと三枚となったわけだが…
「まだ三枚もあるのか(^^;」という気持ちになるのなんでだろう。


第二十一集 狭まる包囲
◎できごと

・太子の身代わりの死体(田猛)はあっさりと秦王に見破られ
国境は厳戒態勢となったので
太子丹一行は立ち往生となった。

・蒙嫣は暴走してたびたび樊於期にアプローチをしかけ
しまいには国境警備中の樊於期の検問にとっ捕まったが、
その機会を逆手に取って陣中に居座ることに成功した。


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◎かんそう

・たまには「面白かった!」という書き出しで始めたいんだが、
やっぱり今回も「う〜ん…(^^;」という
ビミョーな首ひねりから入らざるを得ないのであった(^^;

・「ボンクラ太子の成長劇」という題材自体はよくある話だし、
私としてもそういうのは嫌いではないというか、むしろ好きなんだが。

・しかし、この場合、問題は「すでに先を知ってしまっている」ということなんだよな。
先がどうなるかわかっていなければ、
いまのボンクラ状態も、将来的に大成するということに向けての「タメ」として理解できるし、
そういう視点で観れば別段なにも問題はない(必要な通過儀礼として)のだが、

・問題なのは、「そんなことあるわけない」と決まってしまっているというか、
わかってしまっている、というところにあるわけで。
そうなると、今のこの本来なら「タメ」となるはずの状態が
なんとも徒労に感じるというか、
「無駄なものを延々と見せられている」ように感じてしまうというか。
観ていて「あー…」と苦笑いしか出てこないんだよね(^^;

・ほとんど何も知らない、まっさらな状態で、このおはなしを観ていたら、
また感想も違ったものになっただろうとは思うんだが… うーむ(^^;
かえすがえすも、題材が悪かったってことか。



◎人物まとめ

・荊軻(けい・か)…刺客廃業予定
これはアレか、またもや荊軻が樊於期の足を引っ張ってダメになるパターンか。
ほんと、ここまで主人公がやることなすこと邪魔だと感じるおはなしって
なかなか他にないんじゃないか?(笑)
これは意図してのことなのか、
それともなまじ樊於期を有能に描いてしまっているだけに
結果としてそのツケがここに出てきてしまっているのか…


・太子丹(たいし・たん)…燕の太子
だいたい上に書いたことそのまんまだな(^^;
燕丹という人自体が悪いというわけじゃなくて、
むしろその程度の人物をクローズアップしようとしてしまう
このドラマの構成自体のほうが悪い、という問題だ。


・田光(でん・こう)…刺客
このおっさんは…(^^;
なんかまた突っ込みどころ満載というか、
とりあえず「どうせあっさりバレるんだから
偽の死体なんかいらなかったじゃん」というのがまず第一か(^^;
まあ、それだけ秦王を見くびっていたということなのかも知れんが…
あとさんざん今まで情を捨てろとかアレコレ言ってたくせに
何いまさら泣いとんねん、ということも言いたい。
やっぱアレだな、ぶっちゃけて言うと、正直、あんまり中の人に魅力がないというか(^^;
(言ってしまった)
この人って、見てて楽しくないんだよな〜。


・樊於期(はん・おき)…秦の将軍
で、こちらはまたもや足を引っ張られるパターン、と。
やはりこんだけスペック高いように描いてしまうと、
それを邪魔する荊軻ってのがどう考えても邪魔に見えてしまうよ。


・蒙嫣(もう・えん)…蒙武の娘
どうも私は子供ってあまり好きじゃないみたいだ。
なので、こういう頭の悪い女もあまり好きにはなれませんでした(笑)
自分の立場とか身分、自分の行動が周りにどういう影響を及ぼすかという点に
全く頭の回らない人って、好きになれんのですよ。
(どういう影響を及ぼすかを、少しは考えた上で、あえて行動する、というのなら、
それはそれでありだと思うのですが、
そもそも全く考えないのはダメじゃないの?ということです。)
まあ、これはこの先に向けての「タメ」とも考えられるので、
そういう点では太子丹まわりなんかよりはずっとマシなんだが。


・蒙武(もう・ぶ)…秦の将軍
今回のおしおきは至極真っ当というか、
下手したらほんとにお家取り潰しを食らっててもおかしくなかったわけで、
この人が怒るのも仕方のないことだと言える(^^;
しつけをするならもっと小さいうちからちゃんとやっておくべきだったってことか。
しかしそれはそれとして、
なんだかんだで娘が樊於期と親密度を深めるチャンスが到来したと思ったら
それはそれで結果オーライ的に食事当番に残らせてしまうあたり、
なんつーか、そういう柔軟さは好きです(笑)

 
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