荊軻傅奇19

ぼちぼち充電期間も終わったので、鑑賞再開と行きますか。
「荊軻傅奇」、残り14集であります。


第十九集 秦の躍進
◎できごと

・呂不韋が退場した。

・樊於期はあっさり韓を破って帰国したんだけど
連れ帰った捕虜はこっそり大王の命で皆殺しにされてしまった。

・人質として咸陽で暮らす燕の太子丹は軟禁状態で鬱々としていたんだけど
隣の遊郭・仙客居の遊女である依依にホレた。

・樊於期は将軍の蒙武から娘の蒙嫣との縁談をもちかけられたが
とりあえず拒否した。


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◎かんそう

・てなわけでひさしぶりの鑑賞となった。
なんか前半、なんのひねりもなく、
普通に「予定通り」に呂不韋が毒杯をあおってちんでしまった場面あたりまで観て
いったい自分がこのドラマを観ているのってなんのためだったっけ?
と危険な疑問を抱いてしまったのだが
(「予定通りのことを予定通りにやるだけ」なら、
何のために敢えて観ているのか、という疑問ね)、

・考えてみたら、別にいまさら先を急ぐ必要もなく。
四十五分が終わるころには、
のんびりとそのまま観ていけば良いのかなという気になってきた。
「はやく決まっている筋を消化して、先を観たい」と考えてしまうと
このやたら長い間の取り方や無駄とも思える尺の使い方が
まだるっこしくなってしまうが、
そうではなく、要するに、その場その場で目の前で繰り広げられる出来事、
情景を楽しんでいく、というのが、
こういった古装の正しい見方なんだろう。
そうでなけりゃ、わざわざすでに知っている話の筋を改めて映像化する意味なんてないしね。

・まあ、それにしても、
こうして退場間近になったらあっさりと呂不韋がいい人になってて、
嬴政があまりにもアフォすぎるというか小物にしか見えんというのは
(こっそり捕虜虐殺とか、太子丹に嫌がらせとか、ほんともうアホかと、バカかと)
もうちょっとなんとかして欲しいと思わんでもないが(^^;
あと李斯が徹底して嫌な奴ってのもね(^^;
それとも、逆に李斯って将来を考えるとこれくらい厭味な奴として描かれるのが普通で、
味方サイドの良識派だった「尋秦記」がむしろ特殊なほうだったのかな?


◎人物まとめ

・樊於期(はん・おき)…秦の将軍
そうそう、このドラマの主役はこいつだったよね。
え? 荊軻? 誰ですか?


・呂不韋(りょ・ふい)…秦の丞相
う〜ん、なんだかなぁ(^^;
まあ、本題ではないのだから、これくらいの扱いで別に問題はないのかも知れんが。
しかし大王も、結局泣くなら最初からそんな命令出すなよ、と
突っ込みたくはなってしまうのであった(^^;


・嬴政(えい・せい)…秦の大王
仮にも歴史上初めて天下統一を成し遂げた人のはずなのに、
一挙手一投足から漂うこの小物臭さは何?(^^;
毒ガスシューシューで殺してるのは逆らった魏の捕虜かと思ったら
結局韓の捕虜も殺すのかよ!という、
なんというか、突っ込みどころ満載というか…
李斯やらなにやらの描かれ方を観てると、
このドラマは基本的に、劇中で実際には描かれないであろう「先の出来事」に
ある程度支点を置いていろいろな人物や物事を描写しているようだから、
そういう点で見ればある程度、コイツがボンクラなのも
わからんでもないという感じではあるのだが…
それにしても、もうちょっと、ねえ?(^^;


・太子丹(たいし・たん)…燕の太子
咸陽に軟禁状態の燕の人質。
臥薪嘗胆を狙うならうんこ食べるくらいの根性は見せろ!というか、
そこまではいかんでも
「遊び人のフリして油断をさそう」くらいのことは
すでにコイツよりずっと昔の人間でもやってるんだが、
その程度のことも割り切って出来ないという時点で
スデに底は見えている。
ま、しかし実際、コイツの器としてはそれくらいで正解なので
この何とも煮え切らん人物描写も間違いではないんだろう。



・太子丹の管家(たいし・たん の かんか)…太子丹の管家
とりたててクローズアップするほどの人物ではないのだが、
しかし問題はそこではなく、中の人だ。
あんたの顔、このドラマの中ですでに何度も見てる気が…(爆)
確か一番古いところでは
最初の野盗の親分もこいつじゃなかったか?(笑)
小滬のいた妓楼の門番もこいつだった気がするし…
アレか、「東周列国戦国篇」でいうところの
徐福来さんみたいなもんか。



・依依(いい)…仙客居の遊女
この売女、よくもうちの亭主をたぶらかしたわね!と
オバチャン連中にリンチされるようすは
映画「マレーナ」を思い出して軽く鬱になった。
いつの世もオバチャンという生き物は
百害あって一利なしだな(全世界のオバチャンを敵に回す発言)。



・蒙武(もう・ぶ)…秦の将軍
樊於期の将来性を見込んで娘を嫁がせようとしている人。
なんだかアフォ嬴政やらイヤミ李斯やらで
王宮がイヤ〜な感じになっている中で、
竹を割ったような性格の武官といったこのオッサンは
やっぱり何というか、安心ができるな。
「親バカではないが」と言いつつ
咸陽一かわいいなどと親バカっぷりを披露しているのも良い(笑)



・蒙嫣(もう・えん)…蒙武の娘
で、その娘。
これはよい狄三娘ですね(中の人ネタ)。
これまた割と良い感じの性格をした娘さんのようですが、
男にしか興味のない樊於期(←まちがい)には
あっさりと縁談を蹴られてしまう。



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