八大豪侠13

これで第二部・神火飛鴉編が終了。
6話ちょっとの尺で1シリーズが終わり、次の事件に…
というペースだということがわかった。
やっぱり個々のキャラがしっかりと立っているということもあって、
今のところはほとんど文句なしに面白いぞ。


第十三集 去る二人
◎できごと

1、単身、大理寺へやって来た風一陣は
彼の後を追ってきた楽千千の助けによって潜入には成功した。
しかし扁素問に変装した狄三娘によってあっさりと騙され、
捕らわれて平常の監禁されている牢に入れられた。

2、平常を取り込みたいと考えている狄三娘は
それまでにも秦檜や他の者に変装して平常を篭絡しようと試みていたのだった。
目を覚ました風一陣は平常に謝罪し、そして彼の口から父の死についての真相を聞く。
平常のかつての想い人・怜花は風申豹と不倫をする仲であり、
彼女が風申豹に協力して平常を嵌めたのだ。
以来、平常は人を信じるべからずという自らへの戒めとして
風申豹が作らせた仕込み付きの剣を携えていたのだった。

3、神火飛鴉の図面の完成を強いられていた頼三(見た目は諸葛超明)だが、
もちろん彼に描けるはずはない。
痺れを切らした秦檜は血蝙蝠を更迭し、代わりに狄三娘を任に就ける事にした。
追い詰められた血蝙蝠は頼三(見た目は諸葛超明)に迫るが、
狄三娘が彼を始末した。
狄三娘はすでに「見た目は諸葛超明」が頼三だと知っていたのだ。
そこへ、諸葛超明(見た目は頼三)が出頭してきて、神火飛鴉の図面を狄三娘に提出した。
狄三娘はさっそく神火飛鴉の作成を命じ、図面が本物であれば
夫妻の命は保証すると約束した。

4、頼三、平常、風一陣のいる牢に諸葛超明も入れられたが、
それは扁素問の変装だった。
武功の使い手は歩き方で変装が見破られる恐れがあるため
扁素問がこの潜入作戦に充てられたのだ。
彼女によって平常と風一陣は解毒され、
さらに火薬量を偽った図面によって完成した神火飛鴉は暴走した。
爆発を合図に關玉樓、鳳来儀、楽千千が外から侵入。
さらに内側からは平常らが脱出し、秦檜を追い詰めた。
しかしそこへ白装束の凄腕の使い手が割って入り、秦檜と狄三娘は脱出した。

5、こうして無事、豪侠は捕虜の救出に成功し、任務は終了した。
頼三&諸葛超明夫妻は改めて整形術を受け、密かに去って行った。
風一陣の母は復讐を果たせないことを知って正気を失い、道端で行き倒れた。
扁素問が彼女を助け、父に扮した風一陣の芝居によって
一時はその復讐心も取り除かれたかに思われたのだが、
些細な手落ちによって、結果的に彼女の歪んだ憎しみはさらに高められることとなった。
とある酒場で、殺し屋の集まる絶情山荘なる場所の存在を知った彼女は
その淀んだ瞳を光らせた…


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◎かんそう

・というわけで、第二部・神火飛鴉編はこれにて終了〜。
だいたいこれくらいのボリュームで一つのシリーズが終わるわけだな。
今回は、結構早くに神火飛鴉や諸葛超明が手に入ってしまったことによって
前シリーズのようなラストへ向けての段階的な盛り上がりというのはなかったけど、
これはこれで楽しかった。

・振り返ってみれば、本筋である神火飛鴉の秘密のほかにも
關玉樓、楽千千の登場
黒幕・秦檜とその養女・狄三娘の登場
風一陣の歪んだ家庭環境
風一陣と平常の信頼度アップ
平常と鳳来儀の親密度アップ
平常を狙う狄三娘
新たな敵・白装束の高手の顔見せ(前回、名前が出てた達人のうちの一人か)
と、いろいろ盛りだくさんだったな。
特に關玉樓は、このシリーズが初登場とは
今となってはぜんぜん実感がないくらいに、強烈にキャラが立った(笑)
次シリーズでは誰で回していくのか、今から楽しみだな。

・改めて振り返ってみると、今回は一陣が一番掘り下げられた感じか。
というより実際、第一部・紅花盗編では
ほとんど家麒のオマケ的な扱いだったからな。
ある意味、今回のシリーズ開始時点ではほとんどまっさらな状態だったわけで。
…まあ、終わってみれば、なんか思慮が足りないところばかりが
目立ってしまったような感もあるけど(^^;
でも、逆に一陣がそこまで器用に出来てしまったら
他の人がフォローする余地がなくなってしまうってことで
これはこれでアリ…なのかな(^^;


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◎人物まとめ

・風一陣(ふう・いちじん)
うかつだよ、うかつすぎだよあんた(^^;
手の傷とか、もうちょっと気を使いましょうよ(^^;
牢獄潜入の際も真っ向から突撃しようとしたり、
案外、直情的な分、頭は働かない子なのかも知れん。
平常の件についてもあの暴走っぷりだったしな。
その辺を千千とかがフォローしてくれると
良い感じで回るんだけどね。
しかしなんか素問姑娘との絡みが多いんだけど、
この二人の間にフラグが存在してるんだろうか?
微妙に祝福しづらいカップルなんですが…(^^;

それにしても、キチガイババがあんまりにもあんまりなので
結構このドラマにしては珍しく、その部分は見ていて苦痛であった。
こんなキチガイはサクっと見捨ててしまえばいいんだが、
そういうわけにも行かずに一陣がうじうじと悩むというのが
また見ていてつらいな。
てっきり素問姑娘が毒で適当に記憶を消したりして〆るのかなーとも思ったんだけど、
結果は次シリーズへの引きを作る役割となったのであった。
まあ早いとこ退場して欲しいんだが(^^;


・關玉樓(かん・ぎょくろう)…閻鐵心の師兄
今回は最後の大暴れだけが出番であった。
しかしはたして平常とこのオッサン、どっちが強いのかはわからんが、
最後の白装束相手にはやや押されていたな。
敵側にストレートに強いまともな使い手が出てくるというのは、
やはりこの先の展開に期待が持てる。
閻大哥のほうが玉樓に比べると内功は強いように見えるけど、はたしてどうなんだろう。
あと閻大哥といえば
今回の任務達成の時点で顔合わせがあると思ったんだが、まだだったな。
その辺は次に期待か。


・平常(へい・じょう)
平常大哥も今シリーズでだいぶ掘り下げられたと言って良いだろう。
良くも悪くも、第一部はキャラクターの登場編みたいなもんだったからな。
尺の大部分を使った家麒は退場しちゃったし(^^;
「若かったあの頃」が今回明らかになった。
そしてどうやら「剣術を目の前で教えてみせた」とかいうのは
やっぱりまるっとあのババアの嘘だったということが
改めて明らかになった。ほんと、しょーもない因業ババアだ。
そして、平常大哥的には、むしろ今回語られた
恋人が勝手に剣術書を相手の男に見せていた、というほうが
ダメージが大きかったのだなと変に納得もしてしまった。

しかし、トチ狂った一陣を相手にしても
ちっとも腹も立てていないあたり
何気にこの人、とんでもない度量の広い好漢だったんだな。
今回の一陣に対する「待つことが最善」の教示なんかを聞いてると
後の退場フラグなのかと不安になってしまうが…


・楽千千(らく・せんせん)…頼三の従妹
たぶん、一陣的には
あんまり千千を恋愛対象としては見ていないような気が…(^^;
前回は刃がウネウネと曲がった剣を使っていたが、
今回の潜入作戦時には取り回しの良いクナイを使っていた。
やっぱり武功が全くないわけではないのね。
名無しの雑魚兵士なら問題なく倒せるレベルってことか。


・扁素問(へん・そもん)
素問姑娘は基本的に腹黒なんだが、
それでもお医者様モードになると
途端に癒しオーラを放っているというのは
なんというか、反則だ(笑)
今回は武功がないからこその活躍というのもあり、
なかなかプロットがよく考えられているなーと感心である。
敵地で速攻解毒治療可能とかいって、
割と反則的に便利な能力だよな。
今回の一番最後にやったポカミスといい
観ているこちらとしてはいまひとつ一陣への好感度が高くないので、
素問姑娘が奴とくっつくようなルートは
出来れば回避していただきたいところだ。



・頼三&諸葛超明(らい・さん / しょかつ・ちょうめい)
いろいろお騒がせなこの人たち
まあ、とりあえずお幸せにどうぞ、って感じでしょうか。
血蝙蝠にやられそうになるシーンは爆笑でしたが。
そして、一番最後に敢えて観ているこちらにも顔を明かさないというのは、
またニクイ演出だ。


・秦檜(しん・かい)…南宋の宰相
この前、出てきた息子さんの秦憙は養子で
妻の甥だということがわかった。
(そういや以前、血蝙蝠がなんかそれっぽいことを言ってた気もする。)
前回の感じからしたら、このシリーズで下手をしたら退場なのか?
という不安もあったのだが、
とりあえずは逃げおおせたようだ。
どちらにしても、最終ボスにはならなさそうだけど。
やっぱ冷酷だし、悪人だし、とんでもない奴ではあるんだけど、
今のところ味方サイドに直接的な被害が出てないってこともあって
この爺は憎まれ役というよりは、どこか愛嬌のある敵役というか。
まあ、単に爺だから評価が甘くなってるだけか(笑)


・狄三娘(てき・さんじょう)…秦檜の養女
失敗続きで義父に切られちゃうかと思ったんだが
相対的に血蝙蝠のほうがダメダメだったため
とりあえずそのまま続投のようだ。
変装スキルはなんだかんだでかなり有用ではあるしな。
ちょっとX-MENのミスティーク思い出した。
それにしても平常大哥への片思いは通じる日は来るのだろうか?

 
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コメント

謹啓。
今からこのようなことをうかがうのも何ですが、「八大豪侠」を見終えられた後は、どのようになさるご予定なのでしょうか。やはり「荊軻伝奇」に戻られるのでしょうか。ただこのご様子ですと、これほどの作品を見て、またあれに戻るのか、という気分になられるのではないかとも思えます。小生は「八大豪侠」はまだ見ていないのですが、管理人さまのレビューでその面白さがひしひしと伝わって参ります。
もし「八大豪侠」を見終えられて、もう少し置いてから「荊軻」に戻ろう、と思われた時は、是非「楊家将」をよろしくお願い致します。静香再拝。
by: 静香山人 * 2008/05/03 21:45 * URL [ 編集] | page top↑
>静香山人さん
その時の気分次第ですが、いちおう今のところは
「八大豪侠」→「荊軻傅奇」後半→「楊家将」
という感じで考えております。

ひとつには、「八大豪侠」は面白いことは面白いのですが、
タイプ的にやはり「荊軻傅奇」とは全然違ったベクトルですので、
ある種の気分転換的に、今回、鑑賞を中断した次第なのです。

そしてもうひとつには、「荊軻傅奇」は全32集と比較的短く、
現在の段階ですでに半分以上を消化しておりますので
残りを片付けるだけなら(片付けるって言い方もアレですが^^;)
たぶんそれほど時間はかからないということ、

それから、やっぱり一度長期にわたって中断してしまうと
内容も記憶が薄れて行きますし、モチベーション的にも経時的に低下していくであろうこと、
そうなると、そのまま途中で投げ出してしまう可能性もあるのですが、
やはりひとつの作品として評価をするには、全編鑑賞することが
最低限の礼儀ではないかと考えること

この辺りの理由があります。静香山人さんにオススメされ、
おかげさまで「楊家将」のほうもだいぶ期待が高まってまいりましたが、
いましばらくお待ちいただければと思います。
(と、長々と述べておきながら、
案外その時の気分でコロリと次に行ってしまう可能性もあるので
何ともはっきりとしたことは言えないのですが^^;)
by: Manbo * 2008/05/03 22:29 * URL [ 編集] | page top↑

どうも「早く見ろ、みろ」と急き立てているようで、申し訳ございません。お時間がございましたときにご覧頂ければと存じます。
by: 静香山人 * 2008/05/03 22:51 * URL [ 編集] | page top↑
>静香山人さん
いえいえ、とんでもないです。
「楊家将」がそれだけ面白いとわかって、期待が高まりました(^^)
by: Manbo * 2008/05/03 23:45 * URL [ 編集] | page top↑

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主に武侠ドラマ/古装ドラマの感想ブログです。
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「ツンデレ美少女」と「ツンデレ頑固親爺(髭あり)」では割と迷わずに後者を選ぶような人間です。頭を使うのはとても苦手なので思ったことをそのまま書き散らしているようなことが多いです。
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現在鑑賞中

→大唐游侠伝


→《放置中》海神
→《放置中》馬鳴風蕭蕭 (中文版)

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