◎できごと1、紅花盗の襲撃を受け、謝家麒は閻府の地下金庫へ逃げ込む。
そこには鳳来儀と平常が待ち構えており、二人がかりで紅花盗は制圧された。
謝家麒の手紙を見た東郭仁と風一陣も駆けつけ、
そして謝家麒の口から事件の真相が語られる。
真犯人、紅花盗の正体は、襲撃事件の際に紅花盗に殺されたはずの楊晨だったのだ。
金庫の壁の裏に黄金を隠した彼は、似た背格好の遺体を燃やして死を偽装し、
その後、物乞いに扮して一行のすぐ近くに潜みながら次々と証拠を消していたのだった。
2、そこへ湘湘と閻鐵心も姿を現す。
今回の一件は、紅花盗の狙いが自分に罪を着せることだと早期に察知した閻鐵心が、
素人である謝家麒らを使うことによってあえてこちらの動きを紅花盗に知らせ、
最終的にこうしておびき出すという計画だったのだ。
楊晨は自分はただ愛されたかっただけだと言い残し、閻鐵心と湘湘に謝った後に自害した。
3、こうして事件は解決を迎えた。
今回の件で捜査に加わった三人は
改めて閻鐵心により正式に豪侠の一員となることを認められ、
そして閻鐵心は平常と鳳来儀を伴って黄金を前線まで送り届けることになった。
湘湘と共に留守番となった謝家麒ら三人だが、
どこか謝家麒の顔は浮かない…
4、謝家麒にはわかっていた。
楊晨一人では、内部の情報を完全に知ることや、
薬を煮る鍋に爆薬を仕込んだりといった内部工作は不可能だったのだ。
湘湘こそが楊晨を操っていた真の紅花盗だと悟った謝家麒は彼女を糾弾する。
しかし謝家麒の誤算は湘湘の武功の腕前を侮っていたことだった。
傷を負った謝家麒は東郭仁、そして風一陣に真実を伝えようと逃走するが、
二人を目前にしてその声は届かない。
閻府に逃げ込んだ謝家麒は最後に血文字で犯人の名を残そうとするが、
それも湘湘によって消されてしまい、最後のとどめを刺されるのだった。
5、葬儀を終えた後も閻鐵心は押し黙っていた。
そんな閻鐵心を前にして、湘湘は彼への食事に毒を仕込み、そして真実を明かした。
だが閻鐵心は、聞かされるまでもなく、すでにそれを知っていたのだ。
湘湘が消した謝家麒の最期の血文字はダミーであり、
本命はすでに絨毯の下に隠されていたのだ。
自ら毒を仕込んだ桂皮餅を食べた湘湘は、死を前にして全てを語る。
全ては閻鐵心への愛ゆえにだった。
このことで多くの人々を犠牲にしたことを悔い、
そして湘湘は愛する鐵心の腕の中で死んで行った…
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◎かんそう・う〜む、まんまと騙された(^^;
ほんと、あまりにも犠牲が多かったんだが、
いちおう本人もそのことは悪かったと自覚しているようなので、まあ良いか(^^;
かくして紅花盗編・完!ってわけだな。
・てなわけで以下、順を追って…
まず最初、屋内に入るといきなり光速で服を着替えている家麒に苦笑(^^;
うーん、プロットとかは結構念入りに組むくせに、
こういうところが大雑把なのが
なんともあっちらしいというか…(^^;
・そして真相解明編なんだが、とりあえずここは、まあ予想通りだ。
ただ、第一集のときにけっこう克明に観た襲撃の場面での戦いまで
ぜんぶ狂言でした、っていうのは、
ちょっと反則だけどね(笑)
観てるこっちは
「座ってた見張り番をやってた楊晨が黒ずくめの男に襲われた」とか
「その後、黒ずくめの男と鳳九天が大立ち回りを演じた」とかを
当然、現実に起こったことだという前提で観てるわけだからな(^^;
いまさら「あれはなかったことにしてください」ってのは
まともな推理ものならアウトだよね(笑)
・しかしぜんぜん関係ないんだが、

こいつって趙文卓(ドラマ版「七剣」の大師兄)に似てるよな…
・閻鐵心の考えについては、
ちょっと前回の予想はロマンチックすぎたって感じでしょうか(^^;
ある意味、本人のほうがずっと現実的というか。
何も考えずに素人連中をホイホイ雇用したわけじゃなくて、
あえて「スキだらけの手駒」として考えてたってのは(^^;
このおっさんやっぱりすごいな(笑)
そしてそんな閻老大だから、「心が通じていなかった」という楊晨の糾弾や
それに顔を向けられないというのも
また観てて納得しちゃうんだよな〜。
・その後については、うーむ、やられた、という感じなんだが、
しかし湘湘も、前々回くらいまでは普通に疑ってたんだけど
まさか本当にそうだったとはなぁ。
見事に二重のミスリードに引っ掛けられた(^^;
動機がまたなんとも業が深くてやるせなくなりますね。
ここまでさんざん見せてきた、閻鐵心との間の見えない壁というのが、
まさかこういう形で顕在化されて、プロットに活かされることになるとは。
(それにしても、范冰冰がものを食べる姿はやたら艶かしい。)
・そしてここまで六集かけて、じっくりと成長を描いてきた家麒を
必要となればこうもあっさりと退場させてしまうというプロットの冷徹さ。
やっぱり王晶って人は、基本、頭空っぽのコメディ・エンタメ路線に見せかけて
こういうことを平然とするから侮れないよ(^^;
最後の十分はまさに怒涛の展開だったな。
・てなわけで、この第一部。
基本は頭が空っぽで楽しめる内容でしたが、
私のように中途半端にいろいろ勘繰るほうが、
いいように翻弄されてむしろ楽しかったといえるかも知れません。
(後出しジャンケン的な要素もそれなりにあったけど(笑))
武侠ドラマとしてのアクション、サスペンス、コメディ、
この辺がとてもバランス良くミックスされている感じ。
こんな調子でこの先も続いていくなら、
これはだいぶ楽しそうだぞ。