◎できごと1、謝家麒が閻鐵心に下剤を飲まされさんざん腹痛に苦しんだ翌日。
謝家の隣の空き家に閻鐵心が引っ越してきた。
東郭仁を連れて愚痴りながら町に繰り出した謝家麒は、偶然にも風一陣と遭遇。
一暴れした後に彼と意気投合し、打倒閻鐵心のための仲間に引き込んだ。
2、閻鐵心が鳳来儀のいる虫二楼へ毎晩通っていることを突き止めた三人は
閻鐵心の屋敷の外で待ち伏せて嫌がらせを仕掛けようとするが、
突然黒ずくめの男に襲われ、ほうほうのていで逃げ出す羽目になってしまった。
男がかなりの使い手であり、元・鳳家のものであった閻鐵心の屋敷から出てきたことから、
三人は閻鐵心こそが四ヶ月前に鳳家の者たちを殺害した犯人・紅花盗ではないかと疑う。
3、閻鐵心の屋敷に改めて忍び込んだ三人は
そこで「豪侠」と官印の入った金塊を発見し、閻鐵心が紅花盗であると確信した。
さらに閻鐵心の捕縛を試みるが、逆に眠らされて地下の牢に閉じ込められてしまう。
盗んだ金塊のありかを吐けば一人だけ助けてやると脅す閻鐵心に対し
三人は喧嘩をしながらも屈しないのだった。
その頃、夜更けに町の鍛冶屋で、密かに「豪侠」の印の入った金塊を溶かしている男の姿があった。
男は鍛冶屋の主人に発見されると彼を殺害し、逃亡した。
4、謝家麒、東郭仁、風一陣の三人は、屋敷の地下牢で
食事も与えられずにすっかり困窮していたが、
閻鐵心はそんな彼らの姿を天井の覗き穴から密かに観察していた。
三人が閉じ込められてから数日後、
気絶したふりをして、水を届けた閻鐵心を出し抜こうとした彼らに対し、
閻鐵心はついにその目的を明かす。
紅花盗によって豪侠の最後の三人が倒された時、
閻鐵心こそが王献ら六人の老臣によって
新たに豪侠を率いる任を任されていたのだ。
そこには、同じく豪侠の仲間となった平常の姿もあった。
------------------
◎かんそう・まだプロローグの段階といった感じですが、
なるほど、こういう流れか、という楽しさはあります。
コメディ描写では、香港もの特有のクドさもあるんだけどね(笑)
・観ている側としては、まさか紅花盗=閻鐵心なんてことはないだろう、というのは
ある程度は確信としてあるし、
金塊を溶かす男の場面で
さりげなく遠景のショットで長髪を見せておいてミスリードっぽく演出、というのも
これはミスリードだろうというのは結構明らかなんですよね。
とはいえ、それはそれとして様式美の範囲内であり、
この一話の一番最後に「実は豪侠の頭にすでになっていたのだ!」という風に
まとめるというのは、
流れとしてはきれいにまとまっているね。
・てなわけで、とりあえず第一集の事件以来、
いま、どんな状況になっているのかという説明、
それと三人の人物描写の掘り下げ、というのが主な趣旨であった。
めでたく(?)おめがねにかなった三人が
豪侠のメンバーとなってどうなっていくのか、ということで
次回から動き出す話に期待です。
-----------------
◎人物まとめ・閻鐵心(えん・てっしん)…元・捕吏悪ガキどもを地下にとっ捕まえて
「次は水分を与えて反応を見るか」とか
なんか実験気分なのは笑った。

涼しい顔して結構お茶目な人なんだよね(笑)
相変わらずガキどもの悪巧みなんかお見通しな格の違いっぷりなんかも
観ていて楽しいんだが、
その一方でやはり個人の事情のほうでは
過去にいろいろあるようです。
湘湘のことは、愛していないわけじゃないんだろうけど、
自分にはそんな資格はないと身を引いているようだが…
・平常(へい・じょう)…殺手料理の達人だったことが判明した。
黙々と野菜を切る包丁捌きにワロタ。
・湘湘(しょうしょう)…閻鐵心の女湘湘の父は死去していて、閻鐵心はそれで彼女の面倒を見ているらしい。
その父の死というやつに、何か閻鐵心が関係しているんだろうか?
・謝家麒(しゃ・かき)…謝家の若旦那両親が早死にしたので祖母ちゃんと一緒に暮らしていることがわかった。
馬鹿だけど、人情には意外と厚かったことが明らかになった。
・東郭仁(とう・かくじん)…謝家麒の友人家麒とは昔からの付き合いであることがわかった。
そして発明の多くは爆発オチのためというお約束を
今回も踏襲してくれた。
道具があれば鍵開けられるってことは
まるっきり無能ってわけじゃないんだろうけどね(笑)
あと家麒の祖母ちゃんの繰り言を口マネしてるのには吹いた。
・風一陣(ふう・いちじん)…泥棒父は有名な捕吏だったが無実の罪で処刑されてしまい、
いまは母と二人暮しだったことがわかった。
その母は父の仇討ちを望んでいることもわかった。
・紅花盗(こうかとう)…?前回、鳳荘を襲って一同を皆殺しにし、金塊を持ち去った犯人は
こう呼ばれているらしい。
・王献(おう・けん)…元・北宋の老臣「豪侠」の出資者の一人。
全部で六人いるが、この人が代表みたいな感じで話をする。
秦檜の追求が激しいため、豪侠そのものを組織として独立させ
この人たちは地下に潜ることにしたらしい。