◎できごと1、牢に入れられた慶児は
これまで燕・趙・斉で三人を殺してきた悪名高い秦舞陽という男と出会った。
生意気な慶児をシメようとする秦舞陽だが、
慶児が賈満貫を殺した(実際には殺していないのだが)と知ると
その侠気を認めて一目置くようになった。
2、裁判が行われ、慶児は死刑に処されることになった。
小滬は慶児を有罪にするため証言をしたものの、
弁解も自分に対する恨み言も述べない慶児を前に罪悪感に苛まれる。
牢で改めて小滬と面会した慶児は彼女がすでに変わったことを悟り、
それでもかつて彼女に愛されていたという告白を慰みに生きる意志を捨てるのだが、
田光はそんな彼に対し、間違った世の中を正すため刺客の仲間になるよう誘う。
死刑執行の日は翌日に迫っていた。
3、その頃、趙攻めの秦軍を率いる王翦将軍は
李牧の鉄壁の守りの前に苦戦を強いられていた。
王翦の下で左庶長を務める樊於期は、義父としての李牧への情、
さらに戦で兵を率いて戦うことによって生じる命の損失に対して
割り切って考えることができずにくすぶっていた。
王翦はそんな樊於期に、秦の王都・咸陽へ行き
自分の国の姿をその目で確かめてくることを命じた。
4、秦の丞相・呂不韋は趙に長く住みすぎた樊於期を危険だと見なし
処刑してしまうことを秦王嬴政に進言するのだが、
逆に嬴政のほうは朝廷を牛耳る呂不韋に対するあてつけ的に
樊於期を重用することを決めた。
趙軍相手に善戦した功によって、嬴政は娘の安寧公主を樊於期に授けることにしたのだが、
樊於期はこれに戸惑うのだった。
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◎かんそう・ようやく慶児サイドと於期サイド、
どっちに移っても楽しくなってきた。
ここまでだいぶ前フリが長かったな〜(^^;
・普通に考えると小滬って明らかに「嫌な奴」の立ち位置なわけで、
普通だったらこの手の自分の欲のために主人公を陥れるようなキャラクターって
「画面に出てくるだけで胸糞が悪くなる」とか愚痴をタレてるはずなんだが、
これまで何度も書いてきたようになぜかそうはならないのは
たぶん、もともと主人公の慶児にそこまで自分が入れ込んでいなかったからだろう。
わかる人限定の表現をするなら、いわゆる「狄雲症候群」というやつだ(笑)
(主人公があまりにもアレなために、同化できなくなり
そんな主人公がどんなつらい目に会おうとも何も感じなくということ)
ま、しかしそんな小滬を恨みもしない慶児の底抜けのお人よしっぷりや、
その慶児に逆に悩むことになる小滬の揺らぎ、心情なんかを
結構丁寧に描いているということは、
この演出(小滬に腹が立たないこと)はたぶん意図されたものなんだろう。
・一方、相変わらず安定して面白い樊於期サイドは
呂不韋と嬴政といった朝廷の争いのほうにも
徐々に焦点が当たって来た感じだ。
ドラマ全体からするとこれで四分の一来たわけで、
全体としてどれくらいのペースでもろもろのイベントを消化するのかというのは
まだわからないので、先のこともまだなんとも言えんが。
しかしこちらはこちらで、やっぱり於期にもちゃんと課題が与えられている(悩む)おかげで
緊張感とカタルシスを適度に持ちながら見れるのは
やはり良いことだ。
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◎人物まとめ・慶児(けいじ)…殺人犯、後の荊軻どん底に叩き落されて、絶望と諦観で不感症気味になっている姿は
これまでの情けなさからすると
なにやらいい感じになってきたか?と思ったが、
「あの頃はあなたのことが好きだったわ」と告白されると
ニヤニヤしちゃってるところを見たら
あんまり変わっとらんわと腰が抜けた(笑)
そして、秦舞陽以下、同房の人たちにボコボコにされても
次の場面になると問題なく復活しているというのは
やはり相変わらずいつもの特殊能力だ(笑)
(なんか最近は、いちいち慶児がボコボコにされるたびに
笑いがこみ上げてくるようになった。)
・葉小滬(よう・しょうこ)…賈満貫の未亡人裁判の場で証言してた内容って
客観的に見るとあながち嘘八百でもないってのが笑ってしまった。
確かにストーカー以外の何者でもない付きまといっぷりだったからな(笑)
口では過去のことはもう捨てて自分の未来の幸せが全てだと言いながらも
実際にはそこまで頭で割り切ることはできていないというのが、
この娘が単純な悪役とはなっていない理由か。
ヌケヌケと獄中の慶児にごちそうを持っていくところなんか
自分の罪悪感を慰めるためというその意図があまりにもあからさまで、
却って腹は立たないんだよね。
| ・秦舞陽(しん・ぶよう)…殺人犯 |
 | 人の話を聞かない人。 なんか勝手に慶児に佩服して認めたが、 ほとんど相手にされていないようだ(笑) 意外と面倒見は良い男のようだが、 子分を毎回椅子にして座るのはどうかと思う(笑) |
++++++++++++++++++
・樊於期(はん・おき)…秦軍の左庶長人死を出したくないとは言っても
実際に戦争をしている状況で
のらりくらりとやっていたら
結果として被害ばかりが増えることになるんだよね。
そのことを理解できていないようだが、
この咸陽行きでその辺を整理つけてくるのか、それとも…?
「心に決めた相手がいるので」ってたぶん小滬のことなんだろうけど、
目的のために邁進するこの男にしては珍しい躓きだ。
ある意味、ストイックだからこそ
逆にそれが仇になった感じか。
・王翦(おう・せん)…秦の将軍よかった、ちゃんとまだ出番があった。
しかしこのおっさんはほんとに於期のことを買ってくれているんだな。
・嬴政(えい・せい)…秦の王褒美を与えるなら女とかじゃなくて爵位にでもしとけと(^^;
余計なことをして事態をこじれさせてしまった。
・呂不韋(りょ・ふい)…秦の丞相今のところまだやりたい放題モードが続いているが、
樊於期がそこにかすかな亀裂をもたらすことになるのかな?
| ・李斯(り・し)…秦の長史 |
 | これ李斯か…(^^; 樊於期に対し政治の世界では もっとうまく立ち回らないとやっていけませんぞと アドバイスをしてきた。 しかし目的のためには個人のこだわりは捨てて 清濁併せ呑むことができなければ、というのは、 今の於期に対しては 真っ当な忠告ではあると思う。 |