荊軻傅奇06

ひさびさにブツ切りをやられた(笑)


第六集 刺客たち
◎できごと

1、雪芙蓉(小滬)の命によって添香閣の用心棒たちに叩きのめされた慶児は
田光と名乗る刺客に助けられた。
田光は自分と同様、義のために人を殺す刺客となることを慶児に勧めるが、
殺人を忌み嫌う慶児はそれを断った。

2、しつこく食い下がる慶児と話し、過去と訣別する意志を固めた小滬は
賈満貫の申し出を受けて彼と結婚することを決めた。
嫁入りの日、思いを抑えきれずに小滬を追う慶児は聶無涯の剣に刺されて倒れた。

3、賈満貫は女を鞭で叩くことによって性的興奮を覚えるという
危険な性癖の持ち主であることが発覚した。
憔悴した小滬を見た聶無涯は、翌日、賈満貫を泥酔させることで彼女の身を守る。
自身も酔っていたということもあり、気がつくと二人はその晩、床を共にしていた。
翌朝、まだ賈満貫が目覚めぬうちに我に返った二人は
お互いの気持ちだけを確かめ合い、元の立場に戻ることに同意した。
しかしこの密会は賈満貫の家来の一人に目撃されていた。

4、聶無涯に刺突された慶児はまたも田光に助けられていた。
田光を拒絶する慶児は出て行こうとする。
しかし体は言うことを聞かずに結局、しばらく田家に匿われることになった。
一方、過日に賈満貫を襲った刺客は田光の手の者だという事実を突き止めた聶無涯は
田家に捜索に乗り込んだ。
政界と繋がりのある賈満貫の力によって斉王の後ろ盾があるために
これを拒否できない田光だったが、
発見されたのは慶児だったため、聶無涯たちは田光の屋敷を後にした。

5、家来から密告を受けた賈満貫はとりあえずその家来を捕えさせた。
さらに聶無涯を呼びつけ、その目の前で家来の舌を切り落とそうとするが…


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◎かんそう
・なんか、要するに荊軻(慶児)って役割的には、
まさに狂言回し以上でも以下でもないって感じなのかな。
慶児を通してまわりの人たちの生き様を描く…というのが趣旨?

・てなわけでもはや慶児以外の人間模様のほうが
明らかに面白いというのが現在の状況なわけだが
(樊於期立志編も気になるけど)、
でも誰が悪いかなんて自分でうかつに決められるものではないし、
悪いからといって命を取る事までするこたない、という慶児の主張自体は
見ていて割と共感できるものだから不思議だ。
(私もどちらかというと性善説的にものごとを考えたがる傾向があるので)
この朴訥で心優しい青年が、いかにして自ら剣を取ることになるのか…というのが
いちおうのこの先の見どころとなっていくのだろう。

・いっぽう小滬は小滬で、こちらも本音ムキ出し
富や財宝、権力を求めるあまりに幸せとは何なのかを見失った女…みたいなルートを
たどりそうな感じが色濃いですが、
でもこれはこれで、またイヤな感じはしないんだよね。
なぜか自己中のワガママ性格ブス女という印象はない。
それはきっと、これまでいろいろと苦労してきたというのが事実であるし、
また今の状況というのは、まさに自分で選んで、自分の力で道を切り開いた結果である、
ということがあるからだろう。
あとその選択のせいで酷い目にあったりもしてるしね(^^;
ただ、酷い目にあっても泣き言を言ったりせずに
それがちゃんと自分の選択の結果、代償であると
きちんと自分でわかっているっぽいところがある。
ここが他と違うのかも知れないね。


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◎人物まとめ

・慶児(けいじ)…趙国人、後の荊軻

どう見てもストーカーです。本当にありがとうございました。
「情に弱すぎる」という田光の指摘はあまりにも的確であり、
要するにそれが全てなんだろう。
情を捨てろというわけではなく、理性的に物事を判断するべきだってことなんだよね。
それこそ於期が言ってたように。
でもそう簡単にできないくらい、良く言えば優しいのが
また慶児という人物なのよね。
ま、あんまり未練たらしかったりふてくされたりする様子は
見ていて楽しいものでもないんだけど(^^;



・葉小滬(よう・しょうこ)…妓名・雪芙蓉
姓は葉だったことが明らかになった。
決して芯から外道に落ちたわけじゃなくて、
葛藤の末に道を選んでいるというよーな姿が垣間見られるからこそ
必ずしも嫌われキャラといった風にはなっていないということなのだろう。
慶児のダメダメな甲斐性なしの姿をこれまで我々も観ているから、
そりゃあんな暮らしはもうできないといってこの娘が出て行ってしまうのも
仕方ないことなんだろうと納得はできる。
すでに決して世間知らずというわけではなく
いろいろ見て、考えた上での決断なわけだから、
物語初期の爺爺の言うことを理解していなかった井の中の蛙の頃とは
自ずと受ける印象も違うんだよね。



・賈満貫(か・まんかん)…斉の富豪
タダのエロオヤジかと思ったらSの人だったということが発覚し、
さらに目先の斉の安寧だけではなく、この先の来るべき秦の隆盛を見据えていたりと
二重の意味でタダのエロオヤジではなかったようだ@@
今回の仕置きの件は、とりあえず有用な手駒である聶無涯に
灸を据えておくという意味だと取っておいてよろしいのか?
つーか、最初にも書いたけど久しぶりに
「時間が来たので今日はここまで」〆をやられたな(笑)



・聶無涯(しょう・むがい)…賈満貫の護衛
ここまでは、まあ、予定通りだ。
相変わらず仕事は出来るところやら
さりげなく雪姑娘をかばってあげるところやら
いろいろと「意外といい奴」っぷりをアピールしてポイントアップした今回でした。
さてこれからどうなるんでしょう。



・田光(でん・こう)…刺客集団・天滅の頭領
これ田光か…(^^;
とりあえず実力は未知数であるが
今のところ「天に替わって悪を討つ」という
聞きようによってはかなりアレなポリシーに則り暗殺を行う
刺客集団・天滅を率いている人。
ボコボコにされても翌日にはけろりと復活する特技を持つ慶児を見込んで(←まちがい)刺客の道に誘った。


 
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