荊軻傅奇05

だんだんキャストも増えて舞台の上もにぎやかになってきた。


第五集 子と父と
◎できごと

1、趙軍の攻撃によって討ち死にした左庶長の兵たちを連れて
援軍の王翦将軍と合流した樊於期は
そのまま左庶長の座を次いでその旗下に加わることになった。

2、対する趙軍を率いているのは、かつての樊於期の義父・李牧だった。
王翦は樊於期の資質を見込んで兵の指揮を任せるが、樊於期は義父と戦うことができない。
しかし結果として樊於期の策のおかげで秦軍は大敗を免れたため
王翦は樊於期を改めて取り立てることにした。

3、斉の国へ来て暮らしていた慶児と小滬だったが、
世間知らずで要領の悪い慶児は仕事をクビになり、
小滬も近所のオバチャンに嫌がらせをされ、
小滬と一緒にいれば良いと考える慶児とは裏腹に、
その暮らしは小滬にとって幸せとはかけ離れていた。
自分が慶児を巻き添えにしてしまったことを申し訳なく思う小滬は
ある日、慶児を置いて姿を消してしまった。

4、三ヶ月ほどが過ぎたある日のこと、斉の富豪・賈満貫が町に戻った。
好色家の賈満貫は斉一番の妓楼である添香閣に
最近新しく入ったという評判の芸妓・雪芙蓉を見にやって来た。
小滬を探し続けていた慶児は偶然、雪芙蓉の姿を目にして
それが生き別れた小滬だと確信し、その後を追った。
しかし雪芙蓉は自分は小滬ではなく、慶児のことも知らないと彼を拒絶した。

5、賈満貫の護衛役・聶無涯は町で賈満貫を狙う怪しい男の存在を認めていた。
小滬のことをあきらめられない慶児は添香閣の前に張り付くが
逆に店番によってたたき出され、
その一方で、雪芙蓉にすっかり惚れた賈満貫は彼女を自分の屋敷である眉塢に招いて
そのまま自分のものにしてしまうことを考えた。


------------------

◎かんそう
・本来の主人公であるはずの慶児が、
いろんな方面で邪魔でしかなくなってきてしまっている(笑)

・まず樊於期立志編だが、こっちはやっぱりストレートに楽しいぞ。
樊於期自身が義侠心もあって頭もまわる出来た若者だということもあるし、
王翦や李牧といった親父たちも熱い。
そんな中で悩んだり自分の道を突き進んだりする樊於期の姿は
これぞ古装ものという感じのカタルシスにあふれている。

・なので、そっちをずっと観てたいのに
慶児のほうにいちいち画面が移ってはグダグダと情けない姿を見せられるというのが
まずひとつ(^^;

・小滬が黙って出て行ってしまったというのは
またこうやって相手を思いやるつもりが逆に傷つけるというパターンかという、
これまで三人の間でさんざん繰り返されてきた流れということで
ややうんざりしたものの、
その後の展開はまあ良かった。
雪芙蓉=小滬ってのは確定なんだよね?
ともかく、過去はどうあれ、自分の力で今の状況を作り上げた彼女の努力は
素直に評価に値するものだし、
世間知らずの小娘から生まれ変わって自信と貫禄にあふれたその姿は
やはり観ていて楽しい。

・つまり、そんな彼女に
未だに未練たらしく、自身は確たるポリシーもなく付きまとうだけの
ストーカー主人公(笑)にうんざり、というのが二つ目だ。

・そして、新たに登場した金持ち・賈満貫とその護衛・聶無涯。
聶無涯はなにやらクールで格好良い感じだし、
そんな賈満貫を狙う謎の男…という新しい展開も期待が持てる。

・つまり、そっちを進めて欲しいのに
ストーカーがつきまとうせいで、展開が遅くされているというこの状況(笑)
これが三つ目だ。

・いや〜、別に言うほど嫌いってわけじゃないんだけどね(^^;
でもなんだろう、もうちょっとがんばってください、という気持ちが
全くないといったら嘘になりますね(笑)


-----------------

◎人物まとめ

・樊於期(はん・おき)
てなわけで相変わらず主人公としてクオリティ高い。
しかも決して「目的のために非情になる」というわけでもなく、
きちんと葛藤や悩みを抱えた上で、親子の情というものも忘れることなく全うし、
そしてそれが逆に認められて身を立てることにつながっていくというのは
ほとんど文句なしの流れだ。



・王翦(おう・せん)…秦の将軍
顔見せ自体は第二集からなんだけど、
こういう格好良い親父が舞台に上がってくると
とたんに物語がピリッと引き締まって楽しくなるのだ。
しかし今回の引きからすると、
もうこれでこの物語の中での出番は終わりなんだろうか。
この人はその後の身の振り方なんかも含めて結構好きなので、
そうだとしたら残念なのだが…



・李牧(り・ぼく)…趙の将軍、樊於期の義父
そういえば以前、別れる時も次に会った時は敵同士だと言ってたっけ。
この人も変わらず良い人なので、必要以上にウェットになることなく、
それでいてじーんと来るものがあるので良い。
やはり好みの問題もあるかも知れないが、樊於期サイドは一貫して普通に面白いね。
あと今回、この人が言ってた廉頗将軍というのは、
いまさら説明するまでもないかも知れないが、趙の有名な将軍で、
第一集で趙軍を大敗させたボンクラ・趙括の前に趙軍を率いて
秦の侵攻を防いでいたすごい人のことだ。
その後、白起の離間の策によって大将を外されちゃったおかげで
秦軍ウハウハ、趙軍ボロボロ、というお約束パターンね。


+++++++++++++


・小滬(しょうこ)
改めて現実の厳しさを思い知った小滬でした。
山賊の親玉にRAPEされたり、今回も兵士たちの面前でストリップさせられたりと
なんだかんだできっちり痛い目に会っているのは
バランスとしては悪くないと感じられる。
(つまり、一方的に調子に乗るだけではなく
きちんとその報いを自分で受けているという点で、
観ている側としてはそこまで悪感情を引きずることがないということね。)
結局、「慶児のため」と言って黙って出て行ってしまったことについては
上に書いた通りだ。



・雪芙蓉(せつ・ふよう)…添香閣の芸妓
=小滬なのよね??
最初見たとき素でわからなかった。
見事に垢抜けてきれいになったなー。
なんか甲斐性なしの元男に名前連呼されて
ストーカー状態で付きまとわれる
芸達者なお姐さんという図式に
どこぞの「タイターイ」コールを思い出してしまったが(笑)
いちおう、本人は過去は捨てたつもりが
実際には割り切れないところもあって、
いまは揺れている状況のようだが…
しかし賈満貫の思惑はともかくとして、
少なくとも今のところは立派に自分で思うように身を立てて
暮らしていくことができてるわけなんだから、
まさに今更ノコノコと出てきてつきまとわれても困るって感じだよね(^^;



・賈満貫(か・まんかん)…斉の富豪
お金持ちで好色家。
なんか見るからにいろんな人に恨まれてそうで、
きっとこの刺客もそんなこいつを狙ってのことなんだろう。
雪芙蓉をゲットしようとお家にお招きして
そのまま囲ってしまう心積もりのようだが、
さてどうやることやら。



・聶無涯(しょう・むがい)…賈満貫の護衛
切れ長の目がデキる人って感じで
なかなか格好良い印象だ。
その実力はまだ未知数。
しかしなんか視線を見る限りだと雪芙蓉に一目惚れしたのか?
微妙にムッツリスケベ?



・慶児(けいじ)…趙国人、後の荊軻
ついにストーカーにまで成り下がった(笑)
特技は「どんなにボコボコにされてもすぐに復活する」(笑)
つーか、いまいちわかりづらかったんだが
饅頭屋をクビになった後のアレって
どっかの道場で殴られ役として雇われたってことだよね?
まさに特技を活かした就職先と言える…のか?(^^;

まあ、もともと本人が望んでいたのは
朴訥で静かな暮らしというささやかな幸せだったことを考えると
いまの状況はほんとうに不憫ではあるんだが…(^^;

 
中国ドラマ / 荊軻傅奇 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<荊軻傅奇06 | ホーム | 荊軻傅奇04>>
コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://khazad2.blog98.fc2.com/tb.php/478-c34cb868
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

プロフィール

Manbo

Author:Manbo
主に武侠ドラマ/古装ドラマの感想ブログです。
---------------------------

「ツンデレ美少女」と「ツンデレ頑固親爺(髭あり)」では割と迷わずに後者を選ぶような人間です。頭を使うのはとても苦手なので思ったことをそのまま書き散らしているようなことが多いです。
古い記事でもコメントなどおきがるにいただけるととても喜びます

現在鑑賞中

→大唐游侠伝


→《放置中》海神
→《放置中》馬鳴風蕭蕭 (中文版)

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

雑記帳

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブログ内検索

リンク

RSSフィード