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2008.03.29 水滸伝38
何気にもう最終話までカウント秒読み状態なんだよな…
(誤った意訳:このまま一気に行ってしまうか?)


第三十八集 招安
~招安を受く
◎できごと

1、宋江は捕えた高俅を客として接待し、
朝廷へ戻ったら皇帝に招安を下すよう上奏を頼もうと考えていた。
林冲は魯智深と共に高俅を殺そうとするが、
宋江に止められて結局果たせないまま、高俅は東京へ帰ってしまった。

2、上奏すると約束はしたものの、もちろん高俅はそんなものを
律儀に守るつもりはなく、とりあえず病気で帰ってきたことにして引きこもり、
その間に皇帝への言い訳を考えていた。
高俅を信用していない呉用は燕青を東京に派遣し、
李師師を通じて皇帝に今回の一件について伝えることにした。
互いに惹かれ合っていた李師師と燕青だったが、燕青は任務のために
自分の心のままに李師師と結ばれることはできなかった。

3、江南の方臘の反乱が盛んになってきたことを受けて
太師・蔡京は梁山泊を招安によって帰順させ、
「毒を以って毒を制す」的に方臘に当たらせることに考えを変えた。
(なら最初からそうしろという突っ込みは無駄だ。)
李師師から話を聞いていた皇帝は、蔡京のこの進言を受けて
罷免した宿元景を再び太尉の座に戻し、詔を携えて梁山に向かわせた。

4、こうして招安は成り、梁山の好漢たちは晴れて諸々の過去の罪状を許され
朝廷の臣となったのだが、
武松、魯智深、それに阮三兄弟らはこれを嫌って御酒を飲むこともしなかった。
高俅を逃した日から次第に衰弱していった林冲は
ついに楽隊の演奏が遠くに聞こえる中、一人自室でその命の灯を消したのだった。


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◎かんそう
・以前、「このまま毎日楽しく山賊やってれば良い派」と
「いつかきれいな体になって、名を残したい派」の二つがある、と書きました。
で、替天行道というポリシーを掲げて招安を受け
罪を許されたいという考えの宋江がトップに立って、
そうなるとメインストリームから外れた前者のほうは
さすがに真っ向からないがしろにされたり、反発したりすることはないだろうけど、
とも書いたんですが、
本当にそうなってしまったようだ。うーむ…
こればっかりは、そもそも落草することになった原因というのが人によって様々だから、
「罪を許されて再び国に仕えたい」と考えている人たちが間違ってるってわけでも
決してないんだよね。
でも魯智深や武松みたいに、「官」のどーしよーもなさというのを
さんざん見てきた上で落草した連中ってのは
やっぱり今更なにを官に期待するのかという気持ちがあるというのも、
これまで一緒に観て来た(体験してきた)のでよく理解できちゃうわけです。
難しいね。

・でもそんな中でも、林教頭っていうのは
どっちかというとむしろ後者のほう、奸臣のせいで已む無く落草したけど
もとの出自からして、「罪を許されて再び国に仕えたい」という思いはあったんだよなー。
ところがそんな林教頭が、高俅を討てずにこうして…と考えると
なんともやるせない気持ちで一杯である。


------------------


◎人物まとめ

→梁山泊の人たち

・宋江(そう・こう)
テメエ、このクソ塞主!!
さすがに今回はちょっと許せねーぞ@@
いや、招安を受けたいという考え自体は、まあ別に良いんですよ。
結果的に良いか悪いかは置いておくとして。
しかしそれにしたって、林教頭が高俅を不倶戴天の敵だと考えてるってのは
これまでに明らかなことだったろうが@@
それを思い切り無視して踏みにじっておいて、
で、結局その高俅は実は信用できませんでした~、って
そりゃないだろ@@
だったら高俅は林教頭に殺させておいて、
で、あとでまた別のやつを適当に捕まえて、そいつに上奏させれば良かったでしょうが@@
一万歩くらい譲って、高俅に直接上奏させるというよりは、
「高俅を助けて逃がしてやった」という事実が大事だった、という風に考えるとしても、
一番許せないのは、テメエに林教頭の死を悲しむ資格はねえ!という点だ。
ノホホンと招安に喜んでプルプル震えて感動しておいて、
あんたそれが林教頭の心を土足で踏みにじった犠牲の上に成り立ったことだって
わかってなかったのか!?
しかもなー、性質の悪いのが、
この「あんたに林教頭の死を悲しむ資格はない」っていう突っ込みを
劇中の誰もしてくれないってことなんだよなー(^^;
何故って、みんな公明哥哥のこと大好きだから(^^;
魯智深あたりがそれくらい言ってくれれば、
まだ少しはスッキリするんだけどね…
公明哥哥が来てくれたぜ、ってありがたがっちゃってるんだもんなぁ(^^;

いやー、やっぱり林教頭は物語の最初のころから
長いこと主役格として出張ってて、その波乱の人生を一緒に体験してきて
感情移入もしているわけだから、
さすがに今回はちょっとキレてしまいました。
いよいよここからおそらく物語は最後の坂を下って行くんだろうけど、
はたしてこの人が、自分の判断が誤っていたと悟る日は来るのだろうか?
それとも、悟ることはないまま大結局を迎えるんだろうか?
もはや我々に出来ることは、見届けるだけである。



・李逵(り・き)
お酒ペロって味見してから「もっとちょうだい」ってウキウキなのが
いちいちかわいい鉄牛だった。


・林冲(りん・ちゅう)

ああ…林教頭…T_T
少なくともこのドラマでは、この人が落草することになったのって
確かにトドメを刺したのは高俅なんだけど、
観ている方としてはむしろ高衙内や陸謙がそもそもの原因だと思えるというのは
これまでに何度も書いてきたけど
(つーか衙内ってあのチンコSETSUDANで退場だったんだな)、
考えみたらこれって、
「林冲は高俅への復讐を目前で果たすことが出来なかった」
というこのプロットに対して、
観ている側が受けるダメージを軽減しようという目的で
意図的にそういう風に描かれていたのかも知れないな。
しかし魯智深の目にも涙…

とかいうとアレだが、激情家だけど普段なら絶対に泣いたりはしないこの人が
こうして涙を流しているのを見ると、さすがにかなり来るものがある。
そのおかげで、その後の宋江の泣き崩れる様子に
逆にさらに腹が立ってしまうというのがまたアレなんだが…(^^;



・燕青(えん・せい)

李師師に誘惑されて貞操(貞操?)がピンチの小乙哥だったが
「姉弟になりましょう」作戦でなんとか逃れたのだった。
冗談はさておき、この二人の男女のやりとりというのは
この基本的に男だらけの物語の中で結構まともな恋話になっていて美しい。
あといつの間にか林教頭&魯智深コンビの使い走りになっているのに笑った。



→朝廷の人たち

・宿元景(しゅく・げんけい)…太尉
罷免されたかと思ったら、その後廻り廻ってまた復職できました。
招安を受けて朝廷に仕えるということ自体は別として
この人自身はまっとうな良識派なので、
これは素直に良かったですねと思える。


・蔡京(さい・けい)…太師
方針を変えると決めたらほんと、鮮やかに変えてみせるんだね(^^;
その後のやることも実にそつがなく、とんとん拍子で招安を達成させてしまった。
逆に、邪魔をするとなったらとことん邪魔をしていて、それも成功させていたわけで、
要するに、上の皇帝が物凄いボンクラというのも大きいが、
こういう人たちって、実際、すごく有能ってことなんだよね(^^;
能力の使い道が徹底して自己保身と権力増大に向いているってだけで。
いやはや…(^^;

 

----------------------------
追記(10/06/10)
・ふー…
二周目でもなかなか冷静に見るのが難しいところだな…

・宋江も全く無神経に林教頭を無視したわけではない、というのはわかる。
この男もこの男なりに
林教頭の抱える憎しみ、恨みというのはわかっていたんだろう。

でもだからといって、
わかっていながら
それを踏みにじったことには変わりないのだよな。
「安 道 全 を 呼 べ ~!」
とか顔を歪めて叫んでるこの黒三郎の顔面にパンチしたくなった。
1周目でもうさんざん言い尽くした突っ込みだが、
やっぱりまだ足りない。
テメーに林教頭のことを悲しむ資格はねえ!!

・ろっちーの怒り。やり場のない憤懣。
とばっちり食った馬はかわいそうだが(^^;
などとかろうじて突っ込めるかすかな余裕が、二周目ならではか。

・と思ったけど、
「高俅帰しちゃったけど、別にダメならダメでいいよNE☆
ちゃんと言葉通りにやってくれたらめっけものってことで♪」の台詞でブチ切れた。
テメエこのクサレ黒ピンク
いったい林教頭をナンだと思っていやがる!?!!





+++++ここいらで一時停止して気分転換にお茶でも飲みました+++++++++




・呑めませんとか言いつつ、普通に呑みまくっとる小乙哥w
遂げられない思いにヤケ酒の李師師といい
思いはありながらも自分の立場からそうは出来ない、らしくない不器用な小乙哥がいじらしい。

・この蔡京のタヌキジジイっぷりと言ったら…w
声がまたいかにもな感じで良いんだよな~(^^;
やはり私は爺に甘いようです。

・「金玉良言」って…
いや、意味はわかるけども、
このモーロク爺がw
と突っ込まずにはおれない。 

・クッソー、
そうなんだよ…
林教頭は、わきまえてしまう男なんだよなぁ…
ぜんぶわきまえて、自分で抱え込んでしまうんだ。
もう一度言うけどテメエに見舞いに来る資格はねえんだよこのクサレ黒ピンクが!!

・招安が下った、ばんざーい
でも、行く末を暗示するかのような雨…

++++++++++++++++++++

・そしてやってきた招安の勅使。
でも「罪を赦す」と言っているが、
そもそも罪を犯していないのだよな、林教頭は…

・華やかな招安の御酒頂戴の裏で
一人事切れる林教頭…
なんつーか、一片の救いもないんだよな…

・このストーリーテリングの容赦のなさがある意味クセになるというか、
これはM心を刺激されているということなのかも知れない。


・事切れた林教頭を前に泣き崩れる黒三郎を
そのままぷちっと踏み潰して殺りたいが…

しかしこのようす、最後の包拳を見ると、
招安大事のために林冲を犠牲にしたということ、いちおうはわかっていたみたいだな…
それが見て取れただけでも
二周目ということで自分もいくらか冷静なのか…


 
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