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2008.03.18 水滸伝30
雑多なエピソードを繋いで話を進めているように見えて、
実はちゃんと一本芯が通っているというのはやっぱり結構すごいな。


第三十集 曽頭市
~曽頭市
◎できごと

1、宋江らが高唐から凱旋し、梁山は勝利に湧いていた。
さらに武松、魯智深、張青・孫二娘夫婦、楊志といった二龍山、桃花山の好漢たちも合流し
いよいよ梁山泊は盛り上がるのだった。

2、劉唐が曽頭市によって負傷したことに晁蓋は腹を立てた。
しかし宋江は皇后の親族である曽一族とことを構えたくはない。
梁山の兄弟たちの将来を考え、名誉を取り戻したいと考える宋江と、
今を楽しく暮らせれば良いとだけ考えていた晁蓋、そしてその元々の兄弟たち。
宋江の説得は聞き入れられず、晁蓋は自ら曽頭市を討つために出陣した。

3、梁山で留守を守る宋江は、
朝廷でも高俅と対立している宿太尉が近くを通るとの情報を掴み、
この宿太尉から宋江らの意思を皇帝へ伝えてもらおうと考えた。
半ば強引に太尉の船を止めて宋江は話をし、
宿太尉は礼物と共に宋江の言葉を受け取った。

4、曽頭市の前で晁蓋率いる梁山泊軍と曽一族の軍は対峙した。
梁山泊軍は前回の遠征の疲れも抜けていないため、林冲は慎重な作戦行動を提案するが
曽一族が挑発のために出した晁蓋と宋江の護送車に怒った晁蓋は突撃を敢行し、
曽頭市の武芸師範・史文恭の矢によって右目を射られた。梁山泊軍は退却した。

5、その後、いつまで経っても宿太尉から音沙汰はなく、
宋江は自分たちがそもそも相手にされていないということを自覚した。
そこで、朝廷の注目を集めるにはすでに無視できないほどの名声を持つ人物を
梁山泊に連れて来て、上に据えるのが良いと宋江は考えた。
宋江には北京・大名府に住む盧俊義という人物に心当たりがあったため、
呉用、そして退屈だからと同行を申し出た李逵が盧俊義取り込みに北京へ向かった。

6、呉用は占い師に、口を利かないとの約束で連れてこられた李逵は
その道童に変装した。
その日はちょうど盧俊義の三十二歳の誕生日であり、
うまいことを言って盧俊義の目に留まった呉用は
彼に百日以内に災いが訪れると言い、
これを避けるには東南へ千里行かなくてはならないと助言した。
さらに「盧俊義反(盧俊義反す)」の文字を巧みに組み込んだ
四句の占い師を書き残して去って行った。
盧俊義邸を出た呉用と李逵の会話は盧俊義邸の番頭・李固に聞かれており、
さらに李固は呉用の残した詩を見て「盧俊義反(盧俊義反す)」の四字に気がついた…


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◎かんそう
・あわわ@@

・みんなが次々と合流して、これまでになくまったりとした
愉快な時間が過ぎていったのですが、
やっぱりそれは前半まででしたT_T
いつかはこの時が来るとは覚悟していたんだけどね…

・やっぱり前から何度も書いていた通り、
基本的に「兄弟たちみんなと楽しく過ごせればそれでいい」と考える人たちと、
そうではなく、
「後世に汚名を残さないために、将来のために公に認められる立場になりたい」
と先のことを考える人たち
晁蓋哥哥は、決してこの後者の考えを否定しているわけじゃないんだけど、
自分としてはやっぱりもともと前者の立場だったということがあるわけで、
賢弟は賢弟でそうやってみんなを引っ張って行ってくれればいい。
自分は自分で、兄弟たちとの絆のほうを大事にしたいと考えて、こうしたんだよな。
結果としてそれが裏目に出てしまったわけなんだが…
つーか軍師はなんで最初からちゃんと付いて行かないのよ@@

・そして晁蓋哥哥のほうがそんな大変なことになっている一方で
呉用先生と鉄牛は相変わらずのアホっぷりだし…
笑えば良いのか泣けばいいのかわからなくなってきます。
つーか、今回の鉄牛はやばいぞ(笑)
喋れないフリして町の子供たちにいじり倒されたりとか
話の途中でうっかり吹き出しちゃってごまかす様子とか

萌え死にさせる気かおまえは!?
もちろん前半の、酔っ払って王英と扈三娘の仲に首突っ込むパートも爆笑だ。
こいつはもう林教頭とは別の意味で「何やっても見てるだけで楽しい」モードに突入してるな。


・あと忘れちゃいけない二龍山組の合流もだ。
武松と魯智深という最強レベルのユニット二人がついに加入して
いよいよ梁山泊の勢力も強まってきたぞ。

すっかり忘れてたけど、魯智深と林冲ってもともと義兄弟だったんだよなー。
ちゃんと仲良しさんやってる描写があるのは素直にうれしい。


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◎人物まとめ

→梁山泊の人たち

・晁蓋(ちょう・がい)…梁山泊の頭領
ああ…晁天王…(;_;
やっぱり上に書いたこととちょっと被るけど、
大人の考えとして、賢弟の言うことも理性ではわかるんだけど、
自分はもっと子供のように生きたいというのが感情ではあったんだろうなぁ。
あとは賢弟や軍師や、みんなが山塞を回していってくれているので、
自分のやらなくちゃいけない負担が減ったというのもあるだろう。
(その空いた分、自分の好きにやらせてもらうってことね。)
しかし、それはそれとして、身も蓋もないことを言いますが

これ確かに引き抜いたらまずいだろうけど、
せめて真ん中で折るとかしておかないと
この長さじゃ、動くたびにプラプラと末端部分が揺れて
傷口が広がりそうな気がするんだが…@@



・宋江(そう・こう)
そんな晁蓋哥哥に対して宋江はやっぱり名誉回復したいという思いが強い。
これは決して自分のことだけではなく、
そうすることが兄弟たちみんなのためにも良いことだと信じているんだね。
しかしやはり前半のまったりパートは楽しかったな。
公明哥哥はもう完全に鉄牛のあしらい方が手馴れてる(笑)
しかも王英に扈三娘との「仲を取り持つ」とは言ったけど、
後のことは知らないよーんと放り投げる相変わらずこの黒さ(笑)



・呉用(ご・よう)…梁山泊の軍師
軍師もやっぱり基本的には頭のいい人なので
(つーか、悪い人が圧倒的多数を占めているとも言える)、
このままその日暮らしをしていても先が続かないだろうという
公明哥哥の言うことも理解してるし、共感もしてるんだよね。
ただそこまで入れ込んでいるかというと、そうでもなく
結構冷ややかに自分たちが、いわゆる落ちこぼれの道から外れた連中だということも
自嘲気味にちゃんと捉えているから、
公明哥哥ほど理想主義ではないようだね。
でも公明哥哥が大好きなので、その哥哥にお願いされると
そのために頑張っちゃう軍師なのでした(笑)
もちろん盧俊義邸行きでの華麗な屁理屈&鉄牛との漫才には爆笑しました。



・李逵(り・き)…黒旋風
やっぱり酔っ払って「あー」とか「おー」とか言ってるのにワロタ。
なんかいつも退屈でうろちょろして、哥哥の部屋とかにふらりと顔を出しては
いろいろ首を突っ込んでいるのにもワロタ。
その他のことはだいたいすでに上に書いたが、
とにかくお団子二つはいったい何事かと思った。
こいつは本当にヤバい。



・林冲(りん・ちゅう)
今回は珍しくちゃんと最初から林冲連れて行ってもらえたかと思ったら
まさかの大将が負傷という事態で
さすがの林冲もどうしようもできずに退却するしかなかったのだった。
しかし今回、林冲といちおう因縁のある楊志も合流したんだけど、
画面にちゃんと映してもらえなかったな。
(つーか、荒廃した林家のこと、まだ伝えてないのか?)



・王英(おう・えい)…矮脚虎
・扈三娘(こ・さんじょう)…一丈青
相手にされてないのかと思ったら
なんか二人でさんざんじゃれあった挙句に
部屋の仲に飛び込んで静かになってしまった(笑)
これはなんだかんだで二人して
ちゃんと収まるところに収まったと解釈して良いのか(笑)



→曽頭市の人たち

・史文恭(し・ぶんきょう)…曽頭市の武芸師範
晁蓋を射た人。
今回はこの人の作戦勝ちと言うべきか。
公明哥哥だったらいくら挑発されても
絶対に自分から先陣を切って突撃とかはしないだろうけど
(つーか、そもそもできないからね)、
晁蓋哥哥の場合は逆になまじそれが出来てしまったことが
仇になってしまったな。




→その他のたち

・宿太尉(しゅく たいい)…太尉
朝廷では高俅と対立している
まともな忠臣の人らしい。
しかしやはり強引に、いかにも山賊らしい手口で
船を止めた挙句に無理やり陸に上がらせて
その後話を無理やり聞かせるというのは
他にやりようはなかったとはいえ、
そりゃ山賊ふぜいがと思われても仕方ないよね(^^;
公明哥哥の話もいまひとつ言葉足らずだった気がするし。
まあ実際のところ、どうなのかはまだわからんが…



・盧俊義(ろ・しゅんぎ)…北京大名府の員外

員外というのは、前にも出てきたけど、
お金で買った官位のことだ。
順風満帆、清廉潔白に暮らし
一定の財も名声も得ていたというのが逆に災いし
何をトチ狂ったか、いきなりこの人を連れてきて
梁山泊の頭領に迎えるとか言い出した公明哥哥によって
目をつけられてしまい、怪しい占い師によって
人生を台無しにされそうになっているところ。
つーかほんと、時々手段を選ばないよな、あの連中たちは(^^;


 
-----------------
追記(10/06/03)
・追記といっても、なんか鑑賞中のメモ書きを見直してみると
だいぶ以前に書いたぶんと被ってるところが多いな。
そんなわけで、いくらか重複するところもありますが…
とりあえず書いておこう。


・画面にすら映してもらえない楊志(涙
さすが江湖一不運な男の二つ名は伊達じゃないぜ。

・ろっちー到着の場面、
ちゃんと画面の中で林冲に出迎えられて再会を喜んでるや。
このあたりの画面は、人物が多くて情報密度がすごいことになってる(笑)

・晁蓋が気にかけるのは兄弟のこと
宋江はあくまで個々の兄弟<みんなの招安大事
「皇室と縁のある」曽頭市の連中に「兄弟が傷つけられた」
今回の一件は、二人の中のプライオリティの違いがすごくくっきりと出たよな。

・という具合に真面目な展開をやっておきながら
その一方で王英と鉄牛の嫁入り騒動を同時進行されるので、
やっぱりこっちとしてはどうしたらいいのやら…(笑)


+++++++++++++++++

・「話聞かねーと何をするかわからんぞ」っていう山賊のやりかたをやっている以上は、
まともに話を取り合ってもらえると考えるほうが無茶だよなぁ。
そしてやっぱり陛下の威光に平伏しまくる宋江が、見ててもどかしいというか、モヤモヤというか。
まあしかし、基本的にこういう男なのだよな。

・もちろん悪意があってやってるわけじゃなくて
本当に偶然そうなっただけなんだろうけど、
このイベントが進行しているのが晁蓋のいない間に…というのがまたイヤラしい。
しかも肝心の晁蓋がいない理由というのが
兄弟たちのために戦いに出ているというのが…

・何が「良いこと」かは自分で決めていく、というのが晁蓋
そうではなく「良いこと」を決めるのはあくまで世間であり他人、後世、というのが宋江。

・この辺りから物語のトーンが変わってくる。
自分で禁じていることとはいえ、
先のことについて触れられないのはもどかしいな(^^;


++++++++++++++++

・てなわけで相手にしてもらえず、「盧員外を引っ張り出してくればいいんじゃね?」という
適当な思いつきのままにはじまったよこのわがままがw

・子供にからまれる鉄牛wwwwwwwwwwwww
だめだ、このパートは笑いが止まらんw

・まったくこれはよい霊感商法ですね。

 
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