洪七公七公(チーゴン)、老叫化子(ラオチャーホアヅ)、七兄(チーシュン)
束ねて右肩に流したおさげの髪の毛と腰のヒョウタン
そしてダボダボの袖がチャームポイント
七公七公とみんなに懐かれていたこの素敵親父
やっぱ前も書きましたが三人暮らしのあの頃が一番好きでした。
「一手しか教わってないのに負けたとしても
それで洪七公の降龍十八掌が全部破られたと思われちゃうわ」
なーんて蓉儿に言われたら乗せられているのがわかっているくせに
ちゃっかり教えずにはいられないというかわいらしさが最高。
心残りはやはり内功消失事件が最後まであとを引いてしまったことか。
普段はそんな感じでダラダラして
ひたすら食べてるか寝てるかのどちらかという
悠々自適の隠者そのまんまという感じの七公だけど、
正義の味方・丐幇幇主として悪と戦う時にはとたんに凛々しく変身
やる時はやるのだ、この老叫化子は@@
格好良すぎですね。
そして面倒見のよさ
一度弟子にした靖儿も蓉儿もキッチリ最後まで面倒は見てやるし
関わりあいになった柯大侠や全真七子も
面倒くさがりつつも丐幇の連中も
みんなまとめて面倒見てやるのだ。
七公はたぶんこの物語の中でも一番人間が大きい人物ですね。
七公本人の魅力もさることながら
中の人・孫海英がこの特異な人柄の造形に大きく貢献しているということは
誰も異論はないことでしょう。
これも以前書きましたが、中の人本人が声を当てている
蛇口から水がだだ漏れするかのようなその独特な喋り方と甲高い声はちょっと忘れられません。
話しているのを聞いてるだけで面白い。
黄薬師黄老邪(ホワンラオシェ)、薬兄(ヤオシュン)、爹(ディエ)
この物語の裏のヒロインはこの人かも知れない(笑)
とりあえず強すぎ。頑固でへそ曲がりすぎ。そしてデレデレすぎ。
なんかもう色んな点で他を凌駕しています。すごいよパパ。
桃花島の東西北勝負からはじまって曲三酒場、煙雨楼と
このおじさんは画面に出てくるたびに
ことごとく見せ場をかっさらっていったような…(笑)
武功の凄まじさに加えて
頭もよくて風流人という隙のなさ
それでいて微妙に頭が悪くてやっぱりカッとなってすぐ暴走
悪いことをしたと他人に決め付けられると本当はやってないのに
ああしたさ、それがどうした文句あるかわしは黄老邪だぞと
どう考えてもおかしい開き直り方をするヘソ曲がりっぷり。
そして何と言っても愛する娘・蓉儿へ注がれる
微塵も隠すことのない曇りなき愛情表現は反則。
どんな場面だろうと二人でほんわかゾーンを形成。
見ているこっちは頬がゆるみっぱなしですよ。
たぶん「黄薬師パパと蓉儿の何気ない日常」というのが
まるまる一話かけて描かれたとしても
全く退屈はせずに見ていられると思う。
お互い認め合っている七兄との友情も良い。
老頑童のことも親しげに伯通(パートン)って名前で呼ぶのは何気にこの人だけだし
要は自分が認めた相手にはとことん敬意を払うし礼も尽くすけど
認めていない相手は完全にどうでもよく、塵芥のように気も払わないってのが
あまりにも徹底してるんだよな、黄薬師パパは(笑)
伊達に東邪とは呼ばれていないわけです。
あと全然関係ない話なんだけど、
最近「絞扼神経障害(こうやくしんけいしょうがい)」
という単語を耳にするたびにニヤニヤしてしまいます。
(似たような線で「隔世遺伝(かくせいいでん)」もヤバイ。
アホが遺伝するってことだろうか?!みたいな)
欧陽鋒欧陽伯伯(オーヤンボーボー)、老毒物(ラオトーウー)、鋒兄(フォンシュン)
登場当初は温厚そうな見た目と中身のギャップに
良い意味で戸惑いましたが、それも一瞬のこと
いちおう最強の悪役ということで物語の最後まで君臨しつづけましたが
そのあまりにも哀れな最後はちょっと悲しくなりました。
島編では傍若無人さ&恩知らずっぷりがかなり腹立たしいものでしたが
それと並行して描かれた父親カミングアウトを皮切りに
悪人のくせにやたらと人間らしいところがあるという
憎みきれなさを発揮。
エプロン姿は笑えばいいのか微笑めばいいのか
なんとも異様な和みシーンでした。
とりあえず来世では息子さんと二人、お幸せに。
武術に真剣なあまりに九陰真経が絡むと途端に
やることなすこと全部おかしくなるというコメディリリーフぶりも
悪役としては定番ながら楽しめました。
周伯通周伯通(チョーパートン)、老頑童(ラオワントン)、周大哥(チョウダーグ)
悪気はなく100%好奇心だけでイタズラやりたい放題
ひたすら場を引っ掻き回す江湖の最終兵器
まさにこやつはジョーカーと言えよう
定番の台詞「好玩(ハオワン)、好玩!」を始めとして
やたら高い声で「ンンー?(最初のンにアクセント)」とか
見てるだけで楽しいコロコロ変わる百面相とか
とにかく老頑童の名の通りにそのまんま子供
思い通りに行かないとウワーンと駄々こねるところまで子供(笑)
前も書いた気がするけど変人ぞろいのこの話の中でも
一等賞は間違いなくこいつだ。
回想の王重陽の葬儀の場面ではあっさり西毒に抜かれてた割に
現在になると負けずとも劣らずどころか劇中でも最強レベルになってるのは
やっぱり九陰真経をコッソリ見てたんだろうか?(笑)
とにかくその最強の腕前でもってやりたい放題するもんだから
オモチャ・遊び相手として目をつけられたほうはたまったものではない。
どんなに真面目な話の最中でも強制的に老頑童ワールドへ引きずり込まれ
ギャグキャラと化すのだからまったく始末が悪いね。
終盤の裘千仞との追いかけっこはともかくとして
とりあえず出てくるだけでニヤニヤしてしまう老頑童
やっぱり大好きだな。
ところでこの桃花島編で入った回想シーン、
つまりだいたい時期的にまだ王重陽が存命していたころは
「老頑童」の二つ名は持ってなかったんだろうけど、
その後15年間ずっと桃花島に幽閉されてたはずなのに
どこから「老頑童」の名前がついたんだろう?@@
…たぶん気にしたら負けか@@