◎できごと1、独龍岡を攻めあぐねる宋江に対し、呉用は一計を案じた。
祝家荘は力で攻めるよりも搦め手から落とすのが吉ということである。
一方、祝家荘では武芸師範の欒廷玉が、梁山泊軍の脅威に対し
登州の提轄である同門の師兄・孫立に助けを求めることを祝彪らに提案した。
さっそく祝家荘は使いを出して金子を孫立に届けたが、
孫立は清廉潔白な人柄だったので、これを受け取ることを拒んだ。
2、そこへ孫立の弟・孫新の使いがやって来て、
孫新の妻(=孫立の義妹)・顧大嫂が病気だと告げたため、孫立は急ぎ弟の家に向かった。
ところが孫立が家に行くと顧大嫂は病気などではなく、
代わりに解珍・解宝の兄弟を救うために夫婦で人を殺したと告白された。
兄弟として孫立も連座を免れないため、共に梁山泊へ入ろうと誘う孫新・顧大嫂夫婦だが
孫立はふんぎりがつかない。
そこへ宋江が姿を現した。
国への忠義を捨てるわけではなく、奸臣を討つ為に働き
いつの日か皇帝の招安(恩赦)が下れば晴れて忠義を全うできると説く宋江に
孫立はすっかり心服し、梁山泊のために手柄を立てんと
欒廷玉の頼みを受けて祝家荘に潜入することにした。
3、捕らわれた妹のことが心配な扈成は祝彪に宋江と和平を結び、
捕虜を交換してはどうかと提案したが聞き入れられなかったため、
密かに梁山泊軍の軍営にやって来た。
祝家荘に逆らえず仕方なく助勢しているとの話を聞いた宋江と呉用は
扈成に扈家荘の者は今後、祝家荘で何が起きても加勢はせず、
また逃げる者がいたら捕縛して梁山泊軍に引き渡すようにとの約束をさせた。
4、孫立は孫新、顧大嫂、解兄弟を引き連れて祝家荘に加勢に駆けつけたが、
祝彪はまだ完全に孫立を信用したわけではなかった。
しかし独龍岡の門前で石秀と一騎打ちをし、
これを破って捕虜にしてみせたので疑いを解いた。
その晩のうちに孫立一行は独龍岡内に捕らわれていた梁山泊軍の他の捕虜たちを解放し、
内側から攻撃を仕掛けた。
内部から城門を開けられ、外からも独龍岡はひとたまりもなく陥落した。
祝龍、祝虎は討ち死にし、逃亡を試みた祝彪も扈成に捕らえられた。
欒廷玉も孫立によって討たれた。
捕まえた祝彪を連行する途中の扈成は李逵と遭遇、
李逵は祝彪を殺し、さらに王英を捕らえた扈三娘への恨みから扈成にも襲い掛かったため
扈成は已む無く逃走した。
王英は宋江によって、以前約束した通りに扈三娘との結婚を取り持たれることになった。
5、戦勝に沸く梁山泊軍の陣営に戴宗が駆け込んできた。
柴進が殷天錫なる人物と高俅の甥である高唐州知府・高廉によって罪を着せられ
死刑囚牢に入れられたのである。
怒った宋江は兵をそのまま進め、高唐州を攻撃した。
6、梁山泊軍の猛攻の前に、高廉は東京に救援を求めることにした。
事態を重く見た高俅は徽宗皇帝に上奏。
呼延灼を総大将として討伐軍を派遣した。
7、梁山泊軍は官軍の援軍に偽装して
出迎えに出た高廉をまんまと仕留めることに成功した。
しかし城内の牢に柴進の姿はなかった。
甥の高廉が戦死したとの報せを受けた高俅は、宋江への復讐を誓うのだった。
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◎かんそう・祝家荘編・後編は思っていたより左右にいろいろと話が飛び、
さらにその後、戦いの余韻も覚めやらぬままマッハで次の戦いが始まり
それもまたかなりすごい勢いで省略され
なにやら目まぐるしい今回であった@@
・もともと、全部のエピソードをなぞっているというわけではなく
例えば史進が王進と出会った話のように、
台詞だけで後から説明されたり
楊雄の初出のように適当に組み替えられたりということも
これまで結構見受けられたんだけど、
今回の解兄弟らへんの話もたぶんそんな感じだろう。
・あと高唐州攻めが、高廉が出てきたらいきなり次の場面では敗れて負傷し
その後も一気に解決と相成ったが、
これは全体の尺の都合ということももちろんあっただろうけど、
あとこのドラマの場合は原則として妖術やその類を
物語の中で使えないという制約があるため、
たぶん本来は妖術使いらしい高廉が活躍するような話を
いちいち描くわけにもいかず
結果としてこのよーに大筋のみをなぞったような形になったのではないか…
と推測される。
この辺は、あとで原作を読んで補完するのが吉って感じだな。
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◎人物まとめ→梁山泊の人たち・宋江(そう・こう)神出鬼没の公明哥哥は
相変わらずの天性の人たらし能力によって
孫立を見事にたらしこんだ。
軍師の計画で最初から孫立を篭絡するために向かったくせに
本人を前にするとそんな様子はおくびにも出さないところは
さすがこの人も腹黒だっただけのことはある(笑)
今回はそんな軍師に「焦ってはいけません」と
しきりに諭されていたような印象があったが…
どうも、孫立の前で語った「胸のうち」によると
公明哥哥はいつか皇帝に認めてもらい
日の当たる場所に出たいと考えているようだが、
しかしあのボンクラ皇帝にはたしてそのような判断は求められるものなのか?
という懸念は色濃い。
あとパパさんなんですけど、
なんかいつの間にやらちゃっかり梁山泊入りしてたみたいですね(^^;
描写そのものは割愛されたけど
この間の晁蓋哥哥との会話の後でさくっと本決まりになって
連れてこられたってことだったのか。
・李逵(り・き)…黒旋風この男、無邪気でかわいい様子でつい忘れそうになるが
基本的にこういうキケンな人物なんだよな(笑)
躊躇せずに捕虜になった無抵抗の祝彪をさくっと簡単に殺しちゃうし、
一度敵対してたってだけで扈成も追い散らしちゃうし、
下手したら孫立の裏切りのことも知らずに
そのまま勢いで殺しちゃったりしないかと私はヒヤヒヤしましたよ。
なんつーか、まさにいろんな意味で子供なのか(^^;
でも公明哥哥には絶対服従で
「この馬鹿の言うことは気にしないでくれ」とか
まるっきり馬鹿扱いされてもぜんぜん堪えてないのよね(笑)
この無茶苦茶なアンバランスさがまた魅力か。
・王英(おう・えい)…矮脚虎というわけでタナボタ的に活躍し、嫁さんもゲットしてしまった。
ま、とっ捕まっても未だに扈三娘をネタに色ボケトークを続けてるとこなんかは
ほんといい性格してると思うが(笑)
・時遷(じ・せん)…こそどろちょ、おま、そんなヌルリと格子の間から抜け出せるんなら
もっと早く脱出しろとw
しかしこの軽いノリ、王英とは気が合いそうだね(笑)
・花栄(か・えい)…小李広今回は欒廷玉相手の殺陣、そして祝家荘編最後の追撃戦と見せ場が二つもあった。
やはり弓使いは美味しい。
後者の二連装で確実に相手を仕留めた様子も良かったが、
前者で一騎打ちの最中に距離を取ってからクルっと振り返り、

足を軸にしてズバシュと撃つのは格好良すぎ。
しかもそれで見事に当てちゃうってんだからタマランね。
| ・孫立(そん・りつ)…登州の提轄 |
 | 「病尉遅」と呼ばれる。 欒廷玉の同門で、呉先生の計略によって 梁山泊陣営に取り込まれることになった。 お金でなびいたりすることのない 実直な軍人さんという感じか。 悪く言えばクセがないので、 今後出番がちゃんとあるか不安になるけど(^^; |
でもこの双鞭を使った殺陣は無茶苦茶格好良かった。

鞭ってこんなに恐ろしい武器だったんだな〜。
・孫新(そん・しん)…孫立の弟・顧大嫂(こ・だいそう)…孫新の妻・解珍(かい・ちん)・解宝(かい・ほう)たぶんもうこの先、主立った出番はなさそうな気がする…
顧大嫂は、扈三娘に続けて珍しくまっとうな女性だったのだが。
→祝家荘の人たち・祝彪(しゅく・ひょう)…祝家荘の宗主・三男見せ場らしい見せ場もなく終わってしまった。
たぶん鉄牛が殺らなくても結局は殺されてしまっていたんだろうという気はするが、
それにしても哀れな最期だ(^^;
まあ恐怖とかを感じる前にあっさり死んだのは
ある意味幸いだったのか?
| ・欒廷玉(らん・ていぎょく)…祝家荘の武芸師範 |
 | 花栄にはやられてしまうし その後、見事に出し抜かれてしまうしで やはりいいところがなかった。 最後はなんだかんだで甘い孫立師兄に見逃されて 後日、厄介なことになるのか?と一瞬不安になったが やっぱりそれではまずいと思い直した孫立によって射殺され 結局SATSUGAIされたのであった。 阿弥陀仏(-人-) |
→官軍の人たち| ・高廉(こう・れん) |
 | 「飛天神兵」なんていう単語が出てきたので 何だそれはと思ったら、 要はただの精鋭部隊だったようだ。 それも名前が出てきただけで見せ場すらなく終わった(^^; 上にも書いたように一応、元の設定では妖術使いってことで それらしい雰囲気はあったのだが、雰囲気だけでした(笑) 柴進をバシバシ叩いていじめていたという印象しかなかったのう。 |
・高俅(こう・きゅう)…太尉甥の高廉をSATSUGAIされたことで、宋江絶対に許さんと
復讐の炎に火がついてしまった。
この男、ずいぶん長いこと出番がなかったから記憶が薄れているかも知れないけど
やると決めたら絶対にやってしまうので、結構、先が心配になる。
| ・呼延灼(こえん・しゃく) |
 | 勢いを増す梁山泊軍を打倒するため 朝廷から使わされた軍人。 由緒ある家柄の出のようです。 二本の胴鞭を使うらしい。 その実力はまだ未知数である。
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