◎できごと1、女将に半ば押し切られる形で宋江は閻婆惜を身受けし
妾として引き取ることになった。
もともと生活に困っていた閻婆惜を助けてやりたいというつもりはあったものの
男女として好き嫌いといった感情があるわけではなかった宋江は
すっかりその気の閻婆惜に対して及び腰になってしまい、
床も共にしないまま何日も過ぎて行った。
2、一方、閻婆惜に惚れていた張文遠としてはこれが面白くない。
自分が宋江に取り立てられた身分であることもすっかり忘れ
いつしか閻婆惜と密通するようになっていた。
閻婆惜を宋江とくっつけることができて上機嫌の女将(閻婆惜の義母)だが
閻婆惜の方は不機嫌で態度も連れないため
腹を立てて閻婆惜と張文遠との仲を宋江に告げ口することにした。
3、梁山泊に落ち着いた晁蓋は、官軍に追われる身になった際に
自分の逃亡を助けてくれた宋江、そして雷横に礼をしようと
劉唐に手紙と金を持たせて使いに出した。
宋江は情義のためにやったことだと金を受け取ることを固辞し、
ひとまず百両の礼のうちの一両だけを受け取って劉唐を返した。
劉唐は雷横とも会い、彼に済州に捕まっている白勝を助けるよう頼んだ。
4、閻婆惜に会いに行った宋江は
彼女から密通の話が事実だと聞かされたが、
別に驚くことも腹を立てることもなく、二人の好きにさせてやることにした。
閻婆惜は自分に執着しない宋江が気に入らず、宋江を引きとめようとするが
宋江は逃げるようにその場を後にした。
しかしその際に、晁蓋からの手紙と礼の金一両が入ったままの袋を
閻婆惜の部屋に置き忘れてしまう。
慌てて取りに戻るが、閻婆惜はすでにこれに気がついていた。
手紙を盾に、自分を正規の夫人にするよう要求する閻婆惜に対し
宋江はしぶしぶ承諾するが、
閻婆惜は実際に式を挙げるまでは手紙を返さないと脅迫する。
強引に取り上げようとして揉み合いになり、
はずみで宋江は懐刀で閻婆惜を刺し殺してしまった。
呆然として帰途に着く途中で宋江はまたもや女将に絡まれ、
邪険に振り払われた女将は通り中に宋江の殺人を触れ回った…
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◎かんそう・いやはや…(^^;
ちょっと前に閻婆惜は三大だか四大悪女、みたいな風評をちらりと見たものの、
今回を観るまではどこがだ?と不思議に思っていたんですが、納得(^^;
・物凄い勢いでbitch化した閻婆惜ですが、それはそれで確かに酷い。
でも100%、元から全て悪いというわけでもないんだよね(^^;
・今回、宋江もついにまっとうな人間の道から転がり落ちることになってしまったわけですが、
これもなんつーか、自業自得分が三分の一って感じだ。
まず最初に、
義理堅いのはわかるんだけど、明らかにそんなことしたら迷惑になるだろー(^^;
という晁蓋のお礼がひとつ(笑)
もともとあなたを助けてくれたような人たちは
お金なんかもらって喜ぶ人じゃないってことは明らかなんだし、
お尋ね者なんだから手紙なんか出したら
物凄くキケンだと思うんですけど、
そういうことはあまり考えられなかったんでしょうか(^^;
まあその辺もあの人らしいといえばあの人らしいが…
そして、その使いに、これまた思い切り目立つ上に
融通も利かない劉唐を出すというのがまた(^^;
(まあ、このことについては実害はなかったとは言え)
と、この晁蓋の迂闊さが最初の三分の一だ。
ほんと、楊志といい
関わった人たちをことごとく地獄に引きずりこむ人だな(笑)
(しかも本人無自覚(笑))
・次の三分の一はいくら相手にされなかったからといって
どんどんおかしなことになっていった閻婆惜、と。
いやー、つーかまさかこの前、父ちゃんと一緒にベンベン芸妓やってたときには
こんなことになるとは想像もしなかった(^^;
最初のうちはまだ同情の余地もあったんだが、
張文遠とくっつくのも許してやるし
生活費も出してやるって言ってるのに
まるっきり聞かないんだもんなー(^^;
宋押司としてはまるっきり理解不能な生き物に映ったことだろう(^^;
女としての自尊心だけがとつぜんムクムクと肥大化しちゃったってことか。
・で、最後の三分の一が宋押司の自業自得分、と。
あなたが女そのものに興味がないのかどうなのかは知りませんが(笑)、
そりゃあれだけ連れないことを繰り返していたら
女だっておかしくなりますよ(^^;
なんだろう、基本的に、腹の中を決して他人に見せない人のようだし、
そうなると女の前で何もかもさらけ出すってことは
そもそも激しく抵抗があるというか、出来ない人なのかな。
まあ一番は、別に人として助けてあげただけで
女として好意があったわけではないってことなんだろうけど。
・でも証拠の手紙は隠滅したし、
あとは姦通してた妻を殺したってことになったとしても
そこまで重い罪に問われるのかな?
この辺は次回を待て、って感じか。
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◎人物まとめ・宋江(そう・こう)…鄲城の押司今回の主役。
宋押司(ソンヤース)はいちいちやることなすこと可笑しくて楽しい。
なんか置物か観葉植物みたいな人だよね(笑)
ぽくちん、おにゃのこに興味ないの下っ端の張文遠にまで腹黒言われてるのには爆笑。
結局のところ身から出た錆なのか、それとも晁蓋に引き摺り下ろされたのか。
どうなるのか宋押司。
・閻婆惜(えん・ばしゃく)…宋江の妾まさかの地雷女化には唖然としながらも、
宋押司の態度があまりにもアレだったことを考慮すると
それもある程度までは仕方がなかったのかも知れない。
でも最後のシーンでのベッドでのあのふてぶてしさは
さすが温厚な宋押司でもキレるくらいに憎たらしかったね。
こんなんじゃ父ちゃんも浮かばれんぞ。
・張文遠(ちょう・ぶんえん)…鄲城の文書官まさかの裏返りにあんぐりと口が開きました。
宋押司にあれだけ助けてもらっておきながら、何このゴミ男?
やはり高俅のようなタイプよりも
陸謙やこいつのように、この手の恩知らず型のクズが
一番ムカつくということがよくわかった。
・雷横(らい・おう)…鄲城の都管相変わらず腹黒の宋押司を相手に
お互い腹のうちを隠しながらチクチクと牽制しあう姿が微笑ましい(笑)
まったくあんたらは何をやってるんだか(笑)
結局、押し付けられる形で金子を受け取り
白勝を助けることにしたらしい。
しかしこの人もこの金子が原因で転落しそうな悪寒が…