◎できごと1、人目を避けるため、人夫に扮した楊志一隊は
酷暑のため、昼に休み、夜に進むという強行軍を行っていた。
重い荷物に過酷な道程のため兵士たちの間に徐々に疲労と憤懣が蓄積されていった。
中でも謝都管と二人の虞侯は公然と楊志に対して不満を述べた。
2、一方、晁蓋たち七人は手押し車を押し
なつめ売りに扮して生辰綱の一隊を追跡していた。
道中で白勝を仲間に加えた晁蓋らはついに黄泥岡で生辰綱の一隊に肉薄する。
昼夜逆転のために疲れが取れず
そのうち昼に行軍することも多くなった兵士たちの疲労はピークに達していた。
ついに誰からともなく黄泥岡でへたり込んでしまい、楊志の檄ももはや効果がない。
遭遇した相手が盗賊などではなく、なつめ売りの商人だったと判明したことも
逆に緊張の糸を切る結果になり、ついに楊志は休息を許可するのだった。
3、そこへ酒売りに扮した白勝が現われた。
楊志は痺れ薬を警戒して兵士たちに酒を飲むことを禁じるが、
すると今度は晁蓋たちが酒を買い求め、片方の桶を飲んでしまった。
いよいよ兵士たちは我慢ができなくなり、
またすでに同じ酒を飲んだ晁蓋たちが何ともなかったため
警戒を解いた楊志はこれを許し、自分も飲んでしまった。
もちろんこれは罠で、白勝とグルの晁蓋たちは
どさくさにまぎれて自分たちが買ったほうではない、もう片方の桶に
痺れ薬を混ぜていたのだ。
こうしてまんまと晁蓋一味は生辰綱を奪取してしまったのだった。
4、飲んだ量の少なかった楊志は
他の者たちよりも早く覚醒したが、すでに後の祭りだった。
ひとしきり悪態をつき、蔡京に宛てた手紙を破り捨てると、
楊志はふらふらと林の奥へ消えて行く。
辺りが暗くなった頃に残された都管ほか兵士たちは皆目覚めた。
自分たちの犯した致命的な過ちを知った彼らだが、
楊志の姿がないのを見て、全ての罪を彼になすりつけて保身を図ることを決めた。
その頃、楊志は近くの宿の前で首を吊ろうとしたが、
それすらも宿の主人に邪魔されてままならず、
何かが吹っ切れたように呵々大笑するのだった。
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◎かんそう・ひ、ひさんだ…T_T
前回からすでにこうなることはわかっていたとはいえ、
あまりにもヒサンすぎるT_T
ああ、楊志…T_T
・義侠だのなんだえらそうなことを言っても、
結局はその過程で、こうして誰かの人生を踏みにじっていることには
間違いがないということだ。
赤髪鬼の笑い顔が憎たらしくてたまりませんでした(笑)
・ただなあ。
やはり楊志自身のやり方に問題がなかったかというと、そうでもないわけで。
もう少し途中で適度に休息を入れてやるとか、抜く機会を作ってやるとか、
そういうことをしていれば、ここまでいっぱいいっぱいの状況にはなっていなかっただろうし、
なっていなければ付け込まれることもなかったんじゃないかと思う。
・とはいえ、そんな風に小器用なことは出来ないのも
また楊志という人間なんだよなー。
要するに不器用というか、ともかく自分のこと…というより、
何としても任務を達成するぞ!
このことでいっぱいいっぱいだったんだよね。
それでずっと緊張を切らしていなければ良かったんだが、
やはり周りの雰囲気というものには、さすがの楊志も抗えなかった。
あの一杯を飲んでさえいなければ、その後の人生も変わったんだろうなぁ。
いやはや。
貴様らみんな豚っ……! 豚だっ……!(福本風に)-----------------
◎人物まとめ・楊志(よう・し)…提轄すでにほとんど上に書いてしまったが…
つーか、最近思うんだけど、わざわざこうして人物別にまとめる必要って
実はあんまりないかも知れないな、このドラマ。
そんなわけで繰り返しになるが、
今回は口下手で不器用な楊志の短所がモロに出てしまったということだ。
かといって最初から普通に大名行列やってたら、
それはそれでもっと大規模に盗賊に襲われる可能性もあっただろうし…
やはりもうちょっと、こまめこまめに人夫を休ませて
不満が吹き出ないように配慮するべきだったね。
(とはいえ、これも日程上厳しいのかも知れないが…)
あと、荷物が消えた後に
いくらヤケになったからってあんたまで姿を消しちゃったら
こういう風になすりつけられる展開になったってのも
わかりきってたことだと思うんだが(^^;
まあ、ヤケになった人間がそんなことを考えられるわけはないか。
まったく、本当ここまで不運でヒサンだとたまらんね。
(しかも本人が「こんなに頑張ってるのにどうしてオレだけ」と
悲嘆に暮れるところがまた観てて悲哀たっぷりだ)
・晁蓋(ちょう・がい)…晁天王
・呉用(ご・よう)…智多星
・劉唐(りゅう・とう)…赤髪鬼
・阮小二(げん・しょうに)…阮三兄弟
・阮小五(げん・しょうご)…阮三兄弟
・阮小七(げん・しょうしち)…阮三兄弟
・公孫勝(こうそん・しょう)…一清先生こ〜の悪人どもめ(笑)
みんな袖なし・半ズボンでノリノリだったな。
もともと見るからにガテン系の劉唐や三兄弟はともかく
呉先生まであんな格好するとは…(笑)
| ・白勝(はく・しょう) |
 | 「白日鼠」と呼ばれる。 酒売りに扮してまんまと生辰綱の一隊を陥れた。 しかし「白日鼠」って、見たまんま ネズミみたいな顔だからってんだろうけど、 よくもまあこんな見事にネズミみたいな 出っ歯の中の人を見つけてきたものです。 |