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2008.03.12 水滸伝08
このドラマ、やっぱり音楽も抜群に良いな。
BGM自体がそんなにしょっちゅうかかるわけじゃないんだけど
要所要所で物凄く効果的に使ってくる。
メインテーマをアレンジしたものを使うというパターンに私が弱いってのもあるか。
あと「さあ対決だ!」って場面で疾走するような元気の良い曲がかかるのも好き。
今はまだぜんぜん序盤なので、
主人公(林冲)の境遇こそ悲惨とはいえ、
全体としての悲劇性や重さはそれほどでもないってのもあるんだろうけど。
やはり音楽の良し悪しってドラマのトータルな印象に大きく影響するよね。

と、書いていたら今回の見せ場の場面の殺陣で
まさにその曲が使われていました。
動画が見つかったので貼っておこう。

http://jp.youtube.com/watch?v=w0AS7pUh-Gw
イイですよこれは~。


第八集 林冲落草
~林冲 落草す
◎できごと

1、東京では林冲の夫人が自害してしまい、
その父は悲嘆のあまり呆然としたまま生きる気力を失くしていた。
義憤に駆られた張三たちは、昔のつてを使って市場に来ていた高衙内を
単独で菜園の家に連れ込み、陰茎を切断してしまった。
高俅はこの一件は単なるちんぴらの仕業ではなく、
裏に手を引いた者がいるのではと疑った。

2、柴進の館に匿われていた林冲だったが、
高俅から突付かれた滄州府によって彼の人相書きが世間には出回っていた。
柴進に迷惑をかけたくない林冲は、柴進の推薦を受け
山東・済州の梁山泊へ身を寄せることにした。

3、梁山泊には王倫、杜遷、宋万の三人の首領がいた。
自分より才覚も元の身分も上である林冲が気に入らない王倫は
林冲を梁山泊に留めたくないと考えるのだが、
林冲を梁山泊に留め置きたい頭領の朱貴、それに杜遷、宋万に説得されて
投名状として人の首をひとつ持って来れば仲間入りを許すという約束になった。

4、目付け役と一緒に峠に潜んで手ごろな獲物を待つ林冲だったが
生来の優しさが災いして結局、首を取れないまま時間だけが過ぎて行った。
あきらめかけていたところへ重い荷物を担いだ一人の男が通りかかる。
林冲が姿を現すと男は荷物を置いて逃げて行ってしまったが、その中身は財宝だった。
これを投名状の代わりに持ち帰ろうとする林冲だが、
そこへ突然、荷物を奪い返さんと顔に大きなあざのある男が襲い掛かってきた。

5、目付け役が荷物を持って梁山泊に逃げ戻り、そして救援に向かおうとすると
先程の男と林冲が一緒に船に乗って戻ってきた。
男は制使(武官)の楊志で、禁軍の教頭である林冲のことも聞き知っていたのだった。
奪われた荷物は、彼が輸送任務失敗の取り成しを頼む賄賂のための財宝だったのである。
朝廷でも名のある官職を持った相手に
王倫は林冲への態度とは手のひらを返したように楊志をもてなし、
梁山泊へそのまま留まることをすら勧める。
楊志はそれを断って東京へと戻り、
自分が王倫に疎まれていることを知る林冲は彼に同行して立ち去ろうとするが、
朱貴らに止められて結局、残ることになったのだった。


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◎かんそう
・前回で第一章・完!かと思ったら、まだ林冲の話が続いた。
いや、これはうれしい。
なんかもうすっかり主人公として感情移入しちゃうな~。

・ついに「梁山泊」が登場したわけなんだけど、
確か最初はまだ普通に盗賊みたいなことをやってるだけなんだよね。
(この辺もぼんやりと覚えている)
観ている側にとっても未知のものであるこの組織(というか集まり)に
同様に新参である林冲の視点から入っていくということで
やはりわくわく感が倍増だ。
ついでにここまでで林冲の高潔な人となりについてもシッカリとイメージが定着してるから、
そんな林冲がこの先どう関わっていくことになるのかということについて
さらに観ていて楽しいという。

・今回はさんざん葛藤して、でも結局、無実の人を殺すことができずに
そのまま帰っていこうとする林冲というだけで十分だったんだが
そこからさらに未知の強敵の乱入→戦い、という流れが無茶苦茶燃えた。
まさかここでそういう風に持ってくるか!という驚きがありました。
さすが元祖・武侠ものか。

しかもまたこの殺陣が無茶苦茶熱いし。
禁軍八十万の教頭の名はダテじゃないってことで、刀も人並み以上に使えたんだな。
最初にも動画へのリンクを貼りましたが、この音楽。
このラッパがプカプカ~となるのが良い!


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◎人物まとめ

・林冲(りん・ちゅう)…元・禁軍の教頭
もう何やっても様になるなぁ。
初登場の頃はどこか育ちのいい感じがあったんだけど、
さんざん荒波を乗り越えて日に焼けて、
芯がどっしりと太くなった雰囲気がありますね。
それでいて、やっぱり根っこのところでは変わらず
お母さんと息子を手にかけられずにそのまま行かせちゃったりってとこが
またすごくこの人らしくて良いのだ。
でも、恨むべきは高俅よりもむしろ衙内だと思うんだけどな~(^^;

しかしそれはそれとして、本人はまだ知らんことだが
奥さん死んじゃったのか@@
前回の山神廟のあれは正夢だったのね@@
待ってるって言ったんだからちゃんと待ってなさいよ…と言いたくもあるが
それだけ衙内にしつこく迫られたってことか…
残されたおとっつぁんもかわいそうだのう。


・柴進(さい・しん)…荘園の主
前回の終わりで林冲はまるっきり行き場をなくしたように思ったら、
なるほど、この人のところに転がり込んでいたわけね。
やはりいい人だ。


・高衙内(こう・がない)…高俅の義理の息子
チンコ切断きたわ…
前回あんなふうに心配になったはいえ、張三ナイスだ。
でも本当なら、ちゃんとキッチリ殺して禍根は断っておいたほうが良かった気もするが…


・高俅(こう・きゅう)…太尉
すっかり成長して(?)立派な魏宗万になった。
いちおう衙内のことを庇うどころかちゃんと怒ってるあたり
林冲がそこまでメタクソに憎むほどひどい奴ではないように見えるんだが…(^^;
まあでも直接的に林冲を地獄に落としたのは、この高俅には違いないのか。


・王倫(おう・りん)…梁山泊の首領1

「白衣秀士」の異名を持つ。
お山の大将をやっていたいだけの人。
科挙に落ちた挙句にこんなところに…という来歴が
なんともミジメさたっぷりだ。
しかし物凄い直球で林冲イラネとか言い出したのには
さすがに吹いてしまった。
なんつーか、ある意味すごい人だ。


・杜遷(と・せん)…梁山泊の首領2

「模着天」の異名を持つ。
杜遷と宋万は一見すると区別がつかなくなるので危険だが
こっちが杜遷だ。
林冲の才覚をちゃんと認めている。


・宋万(そう・まん)…梁山泊の首領3

「雲裏金剛」の異名を持つ。
で、こっちが宋万。
同じく、林冲を仲間に入れることに抵抗はない。
あごひげがあるのが杜遷、ないのが宋万、と考えると識別しやすい。


・朱貴(しゅ・き)…梁山泊の頭領

位の上ではひとつ下のようだけど
歯に衣を着せずに言いたいことをスパスパ言うのは好感度が高い。
林冲を認めており、残って欲しいと思っている。
というよりむしろ下手すると王倫を追っ払おうとか
そういう風にそのうち言い出しそうな感じだ。
(そうなるんだったよーな気もするが、記憶がアイマイだ。)


・楊志(よう・し)…制使(武官)

「青面獣」の異名を持つ。
徽宗のコレクションのための花石綱を先導中に船が転覆したため
とりあえず東京へ報告に戻る途中だった。
林冲と同レベルの使い手のようだ。
得物はこれ、青龍刀?


 
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追記(10/04/19)
・高太尉、中の人が入れ替わって蹴鞠スキルが失われたわけだが、
今回はそれをうまいこと「気がかりがあるからはやく太尉府へ帰るための言い訳」として
劇中で使ってみせているというのがニクイ。

・太尉府の門前に、陸謙や富安の親族たち。
結果論ではあるし、結局の責任の所在はともかくとして、
林冲がやったことというのは、こういう波紋を起こすことでもあったということだ。

・林家離散…
正気を失ってしまったおとっつぁんが不憫というのは上に書いたとおりで、
そしてやっぱり改めて観ても、これは林夫人が悪い気もする(^^;
確か別れの時には待ってるとは言っておらず、来世で一緒に的なことを言ってたっけ。
う~ん、たぶん時代背景なんかを考えれば、
自害してしまったというのも責められないことではあるんだろうな。
ああいう風な境遇に林冲が陥ってしまった以上は、
もう二度と一緒には暮らせないということだろうし。
それなら来世でということか。
(まあ、やはり釈然としないものは残るが…)
(誰もが待ち続けられるだけの強さを持っているというものでもない、ということでもあるかな。)

・張三の仲間ののっぽってのは、衙内が昔、第一集の頃につるんでた連中の一人らしい。
めぐりめぐって、今はならずものの張三一派の中にいたってことか。

・投名状、確かにいきなり無関係な人間を殺すというのは、
ずいぶん覚悟の要ることだ。
条件としては、納得の行くものではある。
しかし関係ないけど、道端に隠れて獲物をずっと待ち続ける林冲を見て、
ずっと昔、Ultima Onlineというネットゲームで
初めてPK(他のプレイヤーに襲い掛かって殺す追いはぎ行為)をしようと待ち構えていた時の気持ちを思い出した(笑)

・朱貴はいつでも必死な様子が微笑ましいな。
好感が持てる。

・ま、まあ確かに、
かたや朝廷のおたずねもの
かたや江湖のビッグネームでは、対応に差も出ようというものではあるが…(^^;
ここまであからさまというのは…(^^;
林冲を本当に柴大官人に押し付けられた厄介者としか思ってないのな、この白ネズミは(^^;

・なんだかんだで林教頭は、こういう風に虐げられるのが芸風なのかも(^^;
「腕は立つがツキがない」という言い表しが的を射すぎてなんとも…w

・一緒に行きたくなった林教頭。
でもやっぱりしがらみに弱い林教頭。
思うままに生きることもかなわぬわが身を嘆いて、一人涙するといったところか…(ドコドコドコドコドコドコドコドコ…♪)

 
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さらに追記(10/04/29)
・↑で
張三の仲間ののっぽってのは、衙内が昔、第一集の頃につるんでた連中の一人らしい。
めぐりめぐって、今はならずものの張三一派の中にいたってことか。

と書いたんだけど、何気なく第一集を見直してみたらびっくり。
冒頭の高俅一味の中に、そのものズバリ張三を発見しましたよ。

↑一番左で、大道芸人のオッチャンから棒を取り上げた張三
(この後、棒を膝蹴りで折ろうとしてイタタとなる)



↑王教頭にボコられて足蹴にされる張三
(この後、さらに腕を捻り上げられて放り投げられる)



↑酒場で仲間たちと談笑する張三
(この後、乗り込んできた高俅の配下にボコられる)

…なんか結構酷い目に会ってますが(^^;
考えてみれば、同じ開封でのイベントだもんな。
高俅&衙内が抜けた後の一派がそのまま続いて、
後に心を入れ替えて魯智深の手下となったってわけか。
(確認してないけど、他の面子も一緒?)
意外なリンクでしたけど、作品世界内での地続き感が感じられて良いですね。

 
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