水滸伝07

すげえ! 面白い!
なんだろうこれ、
やっぱ基本は「人物」が主体でお話が進んでいるからだろうか。
今回は前半の最初の山場とも言える感じだった。


第七集 風雪山神廟
〜風雪の山神廟
◎できごと

1、滄州の牢城へやってきた林冲は
獄卒と典獄に銀子と柴進からの手紙を渡し、ひとまず懇ろになった。

2、一方、東京では大相国寺に太尉府の役人が来たことを知った魯智深が
寺に迷惑をかけまいと菜園を離れることを決意していた。
残された張三らと再会を約束し、林冲の妻と義父への金を預けて魯智深は去って行ったが、
張三たちは太尉の高俅と衙内に報復を考えていた…

3、獄中の身ではありながらも、林冲はのんびりと平穏無事な日々を過ごしていた。
しかし富安と陸謙が滄州へ到着。典獄と獄卒を呼び出して林冲の殺害を密かに命じていた。
事を荒立てることを嫌う典獄によって、
牢城から三十里離れたところにある馬草置き場の管理人を林冲に交代させ、
焼き討ちして殺害する計画が立てられた。
一部始終を聞いていた酒場の主人は林冲にそれとなく警告しようとするが、
林冲は一向に気がつかないまま馬草置き場へ着任していった。

4、前任者からの引き継ぎを済ませた林冲が
近くの酒場へ行って食事と酒を調達して小屋に戻ると、大雪で小屋は半壊していた。
仕方なく林冲は近くの山神廟で夜を明かすことにする。
夜半、林冲が目覚めると外は燃え上がる馬草置き場の炎で赤々と照らされていた。
富安、陸謙、そして獄卒の三人がこの自分を殺害する計画について語るのを聞き、
林冲は廟から飛び出した。
戦いの末に三人を殺し、林冲は吹きすさぶ雪の中へと消えて行った…


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◎かんそう
・というわけで第一章・完!
みたいな感じの林冲編クラマックスでした。
いや〜、燃えた。
特にどんどんくたびれた感じになっていくんだけど
それに比例して荒っぽく、ギラギラと格好良くなっていく林冲がイイ!

逃げようとしても速攻で槍投げられてドシュッと殺されるというのは反則だ。
しかもその槍を、そのまま走っていって
死体が倒れる前にキャッチするというとんでもない離れ技。

あと今回も槍の柄と穂先を自由自在に使った戦い方が
無茶苦茶格好良いです。
二人相手でも全くものともしないんだもんなー。

ここまで殺陣で魅せてくれるとは正直、思わんかった。

そんな具合に、今回はこれまでずーっと溜め込んでた鬱憤が
一気にスカーン!と晴れた感じだ。
とりあえずの悪党たちはみんなやっつけて、でも行き場をなくして、
これから林冲はどうなるんだろうか?
しばらく別のところに視点が移るのかな?

・で、魯智深のほうも
どこにどう行く当てがあるんだか知らんが東京を引き払っちゃったしで、
こっちもまたどうなるんだかわからん。
魯智深の行く方に物語がシフトしていくのか、
それともまた別の話が始まるのか??
張三たちが暴走しそうな予感がありありなので
それも心配なんだが!


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◎人物まとめ

・林冲(りん・ちゅう)…元・禁軍の教頭
今回は間違いなく林冲の回でした。
最初は獄卒の人相の悪さに
お金とか手紙とか迂闊に渡しちゃったけど
まんまと握りつぶされちゃったりしないか? 大丈夫?と心配したんだが、
なんだかんだでうまいこと行き、
その後も賄賂作戦ですっかりくつろぎモード
でもくすぶっている気持ちはずっとあって、
それから馬草置き場で一人でのびのび→夜→爆発→仕方なく陸謙にトドメ
と、なんかもう一連の流れでキャラクターとしての魅力が炸裂したな。磐石って感じ。
いやはや、シビれました。
あと雪が降っててテンション高くなって
ひさしぶりに楽しそうに演武したりとか、
酒場のおっちゃんから警告サインもらっても
ニブくてちっとも気づかないとか、
いろいろかわいらしいところもたくさんだった(笑)


・魯智深(ろ・ちしん)…大相国寺の菜頭
落ち着き先に当てがあるとか言ってたけど、どこに行くつもりなんだろう。
張三たちにはなんかもうすっかり師父師父言われて懐かれちゃったけど、
その辺の人たちもどうなるんだろう。


・陸謙(りく・けん)…林冲の同郷人、虞侯
思っていたよりずっと早く報いを受けた。
まったく、本当にとんでもない腹黒さだよね(^^;
命乞いとか始めた時点で
なんだかんだで優しい林冲がまさか許しちゃうのか?と
一瞬イヤな予感がよぎったんだけど
すぐに馬脚を現して自爆したから結果オーライだ(笑)
しかしこいつ、刀の柄を鞘にさして長刀にして使ってたのか。
まさかこのドラマでそんな得物の使い方を見ることになるとは思わなかった。

 
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