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2008.03.11 水滸伝06
これはまぎれもなく
武侠もののプロトタイプだな~。
そう実感できるお話運びです。
やっぱりこのドラマ、かなり楽しい。


第六集 野猪林
~野猪林
◎できごと

1、あれこれいじめられながら旅を続ける林冲と二人の護送人は
人里はなれた野猪林という森までやってきた。
気は進まないものの、金を受け取った以上は林冲を殺さなければならないと
護送人は木に縛り付けた林冲を殺害しかけるが、
すんでのところで後を追っていた魯智深が助けに入った。
激怒した魯智深は二人を殺そうとしたが、林冲に止められ、
結局、滄州近くまでそのまま林冲を送り届けた。

2、滄州を目前にして一行は森の中で狩りをしていた
近くの荘園の主・柴進と出会った。
柴進は賢人好漢と交流することを好んでおり、林冲らは彼の館に招かれる。
そこで柴進の別の客人、洪教頭に勝負を挑まれた林冲は
楽々と相手を打ち負かしてすっかり柴進に気に入られ、
柴進の知己である滄州府の長官と牢城の典獄へ口添えの手紙を受け取った。

3、林冲を送り届けた護送人二人は東京に戻ったが、
太尉府にそのまま出頭したため殺されてしまった。
怒った高衙内は陸謙と富安を滄州府に派遣して林冲の殺害を命じ、
さらに邪魔をした大相国寺の魯智深をも処理することを決める…


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◎かんそう
・林冲どん底編でした。
いやー、それにしても面白いな。
最初にも書いたけど、やっぱ武侠ものの源流というか。
バカ正直で、そのためにどん底まで落ちるんだけど
ひょんなことから命がつながり、
そこからまた普段の積み重ねのおかげで、浮き上がっていくという。

・護送人コンビはなんだかんだで人はいい奴なのか?と
前回、殺しを渋っているのを見て思っていたら、
今回いきなり林冲をいじめだしたのには笑ったし
その後、本当に殺っちまうのかと思ったら
まさかの恐ろしい坊主が乱入してきて
それでもなんとか助かり
その後は林冲のファンになったかと思えば
そのまま真っ直ぐ太尉府に帰り
SATSUGAIされてしまったという、
今回の主役は林冲に違いないんだけど、
裏の主役としてなかなか楽しませていただきました。
要するに小悪党というか、小心者というか、
根っからの悪い奴というわけではなかったんだろうけど、
その辺、味があって良かった。
林冲の言った通り開封府に行っときゃ良かったのにね。

・と、ドラマそのものが面白い中で
アクションもやはりなにげに結構楽しい。

こうして見せ方も凝ってるし、
二つ並んだ灯籠に両足かけてその状態で打ち合うとか
そういったけれんみのあるアクションをちゃんとナマで見せてくれるというのは良いね。


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◎人物まとめ

・林冲(りん・ちゅう)…元・禁軍の教頭
「馬鹿」がつくほど真面目というか、まっすぐというか。
なんだかんだで結局は殺されかかったんだけど、
その後、割とすぐに護送人コンビが親・林冲派に鞍替えしてたのは
林冲のこの人柄をずっと道中で見てきたからこそ
敬服したってところもあったんじゃないだろうか。
魯智深は友達にいたとしたら、いざって時には頼りになる反面
普段はトラブルの種になりそうだが(笑)、
林冲はそういった条件ヌキに良さそうだ。
しかし今回の一件、恨むべきは高俅よりも
むしろ陸謙だと思うんだけどなー。


・魯智深(ろ・ちしん)…大相国寺の菜頭
で、その恐ろしい坊主(笑)
いやー、今回ほどこいつが頼もしく見えたことはないね。
不器用だけどやっぱいい奴だ。
しかしいちおうは坊主だってのに殺す殺す言って
逆に林冲に諌められているのには爆笑。
どっちがお坊さんなんだか(笑)
そんな竹を割ったような性格のくせに
女の人が絡んでくると途端にやりづらそうになるのもまた愛嬌だ。


・柴進(さい・しん)…荘園の主

賢い人、強い人、善い人が好きなお金持ちさん。
小旋風なんていう異名も持つらしいが、
本人も使い手なんだろうか?
お客さんの中には空気を読めない人もいたようですが
なんだかんだでそういう人もちゃんとおもてなしする度量は
持っているようだね。




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追記(10/04/18)
・護送人コンビのこの二人、罪人にダメージを与える手口が実に手馴れてる。
確か前回の依頼の際にもちらりと言ってたけど、
何度もこういう仕事(小遣い稼ぎ)は引き受けてるんだね。

・林教頭、冒頭の最初の宿場の飲み食いの金まで出してるのね…(^^;
(これは、後で立場逆転してからひっくり返されてるという仕掛けなわけだが)
それにしてもこの人、ほんといい人だ(^^;

・とりあえず林冲を言いくるめて、木に縛って、眠らせちゃうんだけど
林冲があんまりにも素直すぎるので、眠ったまま打ち殺すのは気が引けて
わざわざ目を覚まさせて挑発してから殺そうとする、というところがまた実に人間臭い。
この連中なりに葛藤してるんだな~と。

・「酒も飲まずに来たんだ」って
さりげなく自分なりのせいいっぱいをアピールするろっちーがかわいいw

・「五両が実は十両だった」でオチがついて終わるというのが
また小気味良いというかなんというか(笑)

・やっぱり音楽の使い方がばつぐんにうまいな。
中盤の逆転まではずっと鬱々とした段階だから劇伴曲なしで、
そこから解放されたら一気にのんびりのどかな弦の曲。
音楽そのものも良いし、使い方が実に見事。


 
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