| 夏雪宜 |
 | 説明は不要、物語の裏主人公こと金蛇郎君であります。 鑑賞前から重要キャラクターらしいということで 名前は何度も聞いてはいたものの、 蓋を開けてみたら物語開始当初にすでに死亡しているというまさかのビックリ事実。 しかしその存在は、父・袁崇煥と同じくらいに 承志の人生、そして物語に 深く絡み合ってくることとなったのでした。
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この金蛇郎君、実は私はあんまりそこまで感情移入することはなかったのです。
まずひとつに、彼の行動の動機である復讐ということについて
実際に彼が家族と過ごしていた日々の描写というものがなかったこと。
つまり、そこから家族がたとえ非道に虐殺されていたとしても、
いまひとつ他人事のように感じてしまったというか。
要するに「このクソ外道ども、よくもやりやがったな!」という気持ちを
そこまで共有はしていなかったということです。
それからもう一つには、復讐の対象となった温家の爺さまたち
そのトップが私の好きな午馬だったってことなんですが…(^^;
まあ、それは置いておくとして。
でも考えてみると、そこまで金蛇郎君に感情移入をさせていないというのは
意図的なものもあったんじゃないかという気もする。
というのも、復讐がメインの動機である、という点において
実は結構、承志と金蛇郎君って似ているところがあるんですよね。
しかも復讐する相手の娘に恋をしてしまったところまで一緒。
そこをあえて客観化させて見せるというのが、物語としての意図だったのかもということです。
ところがなんとも面白いのは、
結局、金蛇郎君は復讐を捨て、自分の心に素直に女を愛することを選び
一方で承志はそこまで思い切ることができなかったということ。
そして承志がそこまで思い切ることができなかった原因と言うのは、
他でもないこの金蛇郎君の娘である青弟のせいでもあるという点です。
うーん、そう考えると、本当にいろいろな意味で業の深い人ですね、金蛇郎君(^^;
しかし考えてみたら「金蛇」の名前がつくものって
全部彼が五毒教からパクった品物であって、
そのパクった品物を身につけて「金蛇郎君」なんて異名まで名乗っちゃうというのは
考えてみたらだいぶお調子者ですよね(笑)
盗人猛々しいにも程があるというか(笑)
この、真面目に考えてみるとなんとも抜けているところも、
またキャラクターとしての魅力の一つなのかも知れない(と、強引にまとめた)。
| 穆人清 |
 | はい、出ました、我らが師父 老猴(じじざる)こと神剣仙猿であります。 メイキングではアクション監督の人が 「足を動かさないで飛んだらまるで仙人だ。 リアルに見せるために 軽功で飛ぶときには足をバタバタ動かすんだ」 といったようなことを他の人に指導してましたが、 でもこのお方だけは違います。 足をバタバタやらずにそのままピューンと飛んでくる。 だって仙人なんだもの(笑)
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いや〜、もうとにかくこの師父については、あれこれいまさら言うことはないですね。
スーパー爺、万歳万歳万々歳、です。
卓越した武功を誇る承志でもにっちもさっちも行かないことになり、絶体絶命!
そんな状況になると、見事に美味しいタイミングで空からピューンと飛んできて
その圧倒的な貫禄でチャキチャキッと場を収めてしまいます。
これはもう、出オチキャラに近いというか、無理です。反則。勝てるわけがない。
こういうのを見ると、やっぱ金庸先生には敵わないよな〜と痛感します。
(もちろん、中のお方については語るまでもありますまい!)
やはり惜しむらくは出番があまりにも少なすぎたということですね。
せめて、出番そのものはそこまで増やさなくても良いから、
一度くらいは戦うお姿を拝見したかった…と思うのは
決して私のような爺好きだけではないことでしょう。
しかし実際どうだったのかは知りませんが、
明軍も闖王軍に混ざってこんなとんでもない爺様が突っ込んできたとしたら
そりゃ
けつまくって逃げ出すか、平伏するしかなかっただろうな〜(^^;
| 木桑道長 |
 | 鉄剣門の木桑道長は 千変万劫という異名はあったものの やはりマブダチの老猴と並んで、 結局本格的な見せ場は ずっとおあずけのまま終わってしまった印象なのは 惜しいとしか言いようがない。 それでもまだ南京編や武林大会編なんかで ちょこちょこ出番があっただけ良かったとは言えますが。 |
と、残念だったところを先に書いてしまいましたが
やはりこのお方についてもスーパー爺、万歳万歳万々歳。
一人気ままな風来坊を気取ってはいても
ダメな師弟のことはずっと気にかけているし(それは最後の最後まで一貫していた)
承志のこともなんだかんだで保護者としてきっちり面倒を見ているしで
道長ってこう、面倒見の良い兄貴分気質なのかも知れないね。
つまり崋山派の弟子たちにとって、
穆人清はお父さん、
道長はお母さんということなのかも(何を言い出すんだこいつは)。
(でも実際「ほらほらお父さん、もうその辺にしなさいな、
みんな言わなくてもよくわかってるんだから」みたいな感じではあったよね(笑))
冗談はともかく(冗談?)、
やっぱりこういった仲の良い爺友達というのは見ていてうれしくなってしまうというのも
また揺るぎのない事実です。
ほんと、南京編の崋山派の内輪もめの場面で
二人揃って仲良く手を繋いで退場していった時には
もう
どうしようかと思いましたよ(笑)
そう考えると、改めて承志の幼年編がなかったことも多少は悔やまれますね。
まあこっちに関してはアクションの場面よりは
ずっと活字によって補完が利き易いですからまだ良いんですが。
囲碁の決着をつけようと言っていた承志は海の向こうへ行ってしまったけど、
この神出鬼没の爺ちゃんのことだから
いずれひょっこりと遊びに来たり…なんてことも普通にありそうだな。
その際はもちろん老猴(じじざる)と一緒に南の島でバカンス気分でやっぱり二人並べると暴走が止まらなくなりますね。この爺様たち危険すぎ@@