碧血剣22

少しずつ最後へ向かって動き始めた感が出てきましたが、
はてさて…


第二十二集 迫る闖王軍
◎できごと
1、金蛇三宝の奪還を狙う何鉄手は
袁承志による夏青青の引き渡し要求をのらりくらりとかわしてしまう。
彼女の目的は袁承志から金蛇郎君の武術を学ぶことのようだが、
袁承志はまだその真意を量りかねていた。

2、銀窃盗事件の捜査期日が来てしまったため、
北京の戸部尚書と兵馬の指揮官は罷免され、投獄された。
これによって恵王の北京における行動力は飛躍的に高まった。
事件を起こしていた五毒教を恵王が抱えていることを知る曹化淳は
その情報を盾に彼に取り入り、崇禎への謀反をそそのかす。

3、闖王軍の北京攻略の先手を取って袁承志らは行動を起こすことを決めた。
洪勝海がかつてドルゴンから受けた曹化淳への密書を使い
使者になりすまして宮中へ潜入するのだ。
補佐役の焦宛児を連れて宮中へ入った袁承志は偶然、阿九の弾く琴の音を聞く。
そしてついに曹化淳と対面した…


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◎かんそう
・いよいよ「時」が近づいてきたという予感で興奮が高まってまいりました。
清の王宮には結構楽勝でぽんぽーんと潜入していたのに対して
なんで北京ではこうも手をこまねいていたのかと思ってたんだが、
考えてみたらあっちに比べたら明はいちおうはまだ
全土を支配する王朝としての体裁を持っていたわけで、
王宮のばかでかさや警備、軍備なんかも比較にならないくらいのレベルだったんだね。

・てなわけで崇禎暗殺のために王宮へ行くという
メインクエストが大きく進みそうな反面、
青弟はまだ捕まったままだし、
何鉄手との決着もついてないし、
羅大哥は失恋でボロボロになるしで
いろいろと問題はまだ山積みのようだ。
この状況では、まだもう少し本当に山を越えるまでに
ひとつふたつありそうだな。

・ところで「金蛇三宝」ってのは、
金蛇剣と金蛇錘、それに宝の地図のことだったらしい。
しかし袁大哥、ぬけぬけと「宝の地図はあげてもいいよ」とか言ってましたが
あんたそれすでに全部パクった後だろ(笑)
誠実そうに見えて意外と腹黒いのねと言われていましたが、まったくその通りだと思います。


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◎人物まとめ

→金蛇営の人たち

・袁承志(えん・しょうし)
実質、人質を取られている状態では
卓絶した武功の腕だけではいかんともし難く
今回はめずらしく相手のペースで上手に行かれた袁大哥であった。
闖王軍の活躍を聞いてはしゃぐところなんかは
珍しく年頃の男の子っぽい感じがしたが、
しかしその後、すっかり頭から消していたところで
琴の音を聞いて9ちゃんのことを思い出してしまったりと
やはり女難の相はついて回る袁大哥なのであった。



・夏青青(か・せいせい)…金蛇郎君・夏雪宜の娘
ついにまるまる一話、欠席に…



・程青竹(てい・せいちく)…青竹幇の幇主
なんかこの爺ちゃんって、実は無茶苦茶有能な人だったのかと
いまさらながら驚いた。
基本的に他の人が頭を使わなさすぎってのもあるんだが、
そういうレベルじゃなく、普通に知力が高いようだ。
そして焦姑娘を連れて行くことを渋る袁大哥に対し
その口添えをしてやったりと、
なんか青弟に続いてそういう役割をやることも多いね。


・焦宛児(しょう・えんじ)…金龍幇の幇主・焦公礼の娘
鬼のいぬ間に…じゃないが、青青姑娘のいない間に
この娘は着実にポイントを稼いでるぞ。
つーか実際、かわいくて有能ときたら
こりゃどう見ても青弟よりもランクは上だ(笑)
とりあえず父ちゃんを亡くしたショックをあまり引きずらず
元気にやっていけているというのは、
目の前のあわただしい状況の打破に没頭することで
ひとまず悲しみを忘れるということ、
そして袁大哥が近くにいてくれているということが大きいのか。
なんだかんだで健気にがんばっているので応援してあげたくはなってしまう娘である。


・羅立如(ら・りつじょ)…金龍幇の弟子
いや〜、こいつもなんだかんだ言っていい奴だな〜(^^;
南京編が終わって出番は終了だと思ってたんだが、
あっさりそれでは終わらず、
憧れの小師妹のためにあえて身を引いて今回また男を上げた。
酔いつぶれて亡くした腕を抱えて嘆く姿は
なかなかじーんと来るものがあるね。



→明の人たち

・崇禎(すうてい)…明の皇帝
和やかな束の間の一家団欒の食事の場が
一瞬にして空気が変わって修羅場に…という
この変化はお見事です>中の人
つーか、心を病んでいる人以外の何者でもないねこれは(^^;
やっぱ前も書いたが、やる気はあったんだけど
負債が多すぎてやってられるかと周りに責任転嫁ってことか。
でも未だに袁崇煥を逆賊扱いしてるのはやっぱムカつくね。
まあ、一度言ったことを翻すというのは
自分の皇帝としてのアイデンティティにかけて、それだけ難しいってことなんだろうけど。


・皇后(こうごう)…阿九の母
今回が初お目見えとなる9ちゃんのママ。
以前、崇禎暗殺に失敗して捕まった青竹爺を助けてあげた人。
なんかカタツムリみたいな頭と髪飾りである。
やっぱり、基本的には優しい人のようなんだけど、
崇禎の迷走を止めることは叶わないようです。
なにやら話を聞く限りでは
崇禎は亡くなった田皇后という人を寵愛していたらしく
今もまだその思いが忘れられないみたいだし。


・阿九(あきゅう)…崇禎の娘、程青竹の弟子
せっかく家族揃ってのひと時を持てたものの、
思い切り地雷を踏んでしまったため
敢え無く撃沈してしまった。
この親父はもう無理ですね、これは(^^;
そうなると9ちゃんの報われない努力が不憫である。
袁大哥、何とかしてあげてください。



・恵王(けいおう)…崇禎の叔父
ふむう
王爺はやっぱり基本的には
国の未来を憂えていることには間違いはないのだろうけど、
江湖の胡散臭い連中に気を許してはいない…というより、
必要とあれば切り捨てることも辞さないような構えのようだ。
つーか、今回の鼎を受け取ってのハハハ笑いで
否が応にもこの先の失脚フラグが立ってしまった(^^;
これはアレだ、要するにあんまり江湖と関わってはいけないようなタイプの人だったんだろう。
それでも少なくとも統治者としては、
あの病人皇帝よりは実際、マシなんだろうけど。


・曹化淳(そう・かじゅん)…明の司礼太監
で、こいつがまた曲者だ。
たぶん、宦官のトップとして、
明の国を支えてきたのだという自負はあるんだろう。
それが、いま、ここまでずっと積み重ねられてきた負債のおかげで
崇禎がにっちもさっちも行かなくなっているということで
少なくとももう少しマシに舵取りをやってくれそうな恵王に
国の将来を託そうと考えているということか。
それに加えてドルゴンとも通じているというのは
一種の保険のつもりなのかな。(逆が保険とも考えられるが。)
確か前の話では、情報を流す代わりに一族の助命と財産の保証を
ドルゴンに頼んでたということになっていたようだが、
今回聞いた感じだと、ドルゴンに闖王軍の制圧を頼む代わりに
明の領土を割譲するということになっていたようだったが。
そうなると、こいつはこいつなりに、保身だけを考えているわけではなく
明の将来を憂えているというのもまた事実なんだろうか。わからん。


・温方達(おん・ほうたつ)…温家五老
・温方義(おん・ほうぎ)…温家五老
・温方山(おん・ほうざん)…温家五老
・温方悟(おん・ほうご)…温家五老

青青姑娘の名前が出るといちおうピクリと反応はしているようにも見えたが、
どうなんだろうか。状況はわかってはいるんだろうか。
青青姑娘を傷つけるといったよーな発言を何鉄手がしていたら
やっぱりピクリと反応しているようにも見えたが。
まあ、でも基本的にあんまり身内としての情を
この人たちに期待はせんほうがいいんだろう。
それから五爺はうんこに手を突っ込むくらいで済んだのは幸いであったと思いなさい@@



→五毒教の人たち

・何鉄手(か・てつしゅ)…五毒教の教主
むき出しの敵意ではなく、
こういう風に搦め手を使ってくるこの相手は
袁大哥としては実にやりづらそうだ。
青青姑娘と袁大哥の仲に妬いているとか口では言っているものの、
これもどこまで本気なんだかさっぱり読めません。
とりあえず無茶苦茶危険な女ということは明らかだが、
しかしこの底の読めなさは何とも妖艶な魅力があります@@
当事者からしたら、憎たらしくてたまらないんだろうけど(^^;


 
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コメント
北京編は
 各勢力が、それぞれの勢力が自分の思惑を抱えて独立に動きながら、徐々にひとつの方向に進んでいく感じです。始めはゆっくりだった流れが徐々に急になっていくように、だんだん物語のスピード感が増してきてますね。同じ皇帝暗殺計画でも、非常に単純だった盛京編とは好対照です。
 脇道だと思っていた話が、実はメインストリートに続いていた、みたいな意外性もあります。

>五爺
 中の人がいつものあの人なので、なんか余計に可笑しい。
by: うちゃ * 2008/03/03 06:39 * URL [ 編集] | page top↑
>うちゃさん
そうそう、ばらばらなように見えて、それらが少しずつ収束していく感じですね。
最初の「ばらばら」の段階からかなりくっきりとそれぞれを描いているので
一つの流れに集まっていく時の興奮もひとしおな感じです。
まだまだ先が楽しみだ。

>五爺
見事なエロじじいっぷりでした(笑)
by: Manbo * 2008/03/03 14:33 * URL [ 編集] | page top↑

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