◎できごと1、焦宛児と金龍幇が焦公礼の仇と狙う閔子華、洞玄と対面した袁承志らは
現場に残されていた凶器、戒殺刀が
本来は仙都派の門人に与えられる自害のためのものであることを知り
事態の不自然さに気がつく。この一件は閔子華たちに罪を着せるためのものだったのだ。
誤解も解けたことにより、閔子華と洞玄は
焦公礼殺しの真犯人を探す手助けをすることを申し出た。
2、一方、閔子華と洞玄の二人は仙都派の総帥・黄木道士の失踪に関わっているとされる
五毒教が現在北京に来ているとの情報を得て、後を追ってきていたのだった。
金蛇郎君の子である青青と金蛇三宝を狙う五毒教は袁承志の留守中に屋敷を襲撃。
青青は五毒教に捕まってしまった。
3、怒った袁承志は五毒教の屋敷へ乗り込み、
崋山派の点穴によって五毒教の弟子たちを大量に行動不能にした。
青青はその間に、袁承志の追跡を避けるべく恵王府へと匿われることになったのだが、
その頃、恵王府には恵王に招かれた温家の四老たちも到着していた。
4、教主・何鉄手は弟子たちの穴道を解くために青青を袁承志に
交換として引き渡して和解を図ろうとしているが、
一方で何紅薬は金蛇郎君への個人的な恨みから青青を殺したいと思っており、
両者の思惑は食い違いつつあった。
5、曹化淳は恵王と接触を図っているが、恵王もまた彼を警戒していた。
しかし単鉄生の捜査により、朝廷の銀を盗んでいた者たちが
皇族である恵王の別邸に潜んでいたことが判明。
曹化淳もその情報を掴んでいた。
途方に暮れた単鉄生は袁承志に助力を頼むが、
年下の教主の意向を無視して暴走を始めた何紅薬によって襲われ…
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◎かんそう・五毒教が大暴れで事態はめまぐるしく動いてきた。
その影で、恵王の思惑や、さらにその恵王の動きをも見張る曹化淳という
水面下における勢力争い、
おまけに焦公礼暗殺というとんでもないびっくり事件まで飛び込んできて
コリャ混沌のるつぼだな。
・本筋ではない、と書いたけど、
たぶんこんな感じで雑多な勢力争いを個々に消化しつつ、
適当な時期がきたら李自成軍と明軍の衝突や、ドルゴン率いる清軍侵攻といった
本来メインだと考えられていたものが動き出すという感じになりそうだ。
崇禎の膝元である北京にいながら、
崇禎と直接対決という風には(少なくともまだ当分は)話は動かなさそうだしね。
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◎人物まとめ→金蛇営の人たち・袁承志(えん・しょうし)
ひさびさにブチ切れモードで五毒教の陣を全員点穴したのは痛快であった。
相変わらず崋山派の点穴は恐ろしいな〜(笑)
何鉄手に足止めされていたとすぐに気がついたのもさすがだ。
あと前回の最後には閔子華許さん!となっていたものの、
周りが勝手に暴走するから必然的に袁大哥自身は冷静になって
公平に物事を裁いてくれるというのも良いことだ。
でも勝海も毒でふらふらだったのに、他の人の手当てを言いつけて出て行っちゃったのは
ちょっとかわいそうだよね(^^;
・夏青青(か・せいせい)…
金蛇郎君・夏雪宜の娘ようやくやりたい放題だった青弟にも天罰が…(^^;
と、思わないでもないんだけど、やっぱり何紅薬もムカつくね。
しかし今回の一時的な別れによって袁大哥との間の仲も伸展するんだろうか?
・焦宛児(しょう・えんじ)…
金龍幇の幇主・焦公礼の娘現場にわざわざ名前入りの凶器を残していくなんてどう考えても罠だよね…(^^;
とは思ったものの、
父ちゃんが殺されたら冷静になれないのも仕方がないだろう、ということが一つ、
それから「名前を知らしめるためにわざと残していった」という風に
いちおうはちゃんと考えた上での行動だったということもわかったので、
結果的にこの娘さん自体の株は落ちなかったのであった。
むしろその後のてきぱきと仕事をこなす姿にさらに株アップです。
なんだかんだで袁大哥にちょっと惚れてたっぽいところも見受けられましたが、
結局思いは胸に秘められたまま終わったようだ。
→仙都派の人たち・閔子華(びん・しか)
・洞玄(どうげん)…
閔子華の師弟前回の青竹爺情報では黄木道士は死んだことになってたが、
いちおう五年前から行方不明ということになっていたらしい。
しかし今回も袁大哥がいなかったら大変なことになっていたな。
江湖の人たちはもうちょっと全般的に頭を磨くことを覚える必要があるのでは…
→明の人たち・単鉄生(ぜん・てつせい)…
捕手あわわ…@@
やーっと袁大哥にも諸手をあげて助けてもらえることになったのに、
まさかこんなことになるとは…T_T
冰蟾って確か完全に死んでさえいなければ蘇生できるらしいけど、
これはもう手遅れだろうなぁ…
・恵王(けいおう)…
崇禎の叔父崇禎の叔父だったことがわかった。
五毒教に加えて、さらに温家五老(−1)をも引き込んでいるようだ。
曹化淳の贈り物はあっさりと送り返していたが、
これは相手を警戒している上でのことだよね。
腹のうちはまだ読めない。
あるいは、真っ当に甥を補佐して朝廷を立て直したいと考えているのかも知れないが。
・温方達(おん・ほうたつ)…
温家五老・温方義(おん・ほうぎ)…
温家五老・温方山(おん・ほうざん)…
温家五老・温方悟(おん・ほうご)…
温家五老まさかの再登場となったこの人たち
今回、留守番になったのは四番目の飛刀使いの温方施だ。
五番目の温方悟は何鉄手を何やらいやらしい目で見ているようですが…
→五毒教の人たち・何鉄手(か・てつしゅ)…
五毒教の教主金蛇郎君のおかげで弱体化した五毒教を盛り立てるために
金蛇郎君の武術を受け継ぐ袁承志となんとか仲良くして
その武術を得たいというのが、この教主の意向だ。
しかし年上の姑姑が目の上のたんこぶ…というわけではないのだが、
勝手に私怨で暴走していちいち言うことも聞かず、鬱陶しい、と。
袁大哥に女として惹かれているのかどうかは、まだわかりませんが…
・何紅薬(か・こうやく)…
何鉄手の叔母このババアはやってはいけないことをやりやがったな@@
あんまりマイナスイメージを積み立ててしまうと
あとで金蛇との間にどんな因縁があったか判明したとしても
同情する気なんてなくなるぞコラ@@
・斉雲[王敖](せい・うんごう)
姪と叔母がけんかばかりしているから
必然的にこの人は間に立ってなんとか場を取り持とうと苦労していた(笑)
初登場時は一番常識人には見えなかったのに、
結果的にまるで常識人みたいなことをやる羽目になっているのであった。