あらすじホラズム遠征に出発した郭靖の幕屋にある晩、欧陽鋒が現われた。
鉄槍廟を発って間もないうちに黄蓉に逃げられてしまった欧陽鋒は
彼女を追って郭靖を張っていたのだが、
痺れを切らして郭靖に黄蓉の居場所を問い詰めにきたのである。
黄蓉の居場所を教えれば九陰真経の内容を聞いた後、彼女に危害は加えない。
居場所を教えなくてもいずれ黄蓉は見つけ出し
その場合は彼女に危害を加えると脅す欧陽鋒に対し、
郭靖は逆に黄蓉に危害を加えなければ
この先自分が彼を捕らえることになっても
三度までは殺すことなく見逃してやると約束をする。
次の晩、再びやって来た欧陽鋒は
丐幇の長老たちによって考案された落とし穴に見事にはまった。
郭靖は約束通り欧陽鋒をまず一度逃がす。
翌日の晩、またも姿を現した欧陽鋒は逆に裏をつかれて再度落とし穴にはまり、
水をかけられて氷付けにされた。
郭靖はやはり欧陽鋒を逃がした。
この夜の出来事で黄蓉の存在を確信した郭靖は、
丐幇の長老たちを脅し何とか黄蓉に引き合わせてもらおうとする。
翌日、長老たちに提示された条件とは
氷の絶壁を登って雪山の頂上へとたどりつくことだった。
二本の短剣を手に、苦難をものともせずに登り切ったその場所で郭靖は黄蓉と再会する。
これまでのわだかまりよりも再会の嬉しさが優る二人であったが
密かにそれを見ている欧陽鋒の影に黄蓉が気づいた。
郭靖に九陰真経の全てを教えると言って翌日欧陽鋒をおびきよせた黄蓉は
そのままはしごを焼き切って欧陽鋒を峰の上に置き去りにした。
蒙古軍はサマルカンドを攻めあぐねており、被害は徐々に拡大していた。
しかし自らの衣服を使ってムササビのように峰の上から脱出した欧陽鋒の姿を見て
黄蓉は戦況を打破する作戦を考えつく。
こうして空から急襲した蒙古兵が城壁の内部へと降り立ち、サマルカンドは落ちた。
兵士たちの死体の中に紛れ込んでいた完顔洪烈を発見した黄蓉は
郭靖にこの手柄と引き換えにコジンとの婚約の解消を願い出るよう促し、
そして完顔洪烈はチンギス・ハーンと対面した…
Pick Up
前回のあらすじで普通に「武穆の遺書の陣形を」と書いたけど
なんかその時点では出典は明らかにはされていなかったようで@@
少々先走りました。
魯有脚、初登場時は「それほど年も離れてないんだから
前輩(チェンベー)なんて呼ばずに大哥と呼べ」とか郭靖に言ってたクセに
いつの間にか一人称まで老叫化(ラオチャーホァ)になってるのは一体…
まあ長老になるくらいなんだから元々それなりに歳も行ってたのか…

一陣の風と共に

まさかの欧陽先生登場@@
かっこいいけどわざわざ椅子に座ってるところが微妙にマヌケ
わざわざ消息を教えに来てくれてありがとう
さあ馬乳酒をどうぞ
これ天然でやってるんだよなー。
見事なシャーシャオヅっぷりだ

欧陽先生もバカですね、なんて啖呵を切ってみせました。
そろそろいつまでものらりくらりやっとらんで
主人公らしいことをせねば…って感じでしょうか

なんだ、ちゃんと師父殺されたこと根に持ってたのか@@
どうも今回はいろいろ前回書いたことがひっくり返るような描写が多いので
あまり迂闊なことは書かないほうが身のためかも…(苦笑)
ところで何か違和感があると思ったら
欧陽鋒の髪の毛がいつものクセっ毛じゃないんですね。
雪に濡れたからかな。

なんちゃって一陽指!
一灯大師のところで書いたように
初見の時は一陽指が攻撃用の技だと知らなかったので
この時は一陽指をやったからといってだから何なの?
って感じで微妙に理解していませんでした@@
射程外から飛び道具的にピンポイントで経穴を狙えるのって
実はかなりヤバめな技ですね。

欧陽鋒が一瞬ビビるのも納得だ@@

そこにいるはずなのに蓉儿の姿はなく…
郭靖のこの服、見覚えがあるように見えますが
実は前回の最後に初めて着替えたやつで、
似てるように見えますが蒙古編だけで何気に三着くらいパターンがあります。
主人公だから当たり前といえば当たり前なんですが
意外と衣装持ちなのだ

しかしまあ、まさか本当にこんなところまで来るとは…
どんな武林アクションドラマだよ@@
落とし穴作戦・第一弾
この頃から欧陽鋒のキャラクターが壊れ始める(笑)
張り切ってシュタシュタやってきたのはいいんですけど
なんかすでに舞台に上ったこの辺からすでにギャグになってますね@@

やる気まんまんで飛び込んだら…
これはひどい@@

そのまま地面を突き進んで逃げるってのもすごいですけど…

あーあ…
ここまで完璧に欧陽鋒を封じたことって未だかつてなかったな@@
師父たちの恨みを晴らすなら晴らせばいいんだけど
約束は約束だからそれも出来ない
でも約束があったからこそ正面から戦うことにはならず
こうして動きも封じられたというわけで
どちらが良いとも言えんか
あと「これまで格下の相手とは素手で戦ってきたが」とか言ってますけど
格下扱いしてた全真七子相手に思いっきり蛇杖使ってたのは誰でしたっけ?

喝尿島(小便島)のアレですね
しかし「凍死したら逃がせないから約束を破ったことにはならない」って
この乞食ども、はなから約束の裏を突くことしか考えてない(笑)
まあ考案者が蓉儿だとわかればその黒さも納得だ。

フハハハ、バカめ!ってな具合に
ものすごい張り切りようで回転しながら突っ込んできて

ズボッとコレ

一体この人に何があったんでしょう…

これはひどい@@
つーか結局蛇杖持ってきてないじゃねーか

普通の人なら死にますが
いちおう生きてるのはこうして内功で熱を起こしているからですね。
この明るい光はいつもの内功のエフェクトね

蓉儿がいると確信しているからこそ
処刑人なんか呼んで芝居をしてみせてるんでしょうが、
郭靖にしてはえらく頭が回ってますな

ここでコレ
いつもオープニングの最後に来る凛々しい郭靖なんですが、
でもオープニングの使い方だと「登りきった後」に見えますよね(笑)
実は登る前だったという
編集の妙

臨安の宮殿で刺された時から二本とも郭靖の手中に渡りました。
ここでこうしてこの剣が出てくるとは
また色々と感慨深いものがあります

しかしこうして見ると
文字通りの意味で壁を登ることの多い物語ですね

でも自分一人の力ではなく、最後は差し伸べられた縄梯子
かつて馬道士の下へ行く時もそうでしたね。
人の和、人とのつながりは力だということを表しているのかも知れない

子犬みたいに目を輝かせて「蓉儿」連呼する靖哥哥の前では
蓉儿もヘソの曲げようがありませんね

さらりと陸師哥の帰雲荘消失を告げる蓉儿
無関係なのに巻き込まれた陸師哥はたまったものじゃないな@@
そういえば帰雲荘の迷路の話が出たので思い出しましたが、
この前の桃花島暗殺事件の時に忘れてましたが
欧陽克の借りた桃花島の八卦陣の見取り図を
結局欧陽鋒も見ていたってことだったんですね。

いつの間やら何だか蓉儿はすっかり丐幇主の座に
しっくり収まっちゃってますよね

なんか格好良いですけど
これやってることはいちおう九陰偽経なんだよな…
あ、でも芝居とは言えデタラメな内功をやったら危険なわけだし
文句はデタラメだけどやってること自体は正しいものなのか

島編の頃から九陰真経がからむと大概アホでしたが
それにしても今回のこの人は何かがおかしい(笑)

やっちゃった

和気藹々としていますね
なんだか幇主の影響で丐幇の人たちもみんな黒く染まっていくような…

降りてきたら五人で囲んでボコるという作戦に
最初は卑怯だと反対した靖哥哥でしたが
結局、悪い奴には容赦はいらぬという方向で話はまとまっちゃいました。
…まとまっちゃうんだ…@@

イヤすぎる酒の肴…
城攻めの最中にピンポイントで額を射抜くのって結構な腕前というか
ラッキーショットというか…
まあ何にしても痛々しいのう
今のこの苦しみも悲しみも戦いをするからである
かといって戦いを止めて侵略と屈辱に耐えてもそれらがなくなるわけではない
だから戦い続けなくてはならぬ
という大汗の意志
これは最初の蒙古編でも語られた決意であり
その時からずっと大汗の意志は変わっていないということなのですが、
しかし今と当時とでは状況が違うからなあ。
少なくとも金を潰すまでは戦いは終わらないってことか。
何のために涙を堪えてまで領土を広げる戦を続けるのか
ちょっとわからなくなってくる頃合であります。

蓉儿が無事じゃなかったらコジンと結婚した後死んで詫びるつもりだったとか
サラリと言ってるのも大概ヒドイけど(特にコジンに対して(笑))
これからはこの世でもあの世でもずっと一緒なんて言ってみても
結局どうするつもりか…
まさか二人で心中を図るわけじゃないだろうしな@@

靖哥哥、見て!

……………
まあ原作だとすっぽんぽんらしいから
さすがにそれよりはマダ…@@

シュールだなぁ

見つかっちゃった
せめて髭剃るくらいはすればヨカッタね

殺る気満々だなオイ@@
理屈の上では以前書いた通り
完顔洪烈の人となりなんてのを知らない郭靖が
彼を心底憎むってのはわかるんですけど、
やっぱりここまで殺意を剥き出しってのはちと違和感あるな
なんかこの前の一件で反抗期を通り越して大人になった結果
悪い意味で江湖の大人らしい暴走癖がついたみたいですね(笑)

まあ確かに元はと言えばこの人の横恋慕が全ての始まりだったので
あながち間違いというわけでもないんですがね

蒙古人なのか漢人なのかという
ここに来て郭靖の根幹に関わる重大な問いは
完顔洪烈から言葉として具体的に突き付けられました。
金と戦う間は確かにどちらでもいい
現在のこの曖昧な状態でも齟齬をきたさずにやってこれましたが
それを笑う完顔洪烈の言葉もまた事実かも知れない。
蒙古の勢力拡大が止まり宋と本当に共存していくなら
今のままでもいいのですが、
そうでなければ郭靖は選択をしなければなりません。
お仕置きタ〜イム…
最近とみに暗黒面が強まっている気がする大汗のムチが
不吉に光る中、〆なのでした@@
欧陽鋒・蓉儿との再会
完顔洪烈とも再会
これまではほとんどの場合、その回の最初は
ブツ切れだった前回の最後の部分からちょっとだけ巻き戻って始まりましたが
それがなくいきなり普通に続きから始まりました。
その辺りからも終わりが迫っていることが否応なしに実感されます。
どうも、いまさらなんですが、
郭靖にとってのライバル、宿敵、対極に位置するべき存在というのは
完顔洪烈だったのかという気になりました。
そういう存在だからこそ切っても切れない縁があるというか。
そう考えると郭靖があくまで完顔洪烈を否定するのもちょっとわかりますね。
これまでずっと「楊康(完顔康)」こそが
そういう立ち位置にあるべきキャラクターだったのかと考えていたのですが、
(だからこそそういう風に機能していない楊康はどうだったのだろうと思っていた)
実はそのせいで目が曇っていたのかも。
確かに完顔洪烈を対極の存在として意識してみると
楊康がまるっきり郭靖に相手にされていないのも割と納得です。
まあ、とはいえ完顔洪烈はあくまで内功を使えない一般人レベルの強さの人ですから、
武功におけるライバルという点では
楊康の使い道ももう少しあったのではという気もしますが…
ホラズム遠征が終結し、実質、物語中では金そのものであった
完顔洪烈も捕らえられた今
いよいよ完顔洪烈によって提示された
自分が蒙古人なのか、漢人なのかという
郭靖のアイデンティティ選択の時も迫っている予感があります。
残り三話、そろそろ怒涛の風呂敷たたみが始まりつつある。