◎できごと1、錦衣衛の包囲から安小慧は脱出し、保定府の袁承志たちに助けを求めに向かった。
崔希敏、安大娘は捕虜となった。
2、安剣清はもう一度家族揃って暮らしたいと望んでいるのだが、
過去の因縁から安大娘は安剣清を許さず、
またお互いの主張は食い違うばかりで合意には至るはずもなかった。
結局、安剣清は安大娘と崔希敏を囮に闖王軍の手の者をおびき出し、
それによって朝廷に妻の赦免を願い出ることにした。
3、保定府で安小慧の知らせを聞いた袁承志一行は捕まった二人の追跡行を開始した。
その道中は同じく錦衣衛と共に都へ向かう阿九のそれとも一致しており、
袁承志は度々彼女と遭遇するのだが、
阿九は自分の身分を袁承志に明かすことができないまま別れてしまう。
4、龍潭宿場にて錦衣衛たちに追いついた袁承志一行は
捕虜の奪取を図るべく潜入した。
安剣清はこれを予期しており宿場は戦場と化した。
その騒ぎの中で、袁承志は阿九が明の姫だと知ってしまった。
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◎かんそう・いやはや…
一番最初にも書いたけど、ここで切られるのはツラすぎるな(^^;
すでに聞いていたので覚悟はしていたとはいえ、
ものすごいいいところでおあずけにされた気分は、やはりいかんともしがたい(^^;
あと一ヶ月か…orz
・というわけで、物語の前半部分はこれで終わったわけだ。
武林大会までは結構テンポ良く進んできた感じがあるけど、
そこから先は少しペースダウンした(進むペースが、という意味ね)印象だ。
これで半分だよな。
話全体のスケールで考えると、
まだほとんど進んでないような気もするんだけど(^^;
闖王李自成、清ホンタイジ、明崇禎の三大勢力のうちの
まだ一人しか実際に出てきてないわけだし…(^^;
それも顔見世程度だし。
・ま、ここまでが下準備の段階で、
この前半において、ようやく承志も自分の軍を持って
このサバイバル・レースのスタートラインに立ったところだと言える。
てことで、物語後半はいよいよ、本格的に戦いが始まる…と考えて良いのかな。
あとは個人レベルでのクエストがいくつか、と。
うーむ、これは期待でワクワクするなというほうが無理な注文ですよ!
・なんか前半の総括っぽくなっちゃったが、
そんなわけで今回。
安剣清・安大娘夫婦のすれ違いと
承志と阿九姑娘の出会って別れての繰り返し、というのが二本のラインでした。
それぞれの感想については
下のキャラクター別のところに書くとして、
今回は第一集以来の対決となる
因縁の敵・安剣清vs承志の戦いがやはり熱い!
相手の下段攻撃をかわして、そのままアクロバティックに後頭部に飛び蹴り…といったような
三次元を存分に生かした戦いが観ていてほんとうに楽しい。
ニセ計春華 胡桂南の泥棒殺法も笑えたし、
希敏が目を回すところなんかまるで香港モノのノリだ。
金蛇剣は今回、袁大哥が本気モードになったのに呼応して
柄の石が赤くなったのに加え、刃も金色に輝き
キンキン鳴いて、伸びて、うねってと
その力を着実に解放しつつあるように見える。
うーん、やっぱこういうのも燃えるな〜。
そのパート以外でも、冒頭の竹林での殺陣や
馬を軽功でスタタタとものすごい勢いで追っていく安剣清にも笑ったし、
なんというか、この前半十五集の最後で
こんな風にアクションをてんこもりで持ってこられると
さらにこの先が待ち遠しくなるという拷問なのであった@@
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◎人物まとめ→金蛇営の人たち| ・袁承志(えん・しょうし) |
 | 女関係はからっきしなこの袁大哥にしては かなり前に踏み込んで阿九姑娘相手に 「一緒に行きましょう」と誘ったんだけど 残念ながら思いはまだ届かず…というより、 今の状況では、袁大哥の思いが強ければ強いほど 阿九姑娘としてはかえって 自分の父がしたことについてのセキニンを感じてしまい より離れようとしてしまうのではないだらうか。 |
その殻を突き破るほどの押しの強さは、さすがに袁大哥に求めたら酷だし。
でも「阿九姑娘」から「阿九」と呼び方も一歩踏み込んだものに変わったのは
袁大哥、やるな!と驚いた。
こういう違い、ちゃんと日本語字幕でも訳すべきだと思うんだけどなー。
(「姑娘」言ってないところで、わざわざ「さん」つける必要ないのに)
| ・夏青青(か・せいせい)…金蛇郎君・夏雪宜の娘 |
 | 青弟KY(^^; もー、嫉妬がからむと途端にこの娘は醜くなるんだから… 袁大哥が「先に様子を見てきます」って 一人で馬を走らせて行ったのって 絶対青弟がウルセーと思ったからじゃないだろうか(^^; 「母を失った気持ちはよくわかる」とか 決してキャラクターとしてダメなところだけってわけじゃないんだけど、 この空気読まなさっぷりはなんとかならないものか…(^^; |
まあある意味、それはそれでキャラは立ってるのかも知れんが(爆)
| ・程青竹(てい・せいちく)…青竹幇の幇主 |
 | 袁盟主の参謀役というか、知恵袋役がすっかり板についたな〜。 承志も、程幇主と呼ぶ時もあれば、程前輩と呼んでる時もあるし。 今の舞台がホームグラウンドだからってのもあるんだろうけど、 この爺ちゃんの活躍の場が多くてうれしい限りなのであった。 錦衣衛相手にキレそうになる青弟を手ぶりでお座りさせる貫禄とか、 その後、顔色ひとつ変えずに無礼者をねじふせちゃったりとか、 みんなの前で阿九の正体がバレそうになっても 適度に口をあわせて場をまるめこんでやったりとか、もータマランね。 |
→孟家の人たち・孟伯飛(もう・はくひ)
・孟錚(もう・そう)…
孟伯飛の息子・丁遊(てい・ゆう)…
孟伯飛の弟子前回からの流れで、今回も大人物っぷりであった。
すっかり袁盟主のファンになった丁遊が武術を習ったとか聞いても
ぜんぜん気にしてないどころかむしろ喜んで、
で、丁遊のほうも師父がそう言ってくれるとわかってるという、
この師弟の信頼関係は気持ちが良い。
これなら武林大会で師父を盟主に…って言ってたのも納得だね。
身の程知らずの息子さんのほうも、
前回帰辛樹にボロクソにやられた後に袁大哥に助けられて
まさに雨降って地固まる式に、みんな仲良しさんになれて
めでたしめでたしなのでした。
→闖王軍の人たち| ・安小慧(あん・しょうけい) |
 | 元気印のこの娘も、状況が状況だけに ショボーンとして心ここにあらず…な感じであった。 阿九相手に妬いてグチグチ言ってる青弟を ぜんぜん聞いてなかったのには笑ってしまった。 結局、安剣清=父疑惑については まだ自分の中では消化できていないようだ。 この辺はまだ先の余裕があるか。 しかし第一集でも思ったんだが、 |
なんかこの娘が話してる場面ってやたらとカメラがアップに寄ってることが多いよな…
・崔希敏(さい・きびん)…
崋山派・黄真の弟子いきなり乗り込んできたけったいなハゲ坊主相手に
何だよお前はとなるのは、至極まっとうな反応だ(笑)
しかし名前なしの錦衣衛相手なら結構善戦するとは、
やっぱ腐っても(爆)崋山派だな。
| ・安大娘(あん・たいじょう)…安小慧の母 |
 | 父は楚大刀という使い手であり、 安剣清を拾って武術を仕込んだ人だったということが明らかになった。 その楚大刀は錦衣衛になった安剣清に怒って襲い掛かったので 安剣清にSATSUGAIされてしまい、 残された母と兄は自害してしまったという ヘビーな身の上も明らかになった。 こんな過去があるようでは、今の安剣清を断固として拒むのも 無理からぬことだ。 |
→明の人たち| ・阿九(あきゅう)…程青竹の弟子、明皇帝・崇禎の娘 |
 | 狩りに行くのかと思えば先へ進むと言い出したり、 もう行きますさようならと言ったかと思えば まだプラプラしてまた出会ったり、 一話の中で出会って別れてを繰り返したので この娘はいったい何を考えているのか 途中でわからなくなりかけたんだが、 最後まで観たらわかった。 |
要するに、頭では帰るべきだと思ってはいても、まだ帰りたくなかったんだね。
それであちこち寄り道をしていたと。
帰りたくないなら、それこそ自分で言っているように
そのまま本当に袁大哥や師父のところに居ついてしまうのが一番楽なんだろうけど、
自分の父が明の皇帝であるということについての罪悪感(責任感?)、
そして肉親としての父に対する情から、その父を殺すというのは受け入れ難く、
だからなんとかして、できることならそれを回避したいと願っているということ。
この辺から、別れることを決めたわけだ。
これはなかなか、簡単には割り切れない複雑な事情と悩みである。
師父としては、この彼女の置かれた状況と心中というのをちゃんと理解しているから、
一度彼女自身がそう決めた以上は「早く家に帰りなさい」と
背中を押してやっているというわけだ。
(この師弟二人の信頼の強さというのも、また何気にすごい)
…で、それはさておき、あのお花畑はいったい…?@@
| ・安剣清(あん・けんせい)…錦衣衛の長官 |
 | この人みたいな考え方って、平時ならぜんぜん問題ないどころか 文句の付け所がないんだよね。 いつまでも奥さんに義理立てして一人身でいるというのも 実に誠実で良いし、 職務に忠実なのは言うまでもないことだし。 問題は、今が平時ではなくて、 お上が乱れに乱れている状態だということだ。 いくら安剣清の心根が(ある意味)まっすぐだったとしても、 |
これが解消されない限りは奥さんと一緒になることは無理なんだよなー。
なんというか、ぜんぜん自分が悪いとは思っていないという言動に表れている通り
なんで安大娘が自分を受け入れてくれないのか、
この人にはまったく理解できないのよね。
まあ、それはそれとして、
冷酷無比な恐ろしい敵だったはずのこの人が
頑としてとりつくしまのない奥さん相手にタジタジになる様子は
なんとも微笑ましくはあるのであった。
そしてここまでほぼ敵なしの承志相手に
改めて互角以上に渡り合ってみせる様子はやはり格好良い。