◎できごと1、いくつか予想外の出来事はあったものの、
錦陽関での清軍との戦いは金蛇営が勝利を収めた。
2、阿九は程青竹に送られて都へと戻ろうとしたが、
町で安剣清と錦衣衛の姿を見つけたため、
彼らの目を袁承志たちからそらすべく、都への護衛を命じた。
3、金蛇営は当面の目的を清軍打倒に定めた。
孫仲寿らに練兵を任せる間に、
袁承志たちは武林の結束を強化するために孟伯飛の還暦の誕生祝いの儀に向かった。
4、道中で
義生、
胡桂南の二人の侠客を加えた袁承志一行は
武林大会の一件が尾を引いていることが懸念されたものの、
ひとまず孟伯飛の屋敷で歓待された。
そこへ帰辛樹一行が物々しい剣幕で乗り込んできた…
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◎かんそう・配置転換、エリア移動、新キャラ登場…と、
今回はつなぎの回という印象であった。
・今回、尺の都合なのか、編集の問題なのか
やや唐突に感じられる部分が何箇所かあった。
→「家に帰る」って旅立ったはずの阿九が戦場の最中に現われたり
(あれはいざ戦いの声を聞いたら心配になって戻ってきちゃったってところだろうか)、
(追記:と思ったが、考えてみたら戦いがあったのは泰山の本営から離れた場所なので、
移動中だった阿九が戦場に出くわしたと考えたほうが自然か?)
→作戦を投げ出してみんな突っ込めウリャーとやっといても
なんだかんだで普通に勝利してしまっていたりとか
(この先に向けての課題提示ってことと
金蛇剣の圧倒的な戦闘力のおかげ?)、
→戦勝の宴の場面に袁大哥が現われたと思ったら
次の場面で青弟と二人になったら
その時点ですでに程幇主が阿九を追って出発しちゃってたり
(ま、青竹爺の出番が増えたので結果オーライなんだが)、
→清軍を倒すために出発したのかと思ったら
孟伯飛の誕生パーティーへ向かってるところだったり
(酒場の場面で明かされることだから、それはそれでいいんだが)
と、まあそんなところでしょうか。
キャラクターに力があるので、物語としての面白さがスポイルされるというようなものでは
ぜんぜんないんですけどね。
ま、あくまでちょっと引っかかったという程度の話であります。
やっぱり三十話だと尺の長さとしてはいっぱいいっぱいなところもあるのかな。
・金蛇剣といえば、青かった柄の宝石が
今回、戦闘モードになったら赤く変わったな。
ついでに刃のまんなかの溝も血が流れるみたいに赤くなってたし。
これも金蛇剣のナゾの一環なのか?
それともただのハッタリ演出なのか?
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◎人物まとめ→金蛇営の人たち・袁承志(えん・しょうし)
今回の戦いは、難しいところだ。
やっぱいくら作戦が作戦といったって、
目の前で仲間たちがやられてるのをただ黙って見てるというのも問題だしね。
あそこはあれで正解だったと思う。(むしろ遅すぎるくらいか?)
結果的に阿九姑娘にはフラれた形になってしまいショボーンな袁大哥であったが
そんな袁大哥の心中も知らずにお子様の青弟は「あたしのこともかまってよね」攻撃(^^;
「金蛇営の名前は青弟のことをちゃんと気にかけているからだよ」
↓
「本当?」→「ウソだ」のやりとりには笑いましたが、
ま、ここはそんな意地悪言いたくなる気持ちもわかる。
高陽鎮ではいつもの涼やかな好男児っぷりで新たな仲間をゲットしちゃいましたが、
でも袁大哥、その人からもらった魔法の秘薬を
そのまま孟伯飛へのプレゼントにしちゃったのには吹きました。
それってアリなの?(^^;
・夏青青(か・せいせい)…
金蛇郎君・夏雪宜の娘袁大哥と阿九姑娘の二人がシリアスモードであり
そっち側に感情移入するようになると今回のこの娘のやきもちはKYだ。
これはうざい時の青弟ですね。
ま、戦いが終わって心配して必死に行方を探してたのに…という
気持ちはわからないでもないんですが。
でもね、前々回の「せっかくお茶を用意してあげてたのに」というのもそうなんだけど、
この娘の愛情表現って基本的に「自分から相手への一方的な思いやり」であって、
それに対するお返しをしてくれないと途端にスネるって形だよね。
なんつーか、男と女の愛って、そういうものじゃない気がするんですが(^^;
まあお子様だから仕方がないとは言え…
なーんて、考え出すとどんどん嫌な方向に進みそうなので、やめやめ。
阿九姑娘が一人で行ってしまったと聞くと心配したりと、
決して悪い娘ではないのよね。
・孫仲寿(そん・ちゅうじゅ)…
故・袁崇煥の家臣やはり今回は孫叔叔の作戦に無理があったということでひとつ。
優れた軍師なら、ちゃんと駒の性格を把握した上で
作戦を立てたり配置を考えたりせんとね。
それにしても孫叔叔のほうはまだ頭脳担当ってことで出番があるのに対して
朱叔叔のほうはめっきり影が薄くなってきたな。
・程青竹(てい・せいちく)…
青竹幇の幇主この爺ちゃんはほんと阿九には優しいなー。観ていてとろけそうだ。
しかし阿九が安剣清たちに普通に「師父と一緒に行動してた」って言ってるってことは
この爺ちゃんと阿九が師弟の関係ってのは周りからも了承済みってことなのかな?
(それとも、単に安剣清がいちいち突っ込まなかったってだけなのかも知れんが)
江湖での顔も広く、後半の孟家行き編では年長者として
パーティーの知恵袋兼たしなめ役としてご活躍であった。
袁大哥単独でも魅力は十分なんだけど、
やっぱこういう爺が同行するとそれだけでずっと楽しいね。
・阿九(あきゅう)…
程青竹の弟子袁大哥たちを助けるために、獅子身中の虫になりました(爆)
さすが9ちゃん、お姫様としてやるときゃやりますね。
職務に忠実な安剣清だからなんとかなってるけど、
相手からしたら無茶苦茶タチの悪いワガママ姫ですな〜(笑)
そんなこんなで今回はコミカルにがんばっていた9ちゃんですが、
やはりこの先の立ち向かうべき運命を考えると気が重いな…
→明の人たち・安剣清(あん・けんせい)…
錦衣衛の長官「居場所を掴んだ」とか「見張り」とか言ってるのは、
金蛇営に関することなのか、それとも逃げた女房に関することなのか?
せっかく目前に獲物を捕らえながらも
9ちゃんの作戦によってその場は引き下がらざるを得ないというのは
なんというか、くそまじめっぷりが可笑しいというか…(^^;
しかも顔色ひとつ変えないのね。
→崋山派の人たち・帰辛樹(き・しんじゅ)…
崋山派・穆人清の二番弟子・帰二娘(き・じじょう)…
帰辛樹の妻・梅剣和(ばい・けんわ)…
崋山派・帰辛樹の弟子・孫仲君(そん・ちゅうくん)…
崋山派・帰辛樹の弟子なんかもうこいつら、出てくるだけでゲンナリするんですが…(^^;
参ったな。つーか、まさに文字通り「崋山派の面汚し」だよ。
そういやこの前、輸送部隊襲撃のところで「鏢局の董鏢頭が…」とかいう話が出てたな。
てことは目的は例の茯苓首烏丸か。
なんかこいつらの動機にぜんぜん同情できないのって、
結局自分たちの子供のためなら礼も義もへったくれもなしで
本当、なりふり構ってないところなんだよな。
とても卓越した武芸を身につけた達人の取るべき振る舞いじゃないよ。
→江湖の人たち| ・義生(ぎせい) |
 | 鉄羅漢の異名を持つ。 孟伯飛の知人で、今回の還暦祝いにやってきた。 相変わらず江湖ではくだらないことですぐ喧嘩になって 酒場の食器やら椅子やら机やらを壊しまくるね(笑) まあ「親父、すまなかったな、これで勘弁してくれ」で迷惑料をもらうと ほとんどの場合はそれで結果的におつりがくるのかも知れんが… まったく世の中よくできてるよ(笑) |
| ・胡桂南(こ・けいなん) |
 | 聖手神偸の異名を持つ。 「偸」は「盗む」の意。つまり泥棒さんね。 蛇の道は蛇…ではないが、そういうことで青竹爺も名前を知っていた。 眉毛はないが、残念ながら計春華ではない。 くだらない尿瓶のイタズラがエスカレートして喧嘩になり、 危うく二人とも死ぬところだった。 あんたらほんといい加減にしなさい(笑) |
→孟家の人たち| ・孟伯飛(もう・はくひ) |
 | 蓋孟嘗の異名を持つ。快活三十掌の使い手。 これは良い張紀中プロデューサーですね。 武林大会の時に言及されていた通りに 江湖ではそれなりに評判のある名の通った人で、悪人ではないらしい。 でも出迎えに出て来なかったり、 丁遊が武林大会の話を目の前でしだすとちょっとムッとしていたりと、 なんだかんだで結構根に持ってはいるようではある。 (まあ気持ち的には仕方のないことではあるんだろうけど) |
・丁遊(てい・ゆう)…
孟伯飛の弟子この前の武林大会で袁公子に危ないところを助けてもらって以来、
どうやらこの人はすっかり袁公子に敬服しているようだ。
→保定府の人たち・馮参将(ふう)…
倒馬関の役人(武官?)・張若谷(ちょう・じゃっこく)…
倒馬関の役人(武官?)・董鏢頭(とう)…
鏢局(護衛)の人
左の二人はどっちがどっちか不明だが(たぶん真ん中が張若谷かな)、
とりあえず一番右の人が董鏢頭だ。
なんとも胡散臭い雰囲気が漂うこの三人、
あの桃まんには毒が??
てな感じで、次回を待て!