1975年 台湾
原題:獨臂拳王大戦血滴子説明不要かも知れませんが、
一部の人たちに大人気の超絶C級カンフーアクション映画。
実は「片腕ドラゴン」という映画の続編なんですが、
前作を観ていなくてもさほど問題ありませんでした。
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清の時代、政府は復明を企む者たちを武術家によって弾圧させていた。
主人公の愈天龍は前作で激闘の末に二人の武術家、左虎と左竜を倒していたのだが、
弟子たちの死を知った彼らの師である盲目の老暗殺者・封神は
その仇を討つべく旅立った。
ちょうどその頃、鷹爪拳の道場主催による武術大会が開催されようとしていた。
続々と集まる武術家たち。
その中には人ごみに紛れ込む封神の姿もあった…
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まあ、
ストーリーなんてのはオマケみたいなものでして、
要するに「
武術大会」と「
主人公の天龍を狙う封神との戦い」の二本柱という構成です。
空とぶギロチンというのは封神が使う暗器で、

↑このよーにドンブリのような形をしたブレード付きの円盤が

ドビューと飛びまして…

目標の頭にかぶさると内側に刃がザクリと伸びて

相手の首をスポーンと切断してしまう血滴子という武器のことです。ガクブル。
それを使う封神というめくらのおっかないじいさまが

コレ↑
+++++++++++++++++
正直、この映画の
素敵さについては
それこそいろいろなところで解説されておりますので、
いまさら私などが特に述べることはありません。
…が、それだとさすがに紹介になりませんので
簡単にすてきポイントを挙げておきますと
・とにかく
狂っている・パンチやキックをした時の「
ズビシッ! ドグォ!」という無茶苦茶大げさな効果音
・天下一武道会(実際、これがアレの元ネタになったらしいです)
・主人公、あまりにも
卑怯すぎ。しかも本人ぜんぜん卑怯だと思ってない。
・封神の現れる場面で流れる獣の咆哮のような恐ろしげなテーマソング
・恐ろしく強くてやることもぶっ飛んでる封神はある意味、
爺萌えのカテゴリに入るか?
90分弱と、映画としてはだいぶコンパクトサイズですので、
狂った映画が好きな人、
狂った爺が好きな人は一度は観ておくべきでしょう。
(まあ、そういう人は、私が言うまでもなくすでに観ていると思いますが)
お正月休みでとろけた脳みそが
いい具合にフニャフニャになって
耳から流れ出そうになること請け合いです。
しかもこの映画は狙ってやってるわけじゃなくて、あくまで真っ当に作ってコレですからね。
本当に、
狂っています(誉め言葉)。
この破壊力はやっぱ実際に見ないと伝わらんだろうなぁ。
↓以下、いちおうネタバレで突っ込み。
・主人公は、確かに基本的に相手から売られた喧嘩…というより
なんとかしないと殺されてしまうという状況なわけだから、
どんな手を使ってでも勝たなくてはというのは
まっとうな考えではあるんだが、
それにしてもあんた、
武術家としてソレはどうなんだ?(^^;
と突っ込みたくなる箇所が…
というか、後半は突っ込みっぱなしで
アゴが外れそうになった。・まずムエタイ小僧の撃退法に爆笑。
小屋の中に誘い込んで鉄板焼きって…
しかも外に逃げようとすると弟子たちが槍で串刺し(笑)
どう考えても
正義の味方のやることではありません(笑)
・ナゾの日本人トンファー使いについては
まず観戦の段階で「
参考になる」とか言ってる時点で吹いてしまうんだが
直接対決でトドメを刺したのが
自分のほうが服に仕込んでいた暗器(笑)
どう考えても
正義の武術家のやることではありません(笑)
・で、オーラスのvs封神ですよ…
ここまで
最初から最後まで突っ込みどころ満載なラストバトルって
およそないんじゃないだろうか。
まず洞窟に爆薬トラップ仕掛けてる時点で笑ったし、
相手が盲目なのをいいことに
ひたすら逃げ回った挙句に鳥を使って敵の聴覚かく乱
…まあここまではまだいいんですけど、
その後、次々と手斧のトラップを発動させて攻撃って…(笑)
それで相手にかなりの手傷を負わせているにも関わらず、
いざ実際に格闘戦に入ると
普通に押され気味だし…(笑)
・
最後のトドメまで手斧トラップというのは
まさに期待通りという感じでしょうか。
おまえそれ、どう考えても正義の… は追いとくとしても、
武術家のやることじゃねえー(笑)こんなしょーもない勝ち方でも
武術家としての名声や評判が得られちゃうってんだから
もう無茶苦茶です。
しかもやっぱり本人、ぜんぜん卑怯なことしたと思ってない(笑)
いや、「ホームアローン」とか「Aチーム」みたいなおはなしならわかりますけど、
あなた、いちおう武術家じゃないですか(^^;
武術を鍛えるなんてことに無駄な時間を費やすよりは
トラップや卑怯な作戦を考案したほうが
よっぽど有益だというメッセージ…
というわけでもないんだよなあコレが(笑)
やっぱ天然って最強だ。