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2007.12.30 女帝
夜宴
2006年
原題:夜宴


ドラマ「断仇谷」に登場する王パパこと王震岳の中の人は
馬精武という演員さんなんですが、
この人と、さらに言わずと知れた「射雕~」のヒロイン・黄蓉役の周迅
ついでにおいらは未見ですが「神雕侠侶」の主人公・楊過役の黄暁明といった具合に
出演者的に無茶苦茶ピンポイントに狙い打たれたため、鑑賞することにしました。

主演は章子怡(ちゃん・つぃいー)。一般人はこの人が目当てでしょう。
たぶん普通の江湖人なら
周迅と黄暁明
  
が目当てでしょう。


私のように、馬精武
  
がメインで目当てという人は…
さすがにあまりいない気がします(爆)
(というより、マイノリティっぷりを考えると皆無に近いか)

++++++++++++++++
唐が滅びた後の五代十国時代。
この時代のとある国で起こった政紛が物語の舞台です。

実の兄である皇帝を殺して帝位を奪った帝。
彼は帝位に就いた後、兄の妻であった美女・婉(章子怡)を娶って皇后とした。
一方、婉は先帝の息子である皇太子の無鸞とかつて思い合う仲であったが、
彼女は先帝の妻となったために、無鸞は失意の中、遠い呉越の地に隠棲していた。
帝は潜在的脅威となる皇太子の暗殺を試みるが…
++++++++++++++++

あらすじだけでわかる人がいるかどうかはわかりませんが、
これはシェークスピアの「ハムレット」を元にしたおはなしです。
「リア王」に対する黒澤明の「乱」みたいな、そんな感じ。
もう少し噛み砕くと、「王宮を舞台にした復讐と愛の物語」という具合でしょうか。
それをベースに、体裁としては昨今の「HERO」とか「グリーンデスティニー」よろしく
お金を使った豪華絢爛な古装セット・衣装ワイヤーアクション、てな感じです。
なんとなーく、観終わった後で素直に「面白かった!」といえないのも同じ(爆)

そんなわけでネタバレしない範囲での内容については…
うーん…
「章子怡マンセー映画」って感じでしょうか?(^^;

正直、おいらは章子怡のことはぜんぜんどうでもよく
特に好きでも嫌いでもなかったのですが、この映画で大嫌いになりました(笑)
いや、悪いのは彼女じゃなくて、役だということはわかってるんですけどね(^^;

アクションはさすが、映画だけあって良かった。
刺客の連中が両手を広げてピョーンと軽功で飛び出してきた時点で
わけもなくうれしくなっちゃいました。
やっぱこれですよね(どれ?)という感じです。
やや見せ場が偏ってる気がしなくもないですが…
ただ、話のほうに入り込めず、どうにも浮っついた状態なので
結局「HERO」やらその他のワイヤーアクション武侠映画と同様に
見た目には楽しいし迫力も十分なんだけど、いまひとつ燃えが足りないです。

ネタバレ抜きでまとめておきますと
章子怡好き、この手の大掛かりな古装映画好きならどうぞ、という程度かな。
おいらは馬精武さんがたくさん観れたので、まあまあ時間の分の元は取れた感じです(笑)


・で、内容についてなのですが…
えー、章子怡演じる皇后が基本的にメインなわけなのですが、
私、この女にちっとも感情移入できませんでした(笑)

なので、
自分に愛を注いでくれた帝と
かつて愛した皇太子やらなにやらで揺れ動く
仮面の下に隠した乙女心~

なんてテーマにもぜんぜん同調できず
つーかどうせ帝を殺すつもりがあるなら
被害拡大する前にさっさとやれよとか

…止めましょう。言っても仕方がないですね。


・元々の鑑賞の動機が王パパ 馬精武だったため
殷太常の一挙手一投足に目が釘付けでした(完全に間違った見方)。
こういう腹にイチモツ系の宰相キャラクターは良いですね。
それでいて親子の情といった人間らしい感情がないわけでもないために、
空気を読まない娘(周迅)にこっちまでヒヤヒヤものという(笑)
でも「帝位はイタダキ」とか言い出した時点で
これは駄目フラグだなと天を仰ぎました。

・妹萌えの殷隼については、これって原作(ハムレット)でもそうなんでしょうか?
もともと黄暁明にはそれほど思い入れはないのですが、
やっぱ接点はないとはいえ、武侠ドラマでおなじみの顔が
親子というのはいいものです。
しかもシスコンという点を除けば、かなりデキた息子だし。
だから章子怡がこいつをグサリとやった時点で
章子怡のことは決定的に嫌いになりました。(だから悪いのは章子怡じゃないっての)

・考えてみたら、章子怡って「グリーンデスティニー」の時も
結構自分勝手で自尊心の強いキャラでしたよね。
しかもあんまり周りからそのことで責められないという…
うーむ… どうも相性が悪いのかも知れん。

・周迅については、実はちゃんとした映画で見るのはこれが始めてなんですが
(というより「射雕」以外で見るのは初めて)、
アレに比べるとだいぶ抑制のきいた演技で興味深かったです。
劇中で歌も聴けたってのもお徳だ。
キャラクターとしては、空気を読まずに父ちゃんをピンチに陥れるので
かなり鬱陶しかったですが(笑)

・ところで、夜宴の前のあの手紙のシーンはなんだったんでしょうか???
「殷親子は謀反を企んでいるとのチクリがあったから流刑に処す」みたいなことを
帝が言ってたので、
てっきり皇后が、計画完了の後に自分を消そうとしていた二人に先手を打ったのかと思ったんですが。
その後普通に夜宴に出てたし…
ここだけが前後が繋がらなくてちょっと引っかかりましたね。

・皇太子も、原作(ハムレット)では主役のはずなんですが、
こっちでは妙に影が薄かったですね。
だから最後に章子怡をかばうというのも、
ちょっと、うーむ、なんだかなー、という感じでしたし。
仇討ちを終えたら生きる気力をなくしていたというのは
周迅が死んじゃったからなんでしょうけど、
この辺の描写もいまひとつ甘い感じでしたし、
やっぱあんまりこういう後ろ向きなのは
見ていて楽しくないです。

・あと最後、殷太常が死なないのは良かったんですけど、
子供がみんな死んじゃったら死んだも同然ですよね。
しかも流刑であんなことになっちゃって、逆に痛々しいというか。
馬精武さんもすごく寒そうでした。
はあ、なんだかこんなことになるだろうと思ってはいたんだけど、
帝が死んだ後でそれを命じたのが章子怡という時点で
やっぱりさらに章子怡にムカっ腹が立った(だから章子怡じゃなくて役だっつーの)。

・いちばん最後は、
アレですか、結局、欲望のほうを選んだ結果
誰かにいずれは殺されることになったということですかね。
宮廷には魔物が住む、みたいな。

・でも正直、殷太常が退場した時点で完全にどうでもよく、
つーか下手をすると倍速再生モードに入りかけていたため
章子怡の最後もぜんぜんどうでもよかったです(笑)

…うーむ、どういう感想だ。
結局得られたものは「章子怡ムカつく」だけか…

・あと、歌の歌詞は、もうちょっと詩っぽく訳して欲しかったと思った。


 
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