尋秦記03

よっぽどどうしようもない糞ドラマでもなければ、
たいていは最初のうちの四話、五話あたりまでは
ともかく普通に面白いものである。


第三集 乱世のならい
◎できごと
・多勢に無勢
項少龍をかばった元宗はやられてしまった。
元宗は最期に鉅子令を託すのにふさわしい相手を探すことを少龍に頼んだ。

・善柔は賞金首の厳平を殺すのが目的だった。
彼女はそのために元宗をエサとして利用したのだった。
そのことを悟った少龍は怒り、ひとまずパーティー解散した。

・ひょんなことから恩義を作り
それと知らずに馬賊の略奪を助太刀してしまった少龍は
機転を利かせて捕まったお嬢さんとお付の人・陶方を助け出した。

・ところが馬賊はもう一つ、一行が運んでいた宝物「和氏の璧」が目的だった。
というより、それを奪取する依頼を受けていたのだ。
少龍によってその価値を知った馬賊の親分・灰髭は
回収に来た男相手に値段を吊り上げるが、
逆に用済みとなり全員SATSUGAIされてしまった。

・その男の正体は趙王の側近・趙穆の子飼いの刺客・連晉であった。
本来、趙へと返されるはずだった和氏の璧を盗み取り
連晉は密かにそれを贋物とすりかえてしまう…


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◎かんそう
・まだ三話目だからってのもあるかも知れんが、
ちっとも息切れしてないなぁ。
内容盛りだくさんだった。

・あっさり死んでしまった元老前輩にはショックだ。
この辺り、タイムスリップという最大の嘘を話の骨子としながらも、
あくまでそれ以外のことに関してはリアリティを持たせて
嘘を嘘と感じさせないという、作劇の基本だな。
つまり、スーパー武功で五十人相手でも百人相手でもズバーン!
というファンタジーの世界ではないということだ。

・コレは少龍が過去へ来てから始めての人死というわけで、
そういうところからもショックの大きさというのはよくわかる。
いくら警察にいたからって
そうそう現代でしょっちゅう人の死に触れることってないからね。
そして刺された元宗が格好良く事切れるなんてことはなく、
苦痛に呻きながら死んでいくというのもまたリアルだ。
それに対する少龍の無力感も引き立つ。
展開としてはコンパクトで早かったけど
ここはなかなか良かったね。

・そして元宗の木剣を受け継いで使ってるというのがまたニクい。
コレ、剣というよりは棒みたいな感じでも立ち回りに使えるのは面白いね。
柄の輪の部分で敵の剣を受け止めたりするのもカッコいい。

・で、タイムスリップ再び…と思ったら夢オチかよ(笑)
その後の大セクハラ大会にも爆笑。
あとこいつ、そのまま普通に英字プリントのTシャツ着こんでたのな(笑)


○山賊編
・「時代遅れだな〜」とか、いちいち突っ込みどころ満載の台詞がワラエル。
そしてすっかり飲み会のノリでみんなに酒を勧めてるのも笑った。
こういう酒の席でのお作法は古今東西共通なのね(笑)

・さりげなくダーツの伏線を活かしてくるのもウマイな。

・灰髭のおっさんがいきなり出てきた回で退場しちゃったのは悲しいが@@
でもなんとなく人物関係はつかめてきた気がする。
しばらくは趙の中であれこれ内紛って感じか。


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◎人物まとめ

・項少龍(こう・しょうりゅう)

やっぱりこいつアホでいいなあ(褒め言葉)。
いちいちやる気のなさそうに語尾を「なんとかかんとか〜」って伸ばす話し方も
脱力感をそそられて良い。
もともと別の時代の人間だからというのもあって
達観してるところも楽しいし、
それでいてちゃんと義侠心もあるところが良いぜ。



・善柔(ぜん・じゅう)…女刺客

狙いは賞金首だけだったのね。
ツンデレ気質はあいかわらず…というより、
前回から思ったけど無自覚に少龍に惚れてるのか。
とりあえず今回のパーティー解散は仕方あるまい。
気持ちの整理には時間が必要だ。



・元宗(げん・そう)…墨子教団の高弟、項少龍に剣を教える

退場早かったな…@@
常識的に考えて、達人でもこれだけの数の相手に囲まれたら
どーしようもないということだ。
これでサブ目的に「鉅子令の継承者を探す」が加わった。



・厳平(げん・へい)…墨子教団の高弟

あんたも退場早かったね@@
墨子教団に関するごたごたって、もしかして今回で終わりか??



○山賊編

・灰髭(はいひげ)…馬賊の頭領

カッチョイイおっさんだったのだが
これまたあっさりと退場してしまった。
この辺の、現代ではとても出来ないような体験や出会いを
主人公が代わりにたくさん経験してくれるというのは、
タイムスリップものの醍醐味を感じられて実に良い。



・烏廷芳(う・ていほう)…烏家の令嬢

決め台詞は「子孫断絶」(笑)
武功もそこそこデキる人のようだ。
このお嬢さん、一瞬「天下第一」の海棠に似てると思ったんだけど
演員表見たら違った。



・陶方(とう・ほう)…烏家の総官

お嬢様の付き人…というわけではないんだろうけど
まあとりあえず物分りのいい大人だ。
「そんなポーズとって話すな」の突っ込みには爆笑してしまったが。



・連晉(れん・しん)…趙の重臣・趙穆に仕える刺客

差し当たってのライバル的な存在か?
いまひとつ顔に個性がないので識別に苦労している。
髪型、陶方と一緒だし。
あと烏廷芳に惚れてるのでしょうか。


 
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コメント
面白いです
なんだろう、結構シビアに人死にとかもでるんだけど、全般的に軽快なノリがあって、それほど深刻にならずに見ていける。なんか楽しいです。

>「子孫断絶」
どうやってやるんだ、のツッコミも可笑しかったです(笑) 少龍の現代人ならではのツッコミが楽しいですよね。

>陶方
この人、根がものすごく真面目なんでしょうね。わからない言葉が出てくるといちいち意味を聴いてくるのが可笑しい。
by: うちゃ * 2008/05/02 23:09 * URL [ 編集] | page top↑
>うちゃさん
そうそう、このお気楽なノリはこのドラマの特徴ですね。
主人公の少龍が基本、楽天的だからってのもあるんですが。
この男は、いちいち言わんでも良い横文字単語を発しては
陶方とか、周りに首を傾げられるんですよね(笑)
by: Manbo * 2008/05/03 01:05 * URL [ 編集] | page top↑

烏廷芳は私も海棠かと思いました。
えらい髪の毛が多くなったなと(^_^;)。

何か雰囲気似てますよね。

>「そんなポーズとって話すな」の
突っ込みには爆笑してしまったが。

これには私も笑いましたが、逆にそうだよな。
普通、人と話す時、正面向くよなと感心してしまいました。

武侠モノを見てると、この構図が普通に思えてしまってましたわ。
このドラマ、こういうノリが新鮮で面白いです(^^)。
by: だーろん * 2009/08/28 00:04 * URL [ 編集] | page top↑
>だーろんさん
「私も直近で天下第一を観ていたので…」と書こうとしたら、
何気に私のほうでは三ヶ月の間が空いてました(^^;
それでも「似てる」と感じたってことは、
やっぱ顔の系統的に近いのかも知れませんね。

少龍は基本的に我々視聴者にかなり近い立ち位置なので、
そこから実際に劇中にツッコミを入れる、というのが
ありそうでなかなか他にない構成なので、楽しいんですよね〜。
by: Manbo * 2009/08/29 00:10 * URL [ 編集] | page top↑

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