あらすじ黄薬師は尹志平を歯牙にもかけずに退散させた。
後に残された程瑤華は恐怖に怯え、
陸冠英はそんな彼女を果敢にも庇おうとする。
それを見て取った黄薬師は仲人となって二人を半ば強引に夫婦にしてしまうのだった。
夢のような突然の出来事に戸惑いながらも幸せを噛み締める二人。
しかし酒場には足が悪く残されたままの欧陽克も隠れていたのだ。
翌朝になり姿を現した欧陽克は不意をついて二人の動きを封じ、
隠し部屋の中の黄蓉に出てくるよう迫る。
応戦する黄蓉は打狗棒を奪われ、そしてその場に穆念慈までもがやって来た。
念慈と陸冠英・程瑤華を盾に郭靖に黄蓉の引渡しを迫る欧陽克。
だがそこへ楊康が戻ってきた。
捕らわれの念慈の姿を見ると楊康は有無を言わせず欧陽克を殺害した。
新婚夫婦は去り、酒場には楊康と念慈だけが残された。
自分が楊家の息子であることにこだわる念慈に楊康はまたも苛立つが
翌朝には二人で両親の埋葬を済ませる。
そこへ全真教の一行がやって来る。
丘処機にいつものように問い詰められ焦る楊康だったが
ひょんなことから彼が酒場の中で拾った黄蓉の打狗棒を見た丐幇の物乞いが
彼を幇主と勘違いし、その場は誤魔化して念慈と二人で立ち去った。
ようやく七日目の最後の晩がやってきた。
酒場に集う全真七子の前に姿を現したのは梅超風。
黄薬師の命を狙う彼らに梅超風は戦いを挑んだ。
しかし七人揃った全真七子の陣攻撃の前にはさしもの梅超風も苦戦を強いられる。
そこへ黄薬師が助けに入り、
さらにどさくさに紛れて黄薬師を狙った欧陽鋒の攻撃を
梅超風が身を呈して防いだ。
戦いは終結し、世が明ける。
翌朝になり牛家村、そして曲三酒場にやってきたのは江南七怪だった。
梅超風の亡骸を腕に抱いた黄薬師は七怪と一触即発になるが、
すんでのところで治療を終えた郭靖と黄蓉が隠し部屋から飛び出し
割って入ったために衝突は免れる。
黄薬師と黄蓉、それに郭靖は梅超風を埋葬し、
そして七怪も梅超風との長年に渡る確執を水に流し、
彼女の葬列に加わるのだった…
Pick Up

ズバーン!
手も触れずにコレだけで人一人普通に吹っ飛ばすというこの凶悪さ!@@

あなたもいい気味よとかそんなことばっか言ってるのもたいがいにしなさい@@

できそこないの師父って…有名なんですか、やっぱり(笑)


つーか、武功とか凶悪さとか見てなくても
普通に恐ろしいですよこの人皮マスク@@
(そういや太湖でも漁師が逃げ出してたな)

と、書いた直後に何なんですが、

その人皮マスクのおかげで逆に素顔になると
今回の黄薬師パパはやたら優しげに見えるんだよなー。
まあ台詞ややってることのせいというのもありますが。

いきなり「嫁になりたいか、どうなんだ」なんて問い詰められてもね(苦笑)

黄薬師パパがこんな風に自分の考えを語る場面ってあんまりないから
この妙な状況にも関わらず結構聞き入ってしまいますね。
確固とした自分の考え方を持ってて、実際それに矛盾しない生き方をしてて、
さらにそれを押し通すだけの武功も備えているという
黄薬師というキャラクターはやっぱり反則的に魅力的です。

結婚するかしないか
しないのならもう二度と会わず口も聞くなという
こんな無茶苦茶な要求を前にしては
もううなずくしかないじゃないですか(笑)



でもま、みんな幸せそうだからいいか!
なんか物凄い雑多な状況を通り越して
最後は妙にきれいに収まってしまうという
この狐につままれたような、それでいて心地よいこの感覚
あと靖哥哥が「年取るとみんなそうなるんだよ」と分析してるのが面白いですね。
この辺のことは桃花島でずっと暮らしてた蓉儿にはわからないんだよね

物悲しい笛の音
妙にハイテンションで若者二人をくっつけてしまった黄薬師パパですが
これは結果的に自分のせいで蓉儿を死なせてしまったことへの
悔いからきたものである…ということは言うまでもないでしょう。
それだけに、楽しいやりとりではありましたが、また感慨深いものがあります。
この前半部分のハイテンションぶりだけでも
もう十分おなかいっぱいになったんですが、
今回はそれだけでは留まらなかったのだ…@@
さて、原語&日本語吹替えでは靖哥哥が
「笛の音はこんなに安らかなのにどうしてお前(蓉儿)の気が乱れたんだ?」
と蓉儿に尋ねて、それに対し蓉儿が
「爹(ディエ)が私のことを想って吹いているのがわかるからよ」と答えています。
でも日本語字幕だと靖哥哥が普通に
笛の音の中に雑念を感じ取ったことになっちゃってるんだよなー。
新婚夫婦も何も気づかずに笛の音にまどろんでいる中で
ただ一人、娘の蓉儿だけがわかる、というのが良いんだと思うんですけど。
何と言うかね… まあ確かにこれは枝葉の部分というか
話の流れには関わらない些細な点ではあるんですけど、
それにしてもこの臨安編はちょっとこれまでと比べても日本語字幕の翻訳精度が低すぎ。

治療を通じて気を通わせたこの二人は
夫婦になる前にすでに二人でひとつに繋がっています。
この先に待つであろう試練に向けて、
そういう点からもこの臨安編で郭靖が負傷するという展開は
必要だったのかも。

靖哥哥と繋げた掌を放さず欧陽公子を迎撃する蓉儿
離れたら悪い気が入ってたいへんだ@@


打狗棒奪われた
今回で退場の欧陽公子だが
この最後っ屁は後に響くことに…

また都合よく現われやがったよこのストーカー…
と思うのもコレマタ間違いで、
もともと彼女は牛家村に行くとあれだけ言ってて
ここは実際牛家村なのだから、まったく正当なことなのだ@@
それでも一瞬そんな風に考えてしまうというのは
もう完全に「そういうイメージ」が定着しちゃってるということだな(苦笑)

運命に導かれ
続々とキャストが集まってまいりました

そう、これなんだよ
こういうマヌケっぽさがもっと前面に押し出されたキャラクターだったら
もうちょっとこの最低皇子のことも好きになれたんだが…


(-人-)
欧陽公子(オーヤンゴンツ)は最期までブレのない良い三下悪役でした。
来世ではどうぞお幸せに…

ほんっと可愛げのない奴だよな

仲睦まじく食事をする二人の外では雷雨…
というのはわかりやすい暗示ですな…

そんな汚いものみたいな扱いをしなくても…
もうすっかり鉄心さんの望みとは真逆の方向に逝ってしまったな、こいつ

でもそうなっちゃった原因の一端って
念慈さんにもあるかも知れないなーとつくづく思う

ところでいまさら気づいたんですが、酒場においてある黒いアレ
念慈さんお二人の棺を持ってきてたんですね。
……中身……
あれから何ヶ月経ってたっけ…
@@

また詠いながら登場(笑)

全真七子のご到着〜
数えてみるとちゃんと七子+尹志平で八人いますね。

今回初顔見せは左から順に
郝(かく)大通、孫不二、それに譚処端です。
孫道士は一人だけ女&程家のお嬢様の師父
譚道士は今回の最期でそれなりに見せ場…というか特徴もありますが
郝道士だけなにもないね…@@


「調子の良いことを言って
この前も挨拶もせずに行ってしまったではないか
相変わらず反骨心が抜けていないのだろう
弟子は師に似るものだからな お見通しだ」
と手厳しい丘師兄に対して

「まあまあ、そう急かずに
話くらいはさせてやっては」
とフォローを入れてあげる優しい王道士
…という構図のはずなんですけどね…



なんか丘道士のマヌケ度が勝手に三割増しにされてるんですが…
しかも「まだ早いぞ」って王道士が師兄にタメ口聞いてるのなんでだろう
だーかーらー
どうしてこういう勝手な字幕をつけますか@@
字数の制限やニュアンスのカットは我慢しますが
やっつけ仕事だけは勘弁してください。

すっかり騙された@@
でもさすがに醜態をさんざん見てきた丘道士だけは
他の人たちのように能天気に楊康の話を鵜呑みにしてはいないですな。
まあそれなら無責任に行かせないでちゃんと問い詰めろよって話ですが(笑)

今回は声だけで出番終了の老頑童でした…@@
結局ここで別行動した道士たちもあとですぐ合流しちゃうから
このシークエンス、意味があったのかという気がしないでもないですが
いちおう道士たちに周師叔が生きていたと知らせるためってことか。

「いいのよ、スイカ甘かったもん。」
「確かに甘かったな。」
相変わらず自然にお互いを思いやるこの二人は見ていて気持ちがいい



「今夜は何が起きても出て行かないのよ。」
なんて言われたら、これはもう何かが起きるとしか思えません!@@
臨安編クライマックスに向けてこの緊張感
高まるワクワクがMAXです

「梅 超 風(メイ・チャオ・フォン)!」
きたーーーーー@@

ヤッパ色つきは違う!

「お前たちのほうこそ何者だ?」
と問われれば…


ばばーん!
今回はこの手のハッタリの利いた演出が神がかってるよ@@

バシッと言い放って

抜刀!
かっこえー@@
そしていよいよ七公をして「七人揃った全真七子は手強い」
と言わしめた北斗陣が見られるのか…
しかしなんか日本語だと執拗に天罡北斗陣と言うんですが
原語では北斗七星陣と言ってるんですよね@@
この違いはナニ??

回る剣、剣、剣@@

この殺陣ばかりは
実際に動くところを見ないところには
すごさの十分の一も伝わらないなぁ@@
それくらいこの多人数バトルはいかしてる

今戦ってる中に尹志平の顔も見えるんですけど、
てことは戦ってるのって全真七子の七人+1の八人なのか
それともさっき吹っ飛ばされて戻ってきた譚道士は入ってなくて七人なのか
そもそも北斗陣って七人でやる技なのか
それとも八人でもいいのか
その辺がいろいろ謎ですね@@
まあ見てる最中は全く気にならんのですが!


つまりこの陣形は
全員で波状攻撃を仕掛ける中、
気配を消した一人が死門から攻撃をかける…というものなのカナ?
梅超風の聴覚による知覚演出と相まって緊張感&興奮は最高です
(しかし楊麗萍相変わらずキレイですねー)

息つく間もない合体攻撃の前に梅超風も負傷
ついに年貢の納め時か?!
そこへ…
(あとこの写真を見るとやっぱり七人でやってますね>北斗陣)

うおー、そこでその札まで切りますか!@@
有無を言わせず使える戦力は即時全力投入ってとこが
相変わらずこの物語の恐ろしいところだよ!@@

しかもアナタ、この人がまた強すぎるんだわ@@
周りの全員に一瞬でドカドカ中空で蹴りかましたり





必殺・弾指神通で飛んでくる刀ごと相手ふっ飛ばしたり
なんかもうレベルが1ランク違うよ@@

どさくさに紛れて西毒暗躍


譚道士やられちゃった@@

コラコラ
完全にまちがった相手狙ってるよ〜この悪人@@

かと思えば梅超風に当てちゃった後に一呼吸おいてこの表情…
いったい何なんだろう
身を呈して師を庇った梅超風に驚いたんだろうか

しかしまあ梅超風姐さんは倒れ姿も様になってるよなぁ

反省などしない
それが西毒クオリティ@@


これエンディングで見てた時は
黄薬師だとわかりませんでした。

放心状態の二人
靖哥哥だけでなく蓉儿も呆然と固まってるところに
ショックの大きさが見て取れますね。

抱き寄せてやる靖哥哥が優しい
まさにエンディングテーマにあるように
悲しみも苦しみも二人で背負っていくのです

長い夜が明けて七怪が登場
ちなみにこの一連の場面での二師父は
大人の事情により作画崩壊バージョンなので
あまり注視してはイケナイ@@

まさかのはちあわせに七怪もビックリ

やっぱり作画崩壊してる二師父(笑)
だから注視するなと

この涙を流さずに泣いた後のような
くたびれた容貌が実に良いです

ちょっと待った!

で、ようやく郭靖復活だ〜
…でも隠し部屋の扉を盛大にぶっ壊す意味はあったの?(笑)
(タイミングギリギリだったから気を引いて止める必要があったのか?)

蓉儿が生きてたことはわかったんだけど
名前を呼ぶのが精一杯で他に言葉を話す気力もない黄薬師パパ


さっき書いたことと被りますがこの呆然とした無言の演技が良い
それだけショックが大きかったことがわかります。

靖儿はほんとに良い師匠たちを持ったT_T

ほら、また嘘ついてる

「柯鎮悪が五弟のことを忘れらない」んじゃなくて
「柯鎮悪は
七妹が五弟のことを忘れられないだろうと思って
気を使ってる」んだろうが、このクソ字幕!
いくら大筋には関係ないからって
こうぽんぽん字幕製作者の気分でキャラクターの細部を書き換えられたら
かなわないっつーの!
もう台無し。大概にしてください。


この埋葬シーンは画面構図がなかなか美しくて好きだ。
特に蓉儿のさりげない立ち姿がイイ
この人たちが桃花島というある意味現世と隔絶した世界の住人なのだと
自然と納得させるだけの説得力があります。



みんないい人たちだよ
大人の事情で約一名、別人が混ざっていますが(いい加減しつこい)
七怪がここまで味のあるキャラクターになるとは
初登場時は正直思わなかったなぁ

七怪の中でも特に一番梅超風とは因縁の深かった柯鎮悪
そういえばこの人の目をつぶしたのも梅超風でしたよね。
その彼すらもが梅超風を許し過去を水に流すというこの場面
「愛徒 梅超風」の墓碑と共に胸を熱くさせられます

その姿は未だ桃花島人であることを
確固としたアイデンティティとして保持する蓉儿は元より

黄老邪と名高いこの人の心にも確かな何かをもたらすのでした
かすかな余韻を残しつつ〆
今回ほどこの後に続くEDに綺麗に繋がった回はないですね。
第六部・臨安編のクライマックスは
異様な密度で嵐のように通り過ぎていきました@@
黄薬師の仲人、欧陽克の最期、
全真教vs梅超風、そこへさらに黄薬師まで加わっちゃうんだから
もうこれで興奮しないほうがどうかしてます(笑)
私が個人的に全真教好きだからってのもありますが
今回の殺陣の格好良さは尋常ではありませんでした。
そんな超絶アクションに対し
静ともいえるキャラクターの描写も全く引けを取っていません。
仲人騒動は微笑ましくも味わい深いものがありましたし、
梅超風の最期、そしてわだかまりを捨てた七怪には素直に感動しました。
初見の時はそこまででもなかったんですが
埋葬の場面、不覚にも今回はウルッと来てしまいました。
物語全体の三分の二を消化したということで
そろそろ少しずつキャラクターの整理に入ってきましたね。
あと初見の時には郭靖と蓉儿がずっと篭っているのが
えらい長く感じたんですが、
今回はやはり最初から「それ以外の人たちの人間模様を楽しむ」と心得ていたためか
不思議と長く感じませんでした。
ああ、あと所見時は前回書いた通りクソ字幕のおかげで
「楊康の刺し傷が原因」だと思い込んでいたため
その張本人が外でイチャイチャやってるのが苛ついて仕方なかったってのもあるか。
ただそれでも、やっぱり黄薬師本人が外にいるのに断固として出て行かない蓉儿には
多少はやきもきしましたが…
たぶん「治療の途中で他者の介入を受けるとどれだけヤバイことになるか」について
もう少しわかりやすくはっきりと説明されていたほうが良かったんじゃないか
という気はしますね。