射雕英雄伝27

第27話 刃
 
あらすじ

曲霊風の眠る隠し部屋を後に一行は臨安の都へと向かった。
料亭で偶然完顔洪烈とその一味を発見した郭靖はいきり立つが、
欧陽鋒が傍らに控えるため手が出せない。
彼らは宮殿の中に隠されている岳飛の遺書を狙って
隠密にここ臨安へ来ていたのだ。
万が一完顔洪烈の手にこの兵法書が渡ってしまえば金の天下は目前である。
これを阻止しつつ、同時に洪七公の望みをかなえるために
その晩、一行は王宮へと忍び込む。
七公と周伯通を食堂に残し、
郭靖と黄蓉は同じく忍び込んできた完顔洪烈一味の先回りをする。
だがその存在は悟られ欧陽鋒、そして完顔康相手に戦いが始まった。
決着はあっさりとついた。
二対二の隙を突いて完顔康が郭靖を短剣で差したのだ。
さらに蝦蟇功の直撃を食らった郭靖を連れて黄蓉はその場を脱出した。

酒場まで逃げのびた黄蓉だが郭靖の傷は深かった。
九陰真経の治癒の技を用いて回復を図ろうとする郭靖だったが
そのためには邪気の侵入を防ぐために
七日七晩、人と接触を絶たなくてはならない。
郭靖は黄蓉と共に隠し部屋へと篭った。

夜が明けると遺書を手にした完顔洪烈一味が酒場へとやってきた。
敵を目の前に逸る郭靖だが黄蓉がそれを制止する。
さらに意外なことに、完顔康が遺書の箱を開けると中は空だった。
欧陽鋒が翌日の晩、再度宮廷へ忍び込むことを申し出、
完顔洪烈は完顔康、それに動けない欧陽克と共に酒場に残るが…



Pick Up

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おなかいっぱいでシアワセ
ありあわせのものだろうけど作るのは蓉儿だから
さぞ美味かったんでしょうね〜



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「あっ、わかったぞ」
我知道了(ウォーチータオラ)と得意げなこの人
直後に「靖哥哥もちゃんと頭を使ってるのね」と蓉儿から素敵な合の手が



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「どこがすごいんだろう」とか言ってるんだけど


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馬の絵が出てくると「これはいい馬だ」って全然反応が違うんですね(笑)
いかにも男の子だなぁ



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相変わらずスゴイさりげなく伏線を出してくるんだよね…



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トゥルイは馬乳酒じゃないと飲めないのね(笑)



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完顔洪烈親子もついでにやっちまうか?
とかノンキなこと言ってる三人ですが
何もないのに出てこられると死亡フラグかとちょっとヒヤヒヤするよ@@



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あいかわらず老頑童はバカだなあ(誉め言葉)



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「これがかっこいいつもりなんだよ」
最近の靖哥哥は老頑童への突っ込みが厳しいですね



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あからさまな不審人物



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すごい大慌てで焦って連れに来る二人に爆笑


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いい加減にしろっつの



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「間違ってたってことにしておく、じゃなくて本当に間違ってるのよ」
容赦なく老頑童を調教する蓉儿(笑)



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そんなアホ老頑童にすらやっぱりバカ扱いされてる靖哥哥…
老頑童の中ではあくまで自分>>>郭兄弟という図式があるのがワラエル



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アホなことばかり言ってるもんだから
うっかり古傷に触れられちゃいました



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お忍び旅行中の金国怪人軍団のみなさん
こうして普通の格好してると案外普通の人っぽく見えるから不思議だ。
少なくともいつもみたいな「怪人」にはとても見えませんね。



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今回の臨安編では欧陽鋒の行動の動機が語られることがないので
何を考えているのかわかりませんな@@
単純に面白そうだから手伝ってるって感じなんだろうか
それとも意外と人並みに
こんな風に表舞台に立ってみたいという願望も密かにあったのか
はたまた克儿の面倒を見てくれてるから手伝ってるのか
いや、しかしこの人の辞書に「恩義」なんて単語はないはずだし…@@



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今回も何度も描かれる郭靖の完顔洪烈に対する憎しみですが
でも見てる側としてはいまひとつ乗り切れないというか、
ちょっと不自然なほど憎みすぎに見えるんですよね。
まあ確かに父を殺した&母に苦労をさせた元凶だし
漢民族(宋)と女真族(金)という
民族間の軋轢という奴も考慮しないといけない話だし
加えて金は蒙古に対してもいろいろヒドイことをやっているから
理屈の上では間違っちゃいないんですが、
基本的に温厚でいい奴の郭靖がここまで敵愾心をあらわにして
「殺す」とまで言いたがるにしては
実際の劇中で描かれたものが足りないかなーというところですかね。



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相変わらず何やってんだか…(笑)



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このお面の入った包みって


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さっきここでちゃんと買ってたんですよね(笑)
後で言うこと聞かせる時のためにとっておくとは
相変わらず蓉儿、策士だ…



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たまにこうして見慣れた一枚を見つけるとちょっとうれしいですね。
まさか白黒で見てた時には頭に乗せてるのがヘンテコなお面だとは
思いもよりませんでしたが(笑)



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カワイイやつだ@@



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四人でお忍び
例によって例の如く警備がザルだ…



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そしておよそ隠密行動というものに一番向かない男(笑)



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だから何やってんの@@



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「トゥルイアンダって誰だ?」


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郭兄弟ももう相手にすらしてくれない(笑)
メニュー見てホクホクの七公も良いけど
会話に入ってない時も後ろで演技してる老頑童も良い
一度見ただけじゃ味わい尽くせないですなコレ



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梁の上で足ぶらぶらな二人
やっぱこの二人は悪ガキコンビって感じだな



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しかしほんとみんなマトモに見える…
梁子翁も妙に可愛らしいし
霊智上人とか、いつものあの鶏冠みたいな帽子は
どういうポリシーなんでしょう?(笑)



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やはり戦闘は不可避
こうして二対二の戦いが始まる



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また力強さを増した郭靖


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打狗棒法&易筋鍛骨篇をマスターして
倍速で動き回る蓉儿がカッコいいですね

…しかし考えてみるとやっぱり本来なら
楊康がこの二人と本格的に戦おうとするのってありえない話というか
うーむ…



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白骨爪で蓉儿を牽制するフリをしつつコレ@@
あなたいくらなんでもこれはまずいよ…



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岳飛の遺書をてにいれた!

ところでこのアイテム、何度か「武穆の遺書」と呼ばれてますが
武穆というのは岳飛将軍の謚(おくり名)ですね



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ここまで刺しっぱなしで歩いてきたのね@@



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しゃれにならんことしよる@@


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蓉儿からも容赦のないつっこみが入りました…
ちなみにこの短剣は「楊康」の名前が入ってる奴ですな…



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「泣いてなんかいないわ」
精一杯の強がりを見せる蓉儿
こんな時でも思いやりを忘れない靖哥哥はいい人すぎるT_T



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ここはちょっと腹に据えかねたので言っておきますが
日本語の字幕がひどいです。プロットが変わっちゃってる。

原語(&日本語吹替え)では
「楊康に刺された刀傷はたいしたことはないけど
欧陽鋒に蝦蟇功を喰らったのがマズかった
ただし蝦蟇功も全力で撃たれたわけではなかった
(とはいえ七日七晩は治癒に専念しないといけない)」
という話になってます。

ところが日本語字幕だと
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蝦蟇功〜のくだりがキレイに削除
代わりに「欧陽鋒に気をとられて楊康に刺された
本気で刺してはこなかったので刀傷は致命傷じゃないけど
七日七晩は治癒に専念しないといけない」
という話になっています。

つまり本来なら悪いのは欧陽鋒のハズなんですが、
日本語字幕だけ見ると悪いのは楊康ってことになっちゃうんですね。
初見の時はこれを知らなかったおかげで
楊康に対する怒りが三倍増しくらいになってたんですが…
これはほんとひどいです。
特にこの先、しばらく治療のために足止め状態が続くわけで
これが結構ストレスになりました。
当然その原因を作った奴も…という具合です。

字幕は目で読まないといけない分情報量を厳選しなくてはいけない、
故に細かいニュアンスは省く…ということならまだわからない話ではないですけど
こういう完全に誤訳or字幕翻訳者の創作(でっちあげ)レベルのクソ字幕がたまにあるから
安心して見れないというのは本当に困りものです。



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黙って打狗棒を手に席を立つ蓉儿がこわいです@@



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靖哥哥ももう蓉儿の考えてることがわかってるんですよね。
すっかり夫婦同然というかお互いに理解し合ってるなーというか
こういうことがあるからただのバカじゃないんですよ、この子は



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こうして長い七日間が始まる…



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よりによってここに来た@@
またえらい偶然だな…というつっこみはここでは不正解
完顔洪烈が牛家村のことを知っている以上は
ここへ来たのは完全な偶然というわけでもないんですよね。



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さあ、そろそろ画面に出て何か喋るだけで不快になってきましたよ〜



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ようやくわかってきたんですけど、
彭連虎=五人の中でも一番要領のいい世渡り上手って立ち位置だったんですね。
これで
霊智上人=いちいち余計なことをする困ったちゃん
侯通海=世間知らずで空気の読めないアホの子
沙通天=アホな弟分への突っ込み役
梁子翁=割とマイペースな変人
てな具合にこの五人のキャラクターがつかめた気がします。
ほんとにいまさらですけど(笑)



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相変わらず腹の読めないこの人
確かに他の五人とは妙に距離を置いているというか
温度差のようなものは存在しているようなんですが



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ご開帳〜


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@@
なぞがなぞを呼ぶ展開
なんだかんだでこの岳飛の遺書というアーティファクトをめぐる謎解きはワクワクです



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だから欧陽先生なんでそんなにやる気なのですか?@@



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とてもわかりにくい…というか
ちゃんと覚えている人のほうが少なそうですが、
この小道具って確かに惜弱さんが持ってたんですよね。

↓コレ(10話〜11話参照)
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郭靖がちょうど吸血鬼状態で迷い込んだときにも
この辺の品は机の上に置いてあった=郭靖も見ているわけで
その辺の整合性も一応取れているといえます。
店構えとか割と適当で大雑把なところもある割に
細かいところで妙に凝ってるドラマです



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完顔洪烈が惜弱さんのことを愛していたのは事実ですから
その惜弱さんの思い出の品を彼女の故郷・牛家村に持ってきて
思いにふけるというのは何ら不思議ではないことなんですが
郭靖には理解できないようです…

やっぱり最初にも書いた通り郭靖の完顔洪烈に対する憎悪が
不自然なまでに強いと感じる台詞なんですが、
ただちょっと考え直してみると
郭靖は惜弱さんが死ぬその瞬間には立ち会ってないんですよね。
完顔洪烈が惜弱の名を呼んで泣き崩れるあそこの時には
まだ郭靖は現場に到着しておらず、
ちょうど金の皆さんが引き上げたあとで現場に来てたんです。
だから郭靖が完顔洪烈のことを、楊おじさんの夫婦の仲を引き裂いたあげく
死に追いやった血も涙もない悪党だと思っている…ってのは
実は「郭靖の視点(見た事実、経験)」から判断すると
全てを見てきた我々視聴者が感じるほどには
そんなに不自然なものではないのかも知れないな。
いまさらながら気づきました@@



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おつかれの父王のかたわらで


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何を考えているんでしょうか…?@@
てなところで〆



この臨安編、実はメインになるのは郭靖&蓉儿のコンビではなく
彼ら以外の人たちなのです。
そのことを心得ておかないと、この先の七日間の引き篭もり生活が
結構やきもきすることになるかも知れません。
主人公以外の人間模様を描くために
主人公には手っ取り早く行動不能になってもらったわけで、
まあこの辺の動かし方はあっさりしてて鮮やかというかなんというか…

楊康のクソっぷりが極まってきた今回ですが
しかしこれも見方を変えてみると
これまでのようにウジウジと悩むのをやめて反対側に向けて突き抜けることにした、
という決意のあらわれとも見れますので
一概に責めるのはさすがにちとかわいそうか(苦笑)
そして最後の場面の先に続く行動によってまたその意味もいろいろ変わってきますので
とりあえず判断は保留ということにしておきましょう。

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