断仇谷10

これで全体の三分の一、十話まで観たんだけど、
ここまで一話たりともハズレがなかったってのはスゴイ。
毎回あっという間に45分間が過ぎていった。ほんと面白い。

予定通り、次はネタバレ抜きの紹介を書きます。


第十集 新たな出発
◎できごと
・万威一味の企みによって谷では反二当家の動きがアジテートされている。

・断仇谷の財源は剣の販売だということがわかった。
その品質保持=谷の死活問題なのだが
そのための二当家の発破はこのアジテーションを拡大する
絶好の機会となってしまった。

・英姑はかつてのママの夢である書店経営を思い立ち
いろいろあって有為に正体もバレたものの
雨降って地固まる的に希望のある先行きとなった。

・方家では来る結婚式に向けてワクテカしているが
谷では二当家バッシングの流れで白母娘にも陰湿な陰口攻撃が行われており
先行きは不安である。


◎人物まとめ

→断仇谷の人たち

・万伯龍(ばん・はくりゅう)…断仇谷の谷主
肝心なときに留守にしちゃうんだからもー><



・石浩天(せき・こうてん)…断仇谷の二当家
小璇と離れ離れになることについての腹いせ
…だったのかどうかはわからんが
ともかくやるべき仕事をしていることには変わりはない。
惜しむらくは谷にあっさり扇動されるアフォが多かったという点か。
アジテーションがなければ体育会的なノリで
「よしみんなよくやった!」で
スッキリ酒でも飲んで終わるハズだったんだよなぁ。


・万威(ばん・い)…万伯龍の息子、断仇谷の三当家
谷主はこのしつけのなっていないドラ息子を
一度ボコボコにするべきだと思う。

・名称不明断仇谷の四当家
あんたいいやつだったんだな!

・端木仇断仇谷の五当家
あんたも地味だけどいいやつだったんだな。

・韋三笑(い・さんしょう)…断仇谷の六当家
もうちょっと沈着で付和雷同しない人だと思っていたのだが
底が割れたな。
本人の横でネチネチ陰口作戦とはまったく男らしくないぞ。

・司徒鷹(しと・よう)…断仇谷の七当家
このハゲめ、堕ちるとこまで堕ちるつもりか。

・趙平(ちょう・へい)…断仇谷の医師
先生はさすが知恵袋だけあって化学にも詳しかったようだ。
あとでちゃんと扇動してた程剣のこと
二当家にチクっちゃってくださいNE!



・白璇(はく・せん)…元・陳小亭
双方の気持ちの整理の関係で
「石大哥→二当家」に呼び方を戻すよう言われてしまったが…
もちろんこのまま無事に和平鎮へ戻って結婚式となるわけはなく
この先まだ大変なことがたくさん待ち受けていることでしょう



・葉巧蘭18歳(よう・こうらん・じゅうはっさい)白璇の母
実年齢43歳…って、そろそろコレはもういいか(笑)
このオバチャンはこういう喧嘩の場面になると
前回までの鬱陶しさが嘘のようにとたんに頼もしくなるな(笑)
特に相手が山賊みたいな絶対強者ではなく
同じオバチャン相手だったりするともう容赦なし(笑)
だいたいどいつもこいつも女の腐ったみたいな男どもが多すぎるんだよな。
特に六当家に今回は一番ガッカリした。


和平鎮の人たち


・方雄(ほう・ゆう)…和平鎮の鎮主
すっかり蚊帳の外でオロオロしているパパだが
もうなんかこの人は基本的によっぽどのことがない限りは
幸せなようだからいいや(笑)




・方有為(ほう・ゆうい)…和平鎮の鎮主・方雄の息子
テメエいくらなんでも
女の子を泣かしといてそのまま去るとは
何てヒドい男だ!と
ちょっとこやつの融通の利かなさにガックリきたのだが
その後ちゃんと反省して筋を通したので失点回復した。
ようやくリセットされたここからの二人の関係が楽しみだ。
地味にちゃんと修行の成果も出ていたところも良い。


→黒風砦の人たち


・王震岳(おう・しんがく)…黒風砦の塞主
すっかりしょぼくれて飲んだくれた挙句に
部下に八つ当たりしてボコボコにするのにも笑ったが
でも娘のピンチにはちゃんと現れる
相変わらずの素敵なパパなのだった。
つーか、この大将、マジに人間として器が大きすぎる@@
反抗期の娘にも腹を立てずにちゃんと受け止めてやるし
反省した元ニコの手下もちゃんと受け入れてやるし!
今回ばかりはほんまに感動した。
こんな親分の下で働きたいぜ!




・王英姑(おう・えいこ)…王震岳の娘、黒風砦の三当家
この娘はもー
遅れて来た反抗期で傷心のパパにあんなひどいこと言ってと
こっちはアワアワして見ていたら
ちゃんとその回のうちに反省して仲直り
そして身分詐称という最大の伏せ札も早くもオープン
やっぱ前向きなお嬢は見ていて気持ちが良いな。


・潤初(じゅんしょ)…王英姑の子分
宦官はやめとけ(笑)


→元・黒風砦の人たち

・羅二虎(ら・にこ)…元・黒風砦の二当家
案の定、柴得勝を頼って
そしてこうなった(笑)
レベル的にはやっぱ塞主クラスよりも数段劣るようで
王パパ相手には手も足も出ずブーと胃液を吐いていたのが印象的だ。
まったくバカな子だよ。


---------------------------

◎かんそう
・やっぱいいなぁ。
ほんと見事なまでに出し惜しみがないというか、
普通ならお嬢の正体がバレて
そこから誤解したまま2、3話引っ張ってもおかしくないはずなのに
その回の中できっちりお互いに葛藤させた上で
ちゃんと「雨降って地固まる」パターンでまとめている。
観ていて実に気持ちが良いです。

・しかも「描くのはそのエピソードだけ」ってわけではなく、
他にも断仇谷の事情やらなにやらを並行して進めながらも
きっちりとこれをやっちゃってるってんだから見事な構成力だ。
例のアレの後だということもあるかも知れないが、
こんな当たり前のことがきっちりやられているというだけで感動してしまう。

・それが成立している一因というのは
さんざん書いたがやはりキャラクターがしっかりと描かれ
かつそれぞれに魅力があるということだ。
特に王父娘についてはもうタマランな。

逆に不安になってしまう

お嬢は女の子らしいところもある上に
武術もできて頭が良く凛々しいし
(今回は有為を吹っ切ろうと雨の中で練功する場面がカッコ良かった)
それでいて年頃の娘らしくパパに反抗してみたりなんて
珍しい一面も今回は見られてさらに深みが増した。

・で、パパはパパでもう
スデに上で書いたけど
ヘボヘボな手下に苛立って酔っ払ってボコボコに八つ当たりとか
相変わらず娘への愛情は曇りもなかったりとか
実に人間臭い魅力にあふれている。
こういう大きなパパは実に素敵だ。
そんなパパの血を受け継いだ娘だと考えると
さらにまたお嬢がキャラクターとして好きになるという
いわゆる正のスパイラルだ。
はー、なんか健康的でうれしいですね。
これが、キャラクターの魅力がぜんぜんなかったりすると
そもそも愛着を持って話を見れないから
粗ばかり目に付いてフォローする気もなくなり
どんどん毒ばかり吐かざるを得ないという
負のスパイラルに突入してしまうわけで。
いや、別に何のこととは言いませんが(言ってるも同然)。

・そんな感じで黒風砦パートについては楽しかったのだが
その反面、断仇谷パートはなにやら暗雲立ち込める感じだ。
思ったんだけど、谷主も引退とか言い出す前に
今の状態をきっちり〆ておくべきだよな(^^;
まあ今の谷主は谷主で圧倒的に人望を集めてはいるわけだから、
そこから下の代となると結局は自分たちで何とかしろということにしか
ならないのかも知れないが。
でも少なくとも息子はきっちり教育してください(苦笑)

 
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コメント

>観ていて実に気持ちが良いです。
これ、発端が有為の心無い仕打ちにあるわけだから、あんまりひっぱっちゃうと、見ている側が有為に対して良い感情を持てなくなっちゃうんですよね。
ここで解決をずるずる先延ばしにしないで、しかもお嬢とパパの場合も、有為とお嬢の場合も、自分から反省して謝らせているから、悪い感情を引きずらないで済む。
やっぱり、主人公側に感情移入できないと長丁場の連続ドラマって成功しませんよね(って、あれ? どうしてあてつけがましくなるんだろう(^^;)

・お嬢
 お嬢にして見れば、失恋の痛手を振り切って、友達として付き合おうとしていた矢先にあんなこと言われてしまったわけで、そりゃあ荒れるのも良くわかると言うものです。これは有為にも言えるのですが、ちゃんと近くに諌めてくれる人が居てくれる(というか置いておける)から、暴走してもすぐに反省して軌道修正できるんですよね。
 おべんちゃらしか言わない連中ばっかり集めてるニコやどら息子との対比が鮮やかでした。

王パパについては全部言われちゃった感がありますが、あの場面で登場するのは、美味しすぎます(笑)
by: うちゃ * 2007/12/29 09:44 * URL [ 編集] | page top↑
>うちゃさん
今回はお嬢の回でもありましたが、王パパの回でもありましたね。
冒頭からいきなり飛ばしてたのに笑いました。

>発端が有為の心無い仕打ちにあるわけだから
そう言われてみると、これも実は、やってることとしてはアレと結構似てますね(^^;
(こっちの場合は、引き金となった山賊を憎むという点については
頭の悪い勘違いとかではなく(笑)ちゃんと納得できる理由があるとは言え)
やっぱ「引っ張らずに早い段階で」「自分から謝らせる」というのは重要ですね。
きちんと観ている方にどういう印象を与えるかということを
考えて作られているなーと実感します。
一度でも結構大きいのに、それを二度三度にも重ねて畳み掛けたら
普通に考えて、もう悪印象を払拭するのはかなり難しくなっちゃいますよね。
(さっきからいったい私は何のことを話しているんだろう…)
by: Manbo * 2007/12/29 11:55 * URL [ 編集] | page top↑

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