追っ手から逃れてかろうじて長江を渡った伍子胥は呉の国へと入った。
オッチャン はだしがイカスなーその当時の呉の王は僚といったのだが、
先王から王位を譲られるはずだった公子光は
密かにその命を狙っていた。
奇しくも暗殺現場に居合わせた伍子胥は呉王と公子光、双方の目に留まり
呉王から大臣として取り立てられることになった。
こんな者殺したら恥ですよー ウェヘヘー
って、あんた(左の人)ひょっとして…公子光としては自分の勢力に伍子胥を取り込もうと思っていたところを
呉王に先を越されてしまったかたちになったわけである。
そこで呉王に入れ知恵し、せっかく伍子胥の言う通りに
楚へと出兵する気になっていたのを取り止めさせてしまった。
絶望する伍子胥の下へ引き抜きに現われた公子光の申し出を
最初は断わる伍子胥であったが
王位を手に入れたら必ず復讐を助けると誓われ
暗殺計画を手がけることになった。
呉で知り合った小間使いの専諸は事情を知り
母に言われて伍子胥の復讐を遂げる助けとなるために
代わりに呉王暗殺の実行犯を申し出た。
警戒厳重な呉王に近づくために伍子胥は専諸に
呉王の好みである魚料理に熟達することを命じ
専諸は太湖で魚を釣って修行に励むことになった。
女将をよべい!
でもじぶんは気楽なのよねそうこうしているうちに時が経って行き
伍子胥のもとへ楚で平王が病死したとの報が届いた。
自らの手で復讐を遂げられなくなったことを知り嘆く伍子胥は
ついに計画を実行に移す機が来たと動き出す。
呉王の腹心である三人の臣を都から遠ざけておき、その隙に王を暗殺するのだ。
はたして料理人に扮した専諸の宝刀は呉王が着物の下に着込んでいた鎧をも貫き
そして専諸もまた側近によってその場で殺害されるのだった。
今回一番の被害者-----------------
・伍子胥の冒険〜苦闘編ってことで
まだまだ先は続くよ。
今回は呉入りした伍子胥が
紆余曲折を経て呉の問題を片付け
やっとこさ準備が整いました…というところまで。
・なんかお尋ね者の身であるところを
温かく迎え入れてくれて
しかも大臣の位にまでつけてくれたってのに
あっさりその王を暗殺する計画に加担しちゃうってのは
ちょっと非情すぎなんじゃないの伍子胥さん?@@
とも思ったんだが
楚出兵の約束を翻意された時点で
スデに伍子胥にとってその辺はどうでもよくなってしまったってことかなぁ。
もともとこの人の存在意義というか、生きる目的は
報仇以外にはないわけだしな…
・そうはいっても基本的に悪い人には見えなかっただけに
やっぱ殺されてしまった呉王僚はちょっと…というか
かなりカワイソウだ。
・そんなわけで結果的に伍子胥を目的のために
使うことができた公子光なんだが
うーん、こいつどうなの?(^^;
なんか小物感バリバリで
限りなく先行きが明るくなさそうなんですけど…
そもそもこいつが邪魔しなけりゃ
最初から話は早かったわけだし…
伍子胥はもっとコイツに対して怒っていいと思うんだけど
しかしこうなってしまった以上はコイツの機嫌を損ねるわけにはいかないわけだから
うまいことおだてすかして使ってくしかないってことか。
・しかし冒頭からして漁師のオッチャンの善意で
いきなり助けてもらったり、みたいな展開があると
ああやっぱり英雄物語はこうでなくちゃなーとうれしくなってしまうね。
このオッチャンははたして再会することはあるのだろうか?
・唐突に料理人修行編がはじまったのには笑った。
そんな回りくどいことしなくても毒殺とかしちゃえば
話は早いと思うんだけど…
後の混乱を防ぐためにきっちり誰の目にもわかるような形で
「暗殺犯」の存在を提示することが必要だったってことかなぁ。
・そして無駄に貴重な宝刀が出てくるなと思ったら
これまた鎧を貫くために必要だったってことなのね。
いやはや、まあよく考えられていますのう。
・仇討ちという伍子胥の大義に身を捧げた専諸親子は
壮絶というかなんというか
基本的に見ず知らずの相手であるはずのこの人たちが
何をそこまで伍子胥に共感したのかは、想像するしかないんだが
ふーむ…
・平王はあっけなく死んでしまった。
というか実際、あれから何年くらい経ってるのかは謎だが
もともとそんなに歳、行ってなかったよな??
不摂生が祟ったのかしら。
だがともあれ悪者が報いを受ける前に死んでしまったのは
伍子胥同様に見ている側としてもやりきれぬ思いが残る。
死んでしまえば基本的にもう何も変わらないからなあ…
・と、こうなったのもやっぱり公子光が悪いわけで
その辺からもどうも釈然としないものが残るのであった@@