東周列国・春秋篇24

高い山を仰いで立ち止まるが如し
たとえたどりつけないとしても
そこを目指し続ける崇高な姿勢ということね。


第二十四集 高山仰止
〜孔子伝


紀元前六世紀、礼の国・魯で孔丘(後の孔子)は生を受けた。
母親の顔氏は家族から排斥されて夫の葬列に参道を許されず
その墓も知らずに一人、幼い孔丘を育てた。

ある時、孔丘は魯で国王に代わり実権を握る三大臣の一人季孫氏の屋敷の前で
学問を志す者を招くという話を聞きつけるのだが、
陽虎という使用人に門前払いを受けてしまった。

その後、父の墓を無事見つけ出した孔丘は母をそこに葬り
適当に宮仕えをした後に私塾を開いたりしてよろしくやっていた。

せっかく出てきた老子はせりふなしで終わってしまった

その頃、季孫家では陽虎が家を主に取って代わり家を乗っ取っていた。
識者として評判の孔丘を招いて自分の参謀にしようと望む陽虎であったが
もちろんそれがかつて自分が門前払いした者だとは知る由もなく
君臣の関係を違えた陽虎の申し出を断わって帰る。

陽虎はさらに三大臣と国王を暗殺し、魯を乗っ取ることまで考えるのだが
大臣はともかくひとまず魯を救うため孔丘は弟子の子路を陽虎の下に潜入させたため
計画は未然に防がれ、陽虎は無事誅殺された。
季孫、そして国王から招かれた孔丘は国王に仕えたが
やはり理想の実現はむずかしく
その後、官を退いて魯を離れ、放浪に出たのだった。

うえーん、今回突っ込みどころがぜんぜんないよ〜

------------------

・孔子の生い立ちとそれを取り巻く彼が生きた時代の情勢
というのがメインであり
さすがにあまり突っ込んだ内容ではなかったな。
とりあえず、孔子の掲げた高い理想と
なかなかその通りにもいかない大変な世の中だよね〜ということはわかった。

・そのテーマを浮き立たせるために陽虎の
権力を手に入れなきゃ理想の実現なんかできねーんだよ!
という台詞があったわけだな。

・それに対し、孔子は学問を教えることによって
草の根レベルの思想という面から人々を啓発し
理想を実現しようとしたわけだ。
結局、それが成功したのかどうか…という判断は
ある程度は観てる各個人の感じ方にゆだねられたという終わり方は
やはり余韻があって美しい。

・たぶんまともに描こうとしたら
さすがに四十五分じゃ収まらんのだろうなーという
今回は(今回も?)エピソードの取捨選択・まとめ方の苦労が窺えた一話であった。
やっぱ一般教養レベルとして論語くらいはちゃんと読んでおいたほうが良さそうだな@@
中国ドラマ / 東周列国・春秋篇 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
<<東周列国・春秋篇25 | ホーム | 東周列国・春秋篇23>>
コメント

この回で孔子を演じている王絵春は、第一話で周幽王を演じていました。このドラマ以前に放送された作品でも孔子を演じたことがあるそうで、現地では結構人気のある演員さんのようです。
by: 静香山人 * 2008/06/01 22:40 * URL [ 編集] | page top↑
>静香山人さん
>周幽王
ですね。あとから演員表を見てびっくりしたパターンです。
こういうのが結構多いので、
「東周列国」のほうでもどこかで見た顔シリーズで
まとめておいたほうが早いのか…という気もするのですが、
労力的に、手が回らんという感じです。
山東電視台&済南電視台製作のドラマもいちおう観る予定はあるのですが、
このぶんだといつのことになるやら…
by: Manbo * 2008/06/02 00:15 * URL [ 編集] | page top↑

春秋末期の時代背景を取り入れながら、孔子の一生を四十五分のドラマにまとめなさい、なんて言われたら、ちゃぶ台ひっくり返してもそう怒られないと思いますが(笑)
駆け足とは言えよくまとめましたよね。

このドラマは今まで多くの諸侯や群臣達の姿を描いてきたわけですが、栄華を誇ってもほとんどがその代限りなんですよね。
でも、この回のみ毛色が違う。ラストで孔子の後に続いて、師の教えを唱和しながら続く無数の弟子達の姿が圧巻でした。
by: うちゃ * 2008/07/30 22:32 * URL [ 編集] | page top↑
>うちゃさん
>ちゃぶ台ひっくり返しても
確かに…(^^;
しかしなんだかんだで本当にまとめちゃう手並みには相変わらず感心ですが…(^^;

>この回のみ毛色が違う
確かにそうですね。
これはやはり、目指していたものの違い、見据えていたものの違いということでしょうか。
ある意味、反則に近い1本であったような気もするのですが、
時代の中の一人としての孔子の姿を描くなら、
ラストスパートを前にした今の時期にこのエピソードがあったのは、
全体の構成としてはふさわしいものだったのかなと感じられます。
by: Manbo * 2008/07/30 23:49 * URL [ 編集] | page top↑

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://khazad2.blog98.fc2.com/tb.php/193-39a91980
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

プロフィール

Manbo

Author:Manbo
主に武侠ドラマ/古装ドラマの感想ブログです。
---------------------------

「ツンデレ美少女」と「ツンデレ頑固親爺(髭あり)」では割と迷わずに後者を選ぶような人間です。頭を使うのはとても苦手なので思ったことをそのまま書き散らしているようなことが多いです。
古い記事でもコメントなどおきがるにいただけるととても喜びます

現在鑑賞中

→大唐游侠伝


→《放置中》海神
→《放置中》馬鳴風蕭蕭 (中文版)

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

雑記帳

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブログ内検索

リンク

RSSフィード