東周列国・春秋篇21

このドラマの主題歌(エンディングテーマ)には二種類あって、
同じ曲だけど女の人が歌ってるバージョンと
調が違う男の人が歌ってるバージョンがある。
で、普段は女の人バージョンが流れるんだけど
たまに曲の出だしからして音が違う男バージョンが流れると
なんかむちゃくちゃ新鮮で興奮するのだ。
つぉーん ちぃーん てぃえーん!


第二十一集 覇主余韵
〜覇主庄王


晋との戦いに勝利を収めた楚庄王は
孫叔敖のリタイアという痛手を負いながらも
次の標的を唯一晋に与する小国・宋に定めた。

ほんまにヘビに祟り殺されるとは…シクシク

宋の都・睢陽を守るのはかつて鄭の捕虜になったこともある将軍・華元。
そんな華元をナメきって工人連中はやる気がないのだが
ともかく睢陽は楚軍の包囲を受けた。

宋は晋に救援を求めるが、この前ボロカスに負けたばかりの晋に
そんな余裕はもちろんない。
とりあえず解陽を使者として送り、空励ましをしようと目論むが
解陽は包囲の楚軍に捕まってしまった。
正直に事情を語った解陽に感じ入った庄王は
事実を話して降伏を勧めるという約束で
解陽を城門で宋軍に引き合わせるが、
解陽は逆に晋の臣としての自分の本分を果たし
援軍が来るので持ちこたえるようにと宋軍に伝えたのだった。

一度は降伏を勧めると約束したクセにどの口でそういうことを言うか

解陽の堂々とした態度に感服した庄王は
そのまま彼を帰してやったのだが、
おかげで宋軍はすっかり元気付いてしまったため
城攻めは泥沼に突入。
兵たちは退屈するし、兵糧は城の内外問わず切れそうになるしで
九ヶ月が過ぎていた。

ショボーン 大王そんなに怒らなくても…


そんなある晩のこと。
状況を打開すべく華元は楚兵に変装して
楚の陣地内の子反将軍のところへ潜り込んだ。
子反を君子と見込んで包み隠さず内情を話す華元に
子反もまた心を開き、宋と楚の講和に向けて心を固めるばかりか
意気投合したお互いに義兄弟の契りを結ぼうという話になった。

嗚呼、美しきかな 君子の友情

ちょうどその時、子反が軍令を破って
酒を飲んでいるという話を聞きつけた庄王は
子反の詰めている小屋の前まで来ており
話を全て立ち聞きしていた。

志村、後ろ、後ろー!(またこのネタかよ)

宋の窮状に対して正直に楚軍の状況をも教えた子反に庄王は怒るのだが
結局は二人の熱意に負け、ここに講和条約が結ばれた。
楚はこの件で天下の評判を高め、
逆に援軍を出さなかった晋は落としたのである。

庄王が楚に戻ると孫叔敖は病死し、
そして庄王もやがて月日が流れて没した。

困るんだよね勝手にあんなグロいモニュメント作られてもね

---------------

・めずらしくいつものパターンを裏切り
庄王は劣化せずに話が終わった。
それにしてもなんともしんみりとするラストだ。
この人、最初から最後までずっとかっこよかったな。
エピソード自体は小粒なものがいくつも…という印象ではあったんだが。

・孫叔敖が本当に前回が最後で終わってしまったのも驚きと同時にショックだ。
前回の「もう兵馬の準備はできてます」発言といい
この人も本当に知恵者で素敵だったんだが…

・そしてなりゆきで奇妙な友情を育んだ子反と華元も熱い。
最初に晋の使者を馬鹿正直に城に行かせて、
しかもそのあと屁理屈を受け入れて帰しちゃったのは
オイオイと思わんでもなかったんだが、
同じパターンでもこうしてしつこいくらいに貫いてくれると
もうそれでいいぜという気になってしまうね。
まあ、こういう馬鹿正直なのは
あくまで相手側が誠実でないと成り立たないものではあるんだが、
やはり美しいことには違いない。

・で、期待通りにそれを受け入れてくれる庄王の器が
繰り返しになるが、またいいんだわ。
やっぱ今回はいい話だったなー。

・にしても直情径行型で熱い子反って
なんとなく顔の形もあって、某ベルグティを彷彿とさせるね(笑)
わかる人限定ネタですが…


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コメント
奇麗に終わりましたね(^^)
あの天に誓おうと言った直後に硬直している子反のあたりからニヤニヤ笑いが止まらなくなりました(笑) 
最初は庄王もたぶんかなり頭には来てたと思うんですよね。
でもこの人こういう筋の通し方が大好きだというのが、その前の解陽の一件で分かっちゃってるので見てる方としては「あ、許しちゃうんだな、これは」というのが読めてしまう。
極め付けの「剣をどけてください」で爆笑しました。

まあ、真面目な話をすれば、庄王はここにいたるまでに戦争の空しさも感じていたからこそ、あそこで同意できたんだと思います。それがラストの余韻にも繋がっているかな、と。
by: うちゃ * 2008/07/27 21:46 * URL [ 編集] | page top↑
>うちゃさん
結構踏み込んだ後もハラハラしてしまった私は単純なんでしょうか(^^;
とはいえこの場面、詰め所の外で立ち聞きしてる庄王が
いちいち眉間に皺を寄せたり、ムカッとなったり、
乗り込むタイミングを掴めないでいるところも確かに可笑しかったですね。
普通に考えてお互い真っ当に手の内をばらしちゃうってありえないですし(笑)
それが成り立ってしまったところに今回の話の美しさと、
庄王の偉大さがあるんでしょうね〜。
by: Manbo * 2008/07/27 22:12 * URL [ 編集] | page top↑

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