東周列国・春秋篇08

各話ごとに感想大会をやっておかないと
そのまま一気にぶっ続けで観れちゃいそうだから怖い。


第八集 覇主斉恒
〜覇王の末路


小白が斉公となり、管仲を宰相にむかえて四十年が過ぎた。
覇者としての地位を確固たるものとした恒公だったが
陽極まれば陰となるのである。

お互いすっかり爺になりましたのう、仲さんや

管仲が死去し、そして後を継いで宰相に推挙された湿朋もまた病に没し
恒公の頼みを受け渋々鮑叔牙がその後を継ぐのだが…

だから無理だって言ったのに

鮑叔牙によって易牙、竪刀、開方の三人の奸臣を
宮殿から追い出された恒公はストレスがたまり
ついに暴走して「斉は鮑叔牙の国じゃない、オレの国だ!」
などという最NGワードを言っちゃったもんだから
鮑叔牙も絶望して去って行った。

もうどーでもいーもんね

後に残されたのは病に犯された体と
私欲のみに捕らわれたろくでもない連中。
寝たきりで軟禁状態にされた恒公はついに
見取るものもいないままひっそりと世を去り、
大夫・高虎によってようやく寝所を塞ぐ壁が取り払われたのは
死後67日が経った後だった。

救いは無かった

---------------------

・楽しかった時はあっという間に過ぎ去って行ってしまった。
というわけで恒公転落編はなんとも諸行無常というか
虚しく寂しい気持ちで終わったのであった…

・管仲よりも苦労性っぽい鮑叔牙のほうが長生きしたというのはちょっと意外だが
自分で言ってた通り、好き嫌いをハッキリ区別する鮑叔牙のほうが
清濁あわせて飲み込もうとする管仲に比べると
実はストレス的にはそんなに溜め込むことがなかったのかもね。
最後はこの人も王を捨てて去って行くしかなかったというのが悲しすぎる。
まあ不幸な死に方をしなかっただけマシだが…

・それにしても今回は恒公のヨボヨボ演技がすごかったな。
仲父が死んだ時のヨタヨタ歩きとか
その後の見てて痛々しくなってしまうような老けこみっぷりとか。
佩服(−入−)

・なんでこうなってしまったのかというと
やっぱもともとの性格によるところが大きいのだろうか。
管仲はこうなることを見越して
もっと早くにあの三匹を始末しておけば良かったと思うのだが、
ソレは鮑叔牙ならやったけど管仲はやらないといったよーなことなのか。

・およそ昔からずっと後の時代までそうなんだけど
宦官関係で何か良かったことがあったことって一度もないような。
これだけ過去の歴史がありながら、
どうしてその後も歴代の権力者は宦官を使ってたのかは本当に謎だ。

・最後に晏娥が来て、少しは救いがあったかと思ったのだが
すぐにあっけなく殺されてしまったために
一瞬でそんなものは消し飛んでしまった。
ほんと歴史ってやつは容赦がないな。

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コメント
恒公は
 情の人なんですよね。それは覇者となるための原動力にもなったけれど、一歩間違えれば自分を滅ぼすことにもなる。
 晩年の恒公が佞臣達を退けられなかったのは、寂しかったというのもあるんでしょうね。病床の仲父との間で、昔話をしていたところあたりでかなりじーんとくるものがありました。わずか三話なのに、すっかり感情移入してる(^^;
by: うちゃ * 2008/07/16 22:52 * URL [ 編集] | page top↑
>うちゃさん
恒公の隆盛というのは、管仲への絶対的な信頼があって
はじめて成ったものなのだということが痛感されてしまいました。
決して唐突な変化ではなくて、ここまででそういった(情の人という)恒公の人となりが
ちゃんと描写されてきただけに、この結末はなんともやるせないものがありますね。

>わずか三話なのに、すっかり感情移入
ほんとそうなんですよ(^^;
どのエピソードを取ってみても(ダメな人系は除きますが(笑))
一話といわず、ずっと観ていられそうな(観ていたくなる)感じなんですよね〜。
実にぜいたくなドラマです。
by: Manbo * 2008/07/16 23:37 * URL [ 編集] | page top↑

いまさらですが、この回が終わったときは、思わずため息をついてしまいました。小生としては、この回でもっともこのドラマの非凡さが現れているのは晏娥の最期の描写ではないかと思います。桓公に会って、救出を頼むように言われて脱出してから、その少し後に悲鳴が上がるだけで済んでしまっている、ということであります。ここでなまじ殺害される様子や、死体のアップなどを映さないところが効果的で、桓公ならずとも、徒労感がどっとのしかかるのではないでしょうか。王侯だろうが英雄だろうが情け容赦無く滅ぼしていく冷厳鉄のごとき歴史の見えざる力から見ると、一宮女などは、しょせん吹けば飛ぶような存在にすぎなかったということなのでしょう。
by: 静香山人 * 2009/01/23 11:18 * URL [ 編集] | page top↑
>静香山人さん
全くその通りだと思います。
やはりこのドラマは未だにクオリティが色褪せないし、
見るたびに新しい発見や深みがわかるところがすごいですね。
by: Manbo * 2009/01/24 16:08 * URL [ 編集] | page top↑

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