管仲を宰相に迎えた斉の恒公はすっかりノリノリになって
魯を攻めていたのだが、
今は管仲は富国強兵に励んで国力を蓄えるべきだと考えていた。
ふー、死ぬかとオモッタしかし言っても国王は聞かないので管仲は言うのを止め
恒公は鮑叔牙を大将にして魯を攻めた。
その頃、魯では新たな人材・曹列が施伯によって推挙されていた。
太鼓は無駄にならさぬのが良いのであります鮑叔牙よりも上手の曹列によって斉軍は長勺にて大敗を喫し、
ちょ、踏んでる踏んでる!管仲に合わせる顔のなくなった恒公は引き篭もってしまったが、
なんだかんだで無事仲直りをした恒公と管仲は
三年後、尊王攘夷の名目のもとに諸侯に号令をかけ
春秋初の同盟を結成して盟主の座についた。
会合には八国のうち四国しか集まらなかった上に
位の上では斉よりも上の宋は
斉が盟主になったことが気に食わないので勝手に帰り
恒公は怒るのだが、管仲に諭され
まずは魯をやっつけることから取り掛かることにする。
属国・遂を斉に潰された魯はビビって仕方なく会合にやってくるが
ここでもゴネて奪った土地を返せと恒公に要求する。
空気読めよこら!恒公はこの条件を飲むことにより逆に諸侯からの人望を得て、
いよいよ盟主としての立場を強固なものとし覇者となるのだった。
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・これまでは各個に結んだり、姻戚関係になったり、ということはあったのだけれど
こうして複数の諸侯が一同に会して盟を結ぶというのは
はじめてのことだったということか。
・湿朋は結局、ちゃんと生きていたようだ。
管仲に手当てしてもらっている場面はちょっとなごみました。
・施伯のおっさんはまた今回もちょろっと出て
なかなかおいしいところを持っていった。
このおっさんは顔も面白いけどいちいちリアクションも大仰で面白い。
魯庄公は前回あれだけ管仲をSATSUGAIしろと言われたのにしなかったから
こうなってしまったのだということを自覚しましょう。
・鮑叔牙は自分でも言っていた通り
そこそこのスペックを誇ってはいるのだけど
上には上がいる…って感じで
やはりレベルが上の相手にはかなわなかった。
前回の冒頭であんなことを書いておきながら何だけど
今回はちゃんと戦争の描写があったな。
春秋左史伝の文章を読み上げながら
そのバックで戦闘の場面…という演出は良かった。
程よく情報量が画面に入れられてるから退屈しないんだよね。
太鼓をドンドコ…というあたりは
いかにも古代の史書らしいなーと思うのであった。
・まあ、その後の戦い終わって…の場面で
そのまま同じ台詞をわざわざ繰り返させるのは
ちょっとアレな気もしたが…(^^;
しかし曹列はなかなか不敵な感じで良かった。
・相変わらず仲良しの二人が酒を飲んでるところは微笑ましく、
そしてノンキに構えてた管仲が鮑兄から話を聞いて
あわただしく出頭するところはちょっと笑えたな。
・ま、とはいえ本当に腐ってしまったわけではなくて、
単に気まずくて会えなかったというだけだったというのが真相なわけだから
やっぱ恒公は大きな主君だったことには変わりはなく一安心だ。
三人で大責任かぶり大会やってるのもワラエタ。
・つまり管仲の進言した尊王攘夷というのは、
前回も語られていたけれど
「周天子」という権威を敢えて前面に押し出すことによって
それを利用して諸侯を従わせる…という方策のことだったんだね。
これなら無駄に独力で抜きん出ようとするよりも
労が少なくて済むってわけだ。
こんなぶっ飛んだ発想をしちゃうというのは
やはり仲父が本当に非凡な人だったという証拠だろう。
最後の魯庄公との小を捨てて大を取ったやりとりでの
主従の無言のやりとりもシビレタぜ。