周の平王が死去し、鄭の庄公(寤生)は
人質交換として預かっていた太子・狐を洛邑に送り届けようとしていたら
狐は悲しみのあまりにその途上で死んでシマッタ。
狐の子・王孫林が王位を継いで新たな天子・恒王となったが
恒王は庄公が気に入らない。そこで庄公を疎んじ遠ざけた。
庄公としては、父ちゃんの代から周を盛り立てていたのに
そんなことをされれば当然気に食わないというのはあるわけで、
家臣たちもブーブー言い出したので
あの手この手で天子にケンカを売ってみた。
どう見てもただの麦泥棒です。
本当にありがとうございました。しまいにはついにブチ切れた恒王が軍を率いて押し寄せてきた。
撃退した上にうっかり恒王を弓で射て負傷までさせてしまったので
多少厄介なことになったけど、
とりあえず天子を殺さずにバッチリこちらの力を見せ付けられて結果オーライ。
ノンキにこんなこと言って笑ってたのだけど…しかし事態の収拾のため、使者に祭足を派遣したら
怒った恒王に捕まって火あぶりにされそうになって大変なことになった。
大事な祭足を殺されてしまってはタイヘン
一挙にお通夜ムードに突入する庄公陣営であったが、
最終的には両者の力関係を無視できない恒王の方が折れ、
祭足は無事に解放されて庄公はお咎めナシで領地に帰還した。
あぶなかったですなまったく------------------
・前回に引き続いて庄公(寤生)が主役だったんだけど
どちらかというとこれまた前回に引き続いて登場の
鄭の大臣・祭足のタヌキ爺っぷりのほうが印象的で面白かった(笑)
あれこれ過激な献策をしておいて、
恒王の軍が攻め込んできた時にもまた意見を求められて
「この上また献策して国と民を危機に陥れるわけには」と
何ともいえない苦々しい顔で悪びれる姿はニヤニヤが止まらなかったぜ。
・天子を敬って盟主としての周の面子は保って君臣の義は守る。
でもナメられないように睨みは利かせて、家臣領民も守る。
両方やらなくちゃいけないのが鄭公のつらいところだな。
・子都、穎考叔、祭足と家臣たちも書き分けて描かれており
このままずっと庄公の物語を見ていても十分に楽しそうではあるんだけど、
次回からはたぶんまた別のエピソードだろうな。
五百年もあるだけあって、さすが人物と物語の宝庫だ。