東周列国・春秋篇02

一話完結ってことで45分で描く内容を限定してるからなんだろうけど、
これ予想外に面白い。
「続きが気になって…」てことはないんだけど、
毎回毎回オチがついてきっちり終わるから
いくらでもサクサク続けて見て行けそうな感じ。危険だ(笑)


第二集 黄泉認母
〜平王東遷


周という国は統一王朝ではなく、
いくつかの国が集まって
それらの諸侯たちのトップ、という感じで天子がいるという支配体型なのね。

で、今回はその中の鄭の国の話。
鄭の武公・掘突には二人の息子がいて、
長子の寤生は武芸は今ひとつだけど器は大きい
その弟の段は武芸は兄より秀でているけど狭量だった。

それにしてもいきなりこれはないよ@@
たいへん危険ですので絶対に真似をして人間を的にしてはいけません


寤生は逆子として生まれてきたため母からは愛されなかったけど
長男ということもあり、父にもその器量を見込まれていたので
父の死後、鄭公の地位を継いだ。
弟のほうが好きな母ちゃんとしては面白くないので
太后という立場を利用して寤生にアレコレ口出しして段の力を増やさせる。
寤生はその魂胆がわかっていたのでわざと言う通りにし
誤報によって段を釣り出し謀叛を起こさせた。

狙い通りに事は運んだものの、追い詰められた段は自害してしまった。

「餌をつけて釣り人が誘うから悪いんじゃよ」うーむ、ごもっとも
こういう謎の爺ちゃんは登場人物としてはおやくそくだ


そこまでやる気はなかった寤生はガーンとショックを受けるが、
自分を愛さず弟に反乱をそそのかした母ちゃんも許しておけず
「もう黄泉に行くまでは二度と会わん」なんて言ってしまった。
ところが後で家臣の穎考叔から自分の名前が
「親不孝」という意味であったと知らされて
母から疎まれていた理由を悟り、大後悔。

あんたそれ無茶苦茶あてつけてるだろ…と爆笑してたら
実は全部知っていた上での言葉だったという


あんなこと言っちゃった手前、もう会うに会えない…と思っていたところで
穎考叔が一計を案じ、「黄土の洞窟に泉を掘ったからココが黄泉です」
と屁理屈でまとめたため、結果オーライ。
母子はめでたく仲直りできましたとさ。ヨカッタヨカッタ。

--------------

・日本語の副題「平王東遷」って…
ぜんぜん関係ないじゃん\(^o^)/

・人の上に立つには武芸ができるだけでは
駄目なんだなーということがよくわかった一話であった。
頭が良くて器の大きい王様はやっぱり良いな。
演じているのは有名人・唐国強
いわゆるドラマ「三国演義」の諸葛孔明をやってた人ですね〜。
声は諸葛亮と同じだった。
てことは「三国演義」でもコレでも本人が声当ててたのか。

・「寤生」の意味を本人が知らないのは
「知る者を皆殺しにせよ」ってパパが命令してたからなんですね。
後から見直して納得。

・寤生の手の内で踊らされながら
ママンも結構無茶苦茶やるなあと思って見ていたのだが、
なんだかんだでちゃんと親としての情が最後にあったのは良かった。
そして器の大きな主君の下には子都、祭足、穎考叔といった
ちゃんと心得た有能な人材が集まるというのも良い。

・その穎考叔だが、どこかで見た顔だなあと思っていたら…
  
オメーかよ@@
(※武侠ドラマ「天下第一」に登場する宦官のボス)
中の人は李建義
うーむ、演員表見てビックリというパターンが最近多いなあ…

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コメント

この回にも特別な思い入れがあります。唐国強の演技力にたちまち魅せられてしまった人は多いようですが、小生もその一人なのであります。原典では、終わり近くで母を頴に移すところはごくあっさりとしか書かれていないのですが、このドラマでは荘公が母に憤懣をぶちまけるところがかなり丁寧に描かれています。ここが最も印象的に感じられたのは唐国強の好演のたまものと言ってよいでしょう。この激情の人(といっては語弊があるかも知れませんが)の思いのたけがビリビリと伝わってきて、ひどく身につまされました。これほどの名優はそういくらもいるものではないと思います。
by: 静香山人 * 2008/05/09 23:46 * URL [ 編集] | page top↑
>静香山人さん
唐国強はやっぱりうまいですね。
私は「三国演義」の諸葛亮で初めて見たのですが、
この寤生もさすがの存在感という感じでした。
あちらでもかなりトップクラスの演員さんだということはその後、知ったのですが、
しかしこの人の出演作で日本語化されている作品というと
この東周列国と三国演義くらいしかないんですよね。
やはりいずれ中文字幕鑑賞にに踏み切らんといかんなぁなどと考えてしまう今日この頃です。
by: Manbo * 2008/05/12 01:21 * URL [ 編集] | page top↑

他に「雍正王朝」が日本語化されていたと思います。確か「水滸伝」の第一話にもわずかに出ていたような気がします。
by: 静香山人 * 2008/05/12 09:43 * URL [ 編集] | page top↑
>静香山人さん
あら、「雍正王朝」って唐国強だったんですね@@
またしても自分の無知を晒してしまいました…お恥ずかしい。

>「水滸伝」
うわ、ほんとだ!
高俅を最初に引き取った蘇東坡ですね。
ひげぼうぼうだからぜんぜん気づきませんでした〜@@
まあ、出番としてはほとんど友情出演レベルなので
これは、自分でも気づかなかったのは仕方ないとは思いますが…(^^;
でもなんでこんな役で?!という感じですね。
by: Manbo * 2008/05/12 16:21 * URL [ 編集] | page top↑
深いなぁ
骨肉の争い、なんて簡単に言っちゃうけど、情とか恨みとか、いろいろ絡み合って、気持ちとしては複雑ですね。謀反失敗で、ドラマは終りかと思いきや、その後の、肉親を殺してしまった後悔とか、さらに最後の和解までで一つのエピソードなんですね。
つうか、この話知っていたはずなのに、すっかりストーリー展開を忘れていて、ラストシーンで、「ああ、あの話か」と思い出したのでした。
by: うちゃ * 2008/07/07 23:39 * URL [ 編集] | page top↑
>うちゃさん
うちゃさん、なにげに私なんかよりずっと中国の故事にお詳しいような気が…(^^;
第一集の話は確かに私もおぼろげに記憶にありましたが、
今回の話なんてぜんぜん知らなかったです(^^;

>謀反失敗で、ドラマは終りかと思いきや
そうそう、一集45分という尺の中に、ここまできっちりと描き込むから
やっぱりこのドラマはすごいですよね。
必要な描写はちゃんと押さえてあるから、
こうして簡単には割り切れない肉親の情や葛藤、悩みといったもの伝わってきて、
うーむと唸ってしまうという。
これだけの構成力は、なかなかないと思います。
by: Manbo * 2008/07/08 00:07 * URL [ 編集] | page top↑

あとで調べたところ、李建義も「三国演義」に陳宮役で出ていたようです。
by: 静香山人 * 2008/09/14 22:19 * URL [ 編集] | page top↑
>静香山人さん
ほほう、ドラマ「三国演義」の陳宮はだいぶ良かった印象があるのですが、この人でしたか。
やっぱりこういうが積み重なると、改めて観返したくなってきますね。
by: Manbo * 2008/09/15 03:17 * URL [ 編集] | page top↑

実際には例によって途中で交替しているのであります。最初の方がこの人のようです。
by: 静香山人 * 2008/09/15 15:29 * URL [ 編集] | page top↑
>静香山人さん
最初というと曹操と別れるところまでですよね。
あの場面も良かったですし、それとは別に、後期バージョンも良かったです。
全体的にあのドラマの陳宮は良かったと思うのです。
by: Manbo * 2008/09/16 02:19 * URL [ 編集] | page top↑

もう一人の陳宮の中の人もこのドラマに出ていたようです。役柄はといいますと、調べたところではよりによって宋襄公でした。
話は変わりますが、百里奚の回から抜粋した動画がいくつかYoutubeに入っていました。やはりあの話は人気があるのでしょう。
by: 静香山人 * 2008/10/31 22:26 * URL [ 編集] | page top↑
>静香山人さん
へー、やっぱり規模の大きなドラマだけあって、だいぶ知った顔がたくさん出てたんですね>三国演義

>百里奚
なんかまるで自分のことのようにうれしくなってしまいますね。
by: Manbo * 2008/11/02 22:29 * URL [ 編集] | page top↑

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