紀元前782年
第11代周王・静が死んでその子・浬(幽王)が後を継いだ。
政務を投げ出して遊び放題
天下の美女探しなどにうつつをぬかす幽王に諫言した褒珂は
舌を抜かれて投獄されてしまった。
長生きするには余計なことは言わないのが一番ですNE!三年の獄中暮らしで弱り果てた父の姿を見かねた褒珂の子・洪徳は
かつて三百年前の殷(商)の紂王の時代に
紂王の不興を買った蘇護が娘の妲己を献上して難を逃れた故事に従って
平民の娘・褒姒(ほうじ)を見出し幽王に献上する。
幽王はすっかり褒姒の美しさの虜になり、
元の皇后を追放して彼女を皇后にし、彼女との間の子を太子にするほどであったが、
褒姒は幽王の前で一度も笑ったことがなかった。
何とかして褒姒の笑顔を見ようとする幽王は
かつて松明の火を見て褒姒が笑ったことを見た事があるという
虢公(かくこう)の言葉に従い
兵士に松明ダンスを踊らせるが効果はナシ。
アンタがまたそうやって無責任に焚き付けるから…ついにエスカレートして異民族の侵入を知らせる烽火台のある驪山へ行き
忠臣たちの反対を押し切って烽火を焚いた。
これを見た諸侯は直ちに兵馬を率いて異民族に対抗すべく駆けつけるが
もちろん異民族は侵入などしていない。
褒姒はその様子を見てついに笑うのだが、
すっかり信用を失った幽王は
その後、紀元前771年に犬戎が都に侵入した際に
烽火を焚いても助けに来てもらえず殺害された。
やっぱりこうなった元皇后の子・宜臼が即位して平王になり洛邑(今の洛陽)に遷都した。
こうして西周が終わって東周となり、春秋時代がはじまった。
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・45分にきっちり構成がまとまっているからだろうけど、これはなかなか面白い。
綺麗だけどどこか人間離れしたところを感じさせる無表情な褒姒は良いし、
結局彼女はあの黒馬の化身だったのか?ということを想像させるようなラストの絵も良い。
歴史を動かすのは人ではなく、人を超えた天意なのだろうか?といった感じだ。
そしていよいよタイトルにもなっている春秋時代がはじまった…というところで
ゾクゾク鳥肌が立つ。
なんというか、歴史の流れが感じられて楽しいね。
・まあそれにしてもこんな昔から変わらずというか
いきなり冒頭の埋葬の生き埋めから始まって
うかつに諫言なんかしちゃうと普通に舌を抜かれたりしちゃうから
やっぱおそろしいぜ@@
・女に入れ込んで国が傾くってのも昔から変わらないよなぁ。
基本的に女が悪女なパターンと
入れ込む側の男が暗君なパターンがあるみたいだが
今回は後者であった。阿弥陀仏…(いや、紀元前だからまだ存在してねえか。)