第二十五集 後継者は窩闊台(オゴタイ)◎できごと1219年テムジン57歳
和解した兄弟たちは父に謝罪し、その席でオゴタイを後継者として推挙し
彼のために尽力することを誓う。
しかしこれまで何度も様々な誓いに裏切られてきたチンギスは
なおも将来に懸念を抱くのだった。
1219年4月年老いた母ホエルンに別れを告げチンギスはホラズムへと軍を率いて発つ。
しかし西夏の王は援兵の派遣を拒み、チンギスの不興を買う。
モンゴル軍来襲の方を受けたホラズムの首都サマルカンドでは
ジャラルディンとテムルメリがアム河の対岸で
総力をもってモンゴル軍を撃退する策を進言するが
スルタンには聞き入れられなかった。
1219年9月到着は一年後という目論見を覆して
モンゴル軍は早くもオトラル城に来襲。
その陣容にカイル汗は恐れおののくが、その後悔も既に手遅れなのだった。
◎かんそう・前回年代カウントと年齢がおかしいような…と書いたけど
やっぱり今回の台詞では間違ってなかったようだ。
・というわけで今回は遠いホラズムへの旅路の回でした。
しかし結局、大方の予想を覆して半年足らずで到達しちゃった理由は
説明されていなかったが、なぜだったんだろう。
モンゴルの馬とそれを使う人がそれだけ凄かったということだろうか。
・今回の行軍のシーンでもそうだけど、
時々ナレーションの人が現代の視点から話をするのがなかなか興味深い。
今回でいうと「西征軍の数は…」ってやつだ。
英雄の物語を見ているのと同時に
これは歴史上の実在の人物の話なのだということを再認識して
なんだか不思議な気分になるのである。

それにしてもまあ美しいこと。
この圧倒的な自然の風景もこのドラマの見どころの一つであると言える。
◎簡単に人物まとめ・
ヨハネ長老 チンギス汗
イスラム教のおしえはよくわからんのう@@
歳をとってきて怒りっぽくなってたり
すっかり人の言葉を簡単に信じようとしなくなったり…という顔と
ホエルンママの前ですっかり子供の顔に戻って涙ぐんだりという
今回もまた多面的なようすが描かれて興味深かったのであった。
・ホエルン
すっかりおばあさんになって、頭のほうもボケてきてしまったホエルンママ
でも別れる息子の前ではしっかり母親をやってみせるホエルンママ
そんなホエルンママはこの物語のもう一人の主人公でもあったと言えよう。
・テムルメリ
すっかりおなじみの「上がアフォで苦労する有能な忠臣」のホラズム版
やっぱりこの人も苦労が耐えないのであった。
負けるとわかってる戦いをやらなきゃいけないのはたまらんよね。ハア…
・ハラチャ汗
みんな大嫌い・強欲カイル汗の尻拭いを
なぜかさせられるというババを引いてしまった被害者。
こんなことならジャラルディンの決戦案に賛成しておけばよかったNE!
・カイル汗(とその若い妻)
遅いっつーの(苦笑)
500人虐殺事件で血を流しすぎたので
さすがに情状酌量の余地はなかったはずなんだが、
こんな風に長々と反省している様を見せ付けられちゃうと
それでも心がグラリと揺らいできてしまうから困る。
こういう時は城主の自分一人が責任を取って切腹なり首献上なりをすれば
民も妻もみんな守れて話はおさまると思うんだが、
そういう心意気はないらしいな。
・耶律阿海(写真右)
・明安(写真左)

「一方その頃」軍団の二人。
明安兄はモンゴルの服を着て
いつの間にかすっかりモンゴル人になりきってるな(笑)
そして首が短い。
根拠があるのかないのかよくわからない自信である。
・丘処機
ついに登場した全真教の道士。
泣く子も黙る長春真人。
人の話をまったく聞かず、正義感の赴くままにヒタスラ我が道を突き進む
人呼んで江湖の暴走機関車…というのは、また別のおはなしだ。