第二十集 野狐嶺の決戦◎できごと1211年テムジン49歳
野狐嶺にて金軍三十万と対峙したチンギスは
敵方の契丹人・明安将軍による情報提供
さらに金の別働隊十五万を率いる完顔胡沙の逃亡に助けられ、勝利を収める。
勢いに乗りさらに進撃を続けるモンゴル軍に対し
金の丞相・徒単鎰は次善の策として遼東の防備を固めることを進言するのだが
皇帝は聞き入れないのだった。
◎かんそう・合戦が主なパートを占めるようになるとそれだけで結構尺が取られるね。
今回は寄りのカメラでズバズバグルグルドカドカやる場面が長かったので
少し酔いそうになりかけたが、まあそれだけ激戦だったということか。
特に今回で実質金の四十五万を打ち破ったようなもんだからなぁ。
まさに天下分け目の戦いといったところだね。
・しかし金兵はちょっと弱すぎないか?(笑)
トダが結局生き残ってしまっていたのは
ちょっと出来すぎではないかという気がしないでもない。
まあでも王朝末期でグダグダの軍なんて所詮はこんなものなのかな。
・恐怖の非戦闘員虐殺ショーがはじまりそうになった時は
さすがに肝を冷やしたが(というか、どちらかというと
またこうなってしまったかという印象のほうが強いかも知れん)、
今回もちゃんと諫言してくれる人がいたのは良いことだ。
毎度毎度、草原の人の常識外れの感覚にはヒヤヒヤさせられる@@
・金の皇帝・永済がダメっぽいのはすでにわかっていたことだが、
こうなると残された数少ないまともな人たちが不憫だ。
これもまた滅びゆくものたちの定めなのか…
・そしてもう何回突っ込んだか数え切れないが

この盛大にすっ転んでいく馬さんたちはこのあとどうなるんだろう…
◎簡単に人物まとめ・チンギス汗
だからあんたは怖いっつーの(笑)
基本的に器の大きい立派な英雄なんだけど、
たまにこういうイカレタことを言い出すから恐ろしいね。
しかもこれまでずっと描かれてきたような
仇には徹底的に報いるという苛烈さがあるから、
こういうことを言っても突拍子もないようには映らず
むしろこの人たちにとってはこれが自然な発想だと納得できてしまうのだ。
ただ、ここで周りの者から諌められて彼らに理があるとわかると
ちゃんと考えを改めるというところに大汗の非凡さがあるのだろう。
・耶律阿海(写真右)
中原に戻ってきたことによって
ようやく活躍の場面が増えてきたという印象だ。
特に何か秀でたところのある人じゃないんだけど
なんかこの人って安心感があるんだよね。
・明安(写真左)
確かに軍事機密をベラベラ喋ってるからオイオイと思ったら
実は阿海のマブダチだったというオチだった。
このドラマのこれまでのパターンから行くと
この人って顔のタイプ的には「いずれ敵になる」型(例:フチャル、ココチュ)
なんだが、さすがに三度目はないよね?(笑)
・トダ
とりあえず切りまくっていたら生き残ってしまった。
まあもともと罪に問われたこと自体がかなり理不尽な感じではあったんだが…
中原にいたおかげで地理に詳しかったのが役に立つというのは
なかなか意外なところからタナボタ感覚だ。
・完顔永済
やっぱり無能だった。
信賞必罰は確かに厳しいけど、
それをちゃんとやってこそ国が成り立つということか。
面倒になると「退朝〜」だもんなぁ。あーあ。
・胡沙虎
まきびし作戦は当たりだと思ったんだが…
どうやらただのチキンだったらしい。こんなんばっか。
・完顔綱
金の将軍。
ダメな人ではないのだろうけど、
あまり頭を回すというよりは
何も考えずに戦うようなタイプの人っぽい。
とりあえず中都郊外にてモンゴル軍との防衛戦の指揮をなったようだが…
・徒単鎰
周りもアフォだらけな上に、上の人もアフォではもうどうしようもない。
このタイプの人が一番報われないからかわいそうだ。
なまじ本人が有能で性格も良いだけに、
あとは滅亡する国に殉じて死ぬしかないんだよな…