成吉思汗10

これで三分の一を消化。
意外と密度の濃いペースで進むので
ここまでですでに半分くらいの内容でもおかしくないと感じているのだが、
先はまだ結構あるということか。
第十集 闊亦田(コイテン)の戦い

◎できごと
1201年
テムジン39歳
テムジンはゴルチをジャムカの陣営へ派遣し時間を稼ぎ
その隙にアランサを占拠し地の利を得た。
ゴルチはすんでのところで窮地を脱し、
内通の発覚したデイ・セチェンもまたチルゲルによって解放される。

総攻撃を仕掛けたテムジンはジルゴアダイの矢を受けて負傷。
人事不省となるが、ジェルチの献身的な看病により意識を取り戻す。
戦いの趨勢は決した。
タイチウト氏族はソルカン・シラ親子の説得により戦意を失って離散し、
タリグタイはついにナヤアにも見捨てられ最後の保身を図るトドによって殺害される。
一方、テムジンと同盟するケレイト族は王汗の子サングンの独断により
戦場にて命令違反の攻撃を仕掛けていた。



◎かんそう
・はやくも前半の総まとめに入った印象だ。
結局勝敗を分けたのは第一手で地の利を制したかどうか、
そして全体的な士気・統率力の差ということか。

・それを導いたのはデイ・セチェンパパの布陣図提供や
ソルカン・シラの内部工作などがあったからであり、
要はそれまでの行程でじっくりと積み上げてきたものが
結果に結びついただけとも言える。
あるいはそれを天意と呼ぶことができるのかも知れない。

・ジルゴアダイの攻撃でクリティカルヒットを受けたテムジンは
まさに青天の霹靂という感じだったのだろうが、
こういう時にこそほんとうの敵味方がわかるというのも
また事実である。
どうも今回の件で野心をすっかり表に出してしまった
叔父さんやら従兄弟やらの三人組は
今後きっちり整理されることになるのだらうか。

・そしてジャムカがもうすぐ片付くと思えば
今度はケレイト族のほうに暗雲の兆しが…
王汗の統率力不足が決定打となるのか。

・落ちぶれMAXのタリグタイはついに退場と相成ってしまったが、
それにしても未だに自分が助かると思ってるんだから
トドもたいがい甘い奴だな。



◎簡単に人物まとめ
・ゴルチ

もうね、可汗も結構、無茶苦茶な要求をしてくるんですよね。
でもそれもこいつを信頼してるからであって、
しかも自分ですでに大口を叩いている以上
「できません」とは絶対に言えないという(笑)
実際、最後はみっともない目にあったとはいえ
口八丁で何とかピンチを脱してしまうんだから
やっぱりゴルチは美味しい奴だ。


・デイ・セチェン

裏切りがバレて一瞬かなりピンチだったデイ・セチェンパパだったが
何とか無事に助かってヨカッタヨカッタ。
経験豊富な年長者らしく戦場指揮もしたり
知恵者らしく負傷した可汗を看病したり
じいちゃんらしくジュチを見守ったりと
今回、何気に見せ場が多かったのもヨカッタ。


・チルゲル

妙に甘いところも相変わらずだった。
結果的にこやつのおかげで絶体絶命だったセチェンパパが助かったので
これでいちおうボルテに対してはプラマイ0ってところだろうか。
なんつーか、やっぱり優しい奴ではあるんだけど
生まれた時代と場所が悪かったというところかなぁ。



・ブイルク汗

ナイマン族首領。
アヤシゲな儀式で竜巻を呼んでモンゴル軍を吹き飛ばすはずが
結局ジャムカとコントをやっただけで終わってしまった。
鳴り物入りで出てきたはずなのに… まさかこれで終わりってことないだろうな@@


・トオリル汗

ケレイト族を率いる王汗。
なんか妙に小柄で馬にまたがってる姿がかわいらしいのだが、
典型的な「人は良いんだけど人の上には立てない」タイプな感じ。
しかしこの人のキリスト教かぶれを
ケレイト族の人たちはどう思ってるんだろう?


・サングン

世界バカ息子大賞のランキング5くらいには入れそうな有望な人材である。


・ジャカガンボ

王汗の弟。常識人ではあるようだ。
ケレイト族で名前のあるのはこの三人くらいか。



・ボオルチュ

信頼性と安定性にかけてはバツグンなのだが、
テムジンのような有無を言わせぬカリスマ性はさすがにないということかな。
にしても黒衣のボオルチュは改めて格好良いな。


・ムカリ

そしてムカリもやはりムカリ
冷静さと大胆さ、実直さを兼ね備えているのであった。
テムジンは実に配下に恵まれていますね。




・ジルゴアダイ(写真左)
弓の名手ジルゴアダイはせっかくテムジンを落としたのに
替え玉作戦にあっさりひっかかった挙句に
トチ狂ったタリグタイに殺されそうになり
それでも頑張って兵を鼓舞してたのに
みんな逃げて行っちゃってガックリという
苦労人でした。
案の定、タリグタイにはこの人材を使い切れなかった。

・ナヤア(写真中央)
力自慢と思っていたナヤアは力自慢というだけではなく
意外とまじめな男だということも発覚した。
とりあえずやることはやっておいて、
それから後は自分の腕を頼みに生きるという
何とも気持ちのよい好漢である。




・フチャル(写真左)
なんかね、初登場の時から「そういう系」の顔だなーとは思ってたんですよorz
まさかここまで劣化してくるとは思いませんでした。
うーむ、どこを間違えてこうなっちゃったんだろう。
次から次へと箱の中のリンゴが腐っていくこの流れよ

・ダリダイ(写真右)
昔から変わらぬ事なかれ主義を徹底しているようにも見えるし、
過激なことをいうフチャルとアルタンを
何とか必死でなだめようとしているようにも見えるし…



・チラウン

ソルカン・シラの息子でカダアンの兄。
父ちゃんばっかり目立つので
活躍の機会がなかなかない息子であったが
ようやくタイチウト氏族が合流しそうなので
今後は待遇改善が見込まれる。


・ソルカン・シラ

この人もなにげに結構な綱渡りをやってるんだが、
年の功で何とか乗り切っているようだ。
テムジンの真横でノリノリで「突撃〜!」とかやっておいて
タリグタイには気付かれてないか?とか聞いているのは
さすがにこらこらと突っ込みたくなったが(笑)


・ジェルメ

鉄の忠誠心を示し
可汗から不動の信頼を勝ち取った宿将ジェルメ
でも何でそんなにどろぼう作戦がうれしそうなの?(笑)
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