第八集 塔塔儿(タタール)族を討つ◎できごと1191年テムジン29歳
十三翼の戦いに勝利したジャムカの捕虜を煮殺すという残酷な仕打ちに
嫌気の差したモンリクとジュルチェディはジャダラン族の下を出奔。
晴れてテムジンと合流を果たす。
その歓迎の宴の席でベルグティが窃盗犯を巡って
ブルキン氏族のブリボコと騒ぎを起こし、
結果としてブルキン氏族はキヤン族の下から離れてしまう。
これに対しテムジンはひとまず積極的な攻勢に出ることはせず
静観の構えを取った。
1196年テムジン34歳
テムジンの下に金国よりタタール族討伐の命を携えた使者が訪れる。
金とタタールの双方を敵と見なすテムジンは
これを両者を各個に叩く機会として利用し、
トオリル汗と連携してメグジン・セウルトを破り父の仇を討つのだった。
◎かんそう・うおー、軍記物っぽくなって本格的に面白くなってきたぞ!
けっこうたくさん人が出てくるんだけど、
みんなそれなりに書き分けられてるから見てて楽しいのだ。
やっぱこういうのはビジュアル的に補完されている
実写ドラマならではってとこもあるなぁ。
・それにしても煮殺しは残酷だな@@
漢人や女真人もたいてい残酷さにかけてはかなりのものだと思うけど、
なんかこの草原の人たちって
連中とはまた違ったかたちの残酷さがある気がする。
・宴会の場面で「ちゃんと進行役をやれよ」とテムジンに叱られるベルグティは
いかにも兄貴と弟という感じでなんだか微笑ましいね。
・ついに父の仇討ちの一部を果たしたテムジンだったけど
そこに生まれるのはまた新たな恨みなのだった。
こうして憎しみの連鎖は終わることがない。
どちらかが完全に死に絶えてしまえば
あるいは終わるのかも知れないけど。
・すっかり大きな男になってしまったテムジンも感慨深い。
やっぱこれぞ英雄って感じだ。

それを知ってしみじみするホエルンママもまた良いなぁ。
・そしていきなりこっちを家臣扱いの金国
こいつらはやっぱ、わかっててもムカつきますね@@
◎簡単に人物まとめ・ブイルク汗
ナイマン族首領。
十三翼の戦いにおいてジャダラン族に加勢したが
戦いが終わったらとりあえず帰ってしまったようだ。
・ジャムカ
ジャダラン族首領。
鉄鍋で捕虜を煮殺すなんてイカレタことやっちゃったもんだから
良識人のみんなドン引き。視聴者もドン引き。
いつからこんなおかしな子になっちゃったんでしょうか…
・メグジン・セウルト
タタール族首領。
前首領テムジン・ウゲの弟。
なんかいつの間にタタールまで十三翼に加わってたってことか?
タタール族らしく腹黒い策謀を駆使する奴ではあったが、
自らの身を犠牲にしてジャリンブカを逃したことにより
最期に男を上げた。
・アホ駱駝
タイチウト氏族。ソルカン・シラの娘カダアンの夫。
やっぱり名前の通りアホだった。
・カダキダイ
ブルキン氏族の衛兵。
最初よくわからなかったが、要はどろぼうでした。
おかげで自業自得とはいえみんなから怒られて逃げ惑う羽目に。
・ブリボコ
ブルキン氏族の将。
ついカッとなってベルグティを切ってしまったばかりに
酔っ払ったテムジンからとばっちりで殺されそうになり
いろいろ大変なことになった。
まあ物の弾みというやつで、
そんなに悪い奴ではないんだよな、こいつは。
・ムカリ
ブルキン氏族。
やっぱりなんかいろいろ超越してるっぽいところが実に良い。
妙に達観してるというか。
で、テムジンに誘われるんだけど
お約束通り主人に忠義を尽くして断わるところもまた良い。
いつ仲間になるんだろうか。
・モンリク
元イェスゲイの側近。
ようやく仲間になってくれた。
過激で喧嘩っ早い若者の多い中、
モンリク父さんはテムジン軍団の良心だな。
・ゴルチ
ジャダラン族、ジャムハの従兄弟。
いや〜、こいつほんといいな〜。
知恵者ってことで斜に構えたふてぶてしい態度。
そのくせ言ってることはいちいち的確で、
テムジンにもちゃんと一目置かれてるんだよね。
・耶律阿海
金の使者。契丹人。
契丹人ってのはもともと遼という国を持ってたんだけど、
金に滅ぼされて取り込まれたってことだな。
・耶律不花(写真右)

耶律阿海の弟。
要するに金としては、万一テムジンが命令を聞き入れなかったとしても
殺されても惜しくない使者をよこしてきたってことか。
あとはもともと契丹人自体が遊牧民族だから
草原の連中と言葉が通じるためってのもあるのか。
(というよりこっちがメインの理由かな?)
・ジェルメ
これジェルメか。
髭が生えたから一瞬識別に苦労したよ
・ジャリンブカ
タタール族首領。テムジン・ウゲの息子。
久しぶりに登場した。
テムジンより四つ上だから38歳か。
・イェケ・チェレン(写真右)

タタール族。
よくわからんが、この人も首領らしい。
今さらだけど、どうやら首領っていうのは何人もいるものなのか。
・イェスイ(写真左)
・イェスゲン(写真右)
タタール族、イェケ・チェレンの娘。
・完顔襄
金の宰相。
あまりとりたてて頭の良い人には見えない。
・トオリル汗
ケレイト族の汗。
だいぶお年を召されたようで…
今回の功績により王汗になった。