成吉思汗05

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父の血債は子が返す。夫の血債は妻が返す。
テムジンは草原の各部族が互いに殺しあう時代に生れた。
彼は祖先から家畜の群れと属民を継承しなかったにも関わらず、
怨讐を受継ぎ、償わなければならなかった。
その報いを受ける者たちも、
血をもってのみ清算できる深い恨みの血債を負った。
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第五集 蔑儿乞(メルキト)族の襲撃

◎できごと
1181年
テムジン19歳
めでたくボルテと婚礼をあげたテムジンは、
父イェスゲイのアンダであるケレイト族のトオリル汗を訪ねて再び誼を結ぶ。
だがその間にメルキト族が宿営地を襲撃。
ボルテ、イェスゲイの第二夫人、女従のゴアクチンが捕虜となってしまう。

怒りに任せてテムジンは兵を率いメルキト族に反撃を試みるが
圧倒的な兵力差の前に敗走。
兵力の重要性を悟り、トオリル汗のケレイト族、
さらにジャムカ・アンダのジャダラン族に助力を求める。
そこでテムジンはジャダラン族の傘下に入っていた
父の従兄弟たち、そしてモンリクと再会。
ケレイト族との同盟によってテムジンの下には
次々と離散していった民が集結し
その中にはイェスゲイの弟ダリダイと
兄ネクンタシンの息子フチャルの姿もあった。

その頃、メルキト族に捕らわれの身のボルテは
ついにチルゲル相手にその体を許すことになってしまい、絶望するのだった。



◎かんそう
・新婚の妻ボルテを奪われてしまったという惨事が
結果的にテムジンの勢力を成長させることになっているというのは
何とも皮肉なはなしである。

・ボルテがメルキト族に捕まって
その後生まれてくる長男ジュチがいろいろいわくつきとなってしまう
という話は知っていたので、
その辺どんな風に消化するのかなーと思っていたんだが、
とりあえず連れ去られる前にすでに妊娠していたといったような描写はされていたね。

・その後、チルゲルが意外にもお人よしっぽいようなところがあったので
割と安心して見ていられた反面、
ちょっとぬるいんじゃないかなーなんて一瞬でも思ってしまったんだが…
ゴアクチンと一緒にこっちも油断していたところで
まんまとやられてしまった@@
やっぱり獣は獣だったということだ。
こればっかりはチルゲルを責めることも出来ないなあ…

・相変わらず今回も恨みの連鎖が続いていくわけで、
まあなんというかイェスゲイパパは実に業の深いことをやってくれたなと
今さらながら頭がくらくらするわけである。

・トオリル汗も登場して保護者としての包容力を見せてくれたし
すっかり立派になったジャムカもまた出てきて
今回のテムジン勢力増強編は
ボルテが連れ去られたままという不安な状態にも関わらず
わくわくすることはできたのだが、
しかしなあ…
ジャムカはそうだし、トオリル汗も行く末を知っていると
やっぱりいろいろ気が重くなるね。

・モンリク父さんとの予期せぬ再会はうれしかったのだが、
なんともタイミングが悪く、まだ仲間になってくれるのは先のことか。
「弱者を助けるが、強者と共存はできないようだ」と
ジャムカとの将来について、すでにほのめかすような台詞が出てきた。



◎簡単に人物まとめ

・デイ・セチェン

オンギラト族。
ひさびさに出てきたボルテのパパさんは
相変わらずの人の良いパパさんであったが、
よもや娘がその後あんなことになろうとは…T_T
ところで、オンギラト族というのは要するに
草原の部族の中でもかなり高貴な血筋ということで、
オンギラト族から嫁さんをもらうというのは
とてもすごいことなのだ、ということがようやく理解できた。
メルキト族も、相手に手勢がいたからとはいえ、攻撃を躊躇してたみたいだったし。
若かりし頃のイェスゲイパパが「俺はオンギラト族の娘としか結婚しないぞ」とか
アホなことを言ってたのも、そういうわけがあったのね。



・トオリル汗

ケレイト族首領。
今のところはいいお父さん役なのだが、
先のことを考えると心が痛む。
「実の子サングンよりも大切にするぞ」なんて台詞を言われてしまうと
ありがたく思う反面、ヒヤヒヤしてしまうのだ。



・ジャカガンボ(写真右)
トオリル汗の弟。

・サングン(写真左)
トオリル汗の息子。
なんかもう、見るからに駄目オーラが漂っている。

ところで、色んな台詞や描写からわかるように
ケレイト族(トオリル汗)というのは、キリスト教に帰依してるんですね。
この時代にこっちのほうに出てきてるとは思わなかったので、ちょっと意外だ。



・トクトア

メルキト族首領。
今回の話でわかったのは、この人も決して
悪いことをしようとしてやっているわけではなく、
ただやることをやっているだけなのだということだ。


・カアダイ

今回の外道チャンピオン。
恐怖の脱げ脱げコールは草原の伝説となった。
こんなにひどい目に合わされても
未だに名前すら出てこないイェスゲイの第二夫人は不憫すぎ(笑)


・チルゲル

兄ゆずりで心根の優しい奴なのかなーと思ったんだが…
実際優しい奴ではあるんだろうけど
(やっちゃった後もされるがままに叩かれてたしな)、
目の前の情欲には勝てなかったねorz



・ボルテ

気が強くしっかり者なところは
成長しても変わっていなかったのだが
うーむ…
かける言葉が見つからないとはこのことだな@@



・ジャルチウダイ

テムジンの無謀な特攻作戦に付き合った結果
父ちゃんひどい目にあった><
それにしても、戦う時、鎧とか着ないのかなー。



・ジャムカ20歳

ジャダラン族。
なんだか三年でやたらと貫禄がついてしまった。
(まあそれはテムジンも同じかも知れんが(笑))
頼もしくはあるんだけど、同時に少しずつ影が見えつつあるようにも…
しかしジャムカって兵一万も動員できるってことは、
何だかんだでジャダラン族の中でもそこそこ地位があるってことだよな。
というか、そこそこ地位があるどころか首長と呼ばれてるし。
そもそもジャダラン族がそれほどの勢力だとは思ってなかった。


・ゴルチ

ジャダラン族。ジャムカの従兄弟。
知恵者らしい。


・ダチヤル

ジャダラン族。ジャムカの弟。
この世界では「弟のほうが明らかに兄より老け顔」というのが
デフォルトなのだろうか。



・モンリク

元イェスゲイの側近。
モンリク父さん、元気そうでヨカッタヨカッタ。


・ココチュ

モンリクの息子。
確かホエルン一家のところから出て行く時に
荷車に乗ってたっけ。
それにしても、馴染みのない響きの名前が多くて
覚えるのがけっこうたいへんだ@@



・アルタン(写真左)
・ジュルチェディ(写真右)
イェスゲイの従兄弟。
この二人もジャダラン族のもとに身を寄せていたようだ。
いろいろあったけど、こうして立派に成長したテムジンと再会して
二人ともやっぱりうれしそうなのだ。



・テムゲ

テムジンの四弟。
ちゃんと顔が出たのって初めてじゃないだろうか。


・カサル(写真左)

テムジンの二弟。隣のいるのはボオルチュだね。
ところで、このおっとりした目と顔立ち
どこかで見覚えがあるんだよなーと思ってたら…
「射雕〜」でトゥルイ演ってた人じゃないのあなた@@


・ベルグティ(写真中央)

テムジンの異母弟。
なんか最近のこの子は「大哥(あにき)ーっ!」って
元気良く駆け寄ってくる弟分って感じで
とても微笑ましいんだが。
しかしその母さんはあんなことになってしまってナントモ…@@




・ダリダイ(写真右)
イェスゲイの四弟。

・フチャル(写真左)
イェスゲイの二兄ネクンタシンの子。

最初は、一番たいへんな時にいなかったくせに
ヌケヌケと今さら戻ってきやがって…という気持ちが
ホエルンママと同じく私も感じたのですが、
でもネクンタシンの最期の言葉を聞いてしまっては
もう全てを水に流すしかないのでした。
観てる側はともかくとして、
実際の劇中にありながらそういう風に考えられるホエルンママは
本当に強い女性だよね。
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