上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
見始めたのは去年の11月だったんですね…
というわけでなんだかんだで半年近くかかってしまったわけですが、
なんとか鑑賞終了しました。
全38集の武侠コメディドラマ『永楽英雄兒女(邦題:永楽英雄伝)』でした。

いやまあ、なんといいますか。
ここで改めて述べるのもどうかとも思ったのですが
いちおう事実関係の整理ということで。
今回は事前にたいそう面白いとの評判を聞いての鑑賞だったのですが、
結果的には「オイオイ」と突っ込まざるを得ない出来だったといいますか。
『ステルスマーケティング』という最近の流行語があります。
まあ今回の場合は『ステルス』じゃあないんですけど、
それに近いものがあるような(笑)
「最後まで観ないと評価は下せない(下すべきじゃない)よな」と考えて
いつかは面白くなるのではと途中までは信じて、
途中からは義務感から見続けたわけですが、、、

えーと、
とりあえず、面白くないです。
いろんな意味において下品です。
おふざけもありですし、コメディも嫌いではないですが、
このドラマではそれがそもそも「芸」になっていません。
思い付きをひたすら並べただけ、いや、並べてすらいません。とっ散らかしただけです。
良い意味で馬鹿馬鹿しい笑い、それなりに楽しめる部分もあるにはあるのですが、
あくまで最大瞬間風速的なものに過ぎません。
いかんせんドラマとしての縦糸がまったく通っていないので、
ひたすらだらだらと38話続く印象でした。
そして、それをカバーできるほどにはキャラクターの魅力も描けていない。
2011~2012年のがっかりドラマ大賞を差し上げましょう。

出演しているキャストが好きとか、
とにかく何でもいいから武侠ものがいいとか、
ラブコメが見たい、ドタバタコメディが好き、明代が好き、
その辺でもなければ、手を出さないほうが無難です。


そんな感じで、
ネタバレ抜き範囲はこれくらいにしておきまして、
以下、いつものように最終話までのネタバレ100%で行きます。



・ストーリー


これはもう、無いに等しいです。
蛮兒×天錫のラブ米
皇上×錦娘×胡不帰の愛憎劇
皇上と建文の確執
瞻基と寒煙のロミジュリ型ロマンス
おおむね話のメインはこんなところなのですが、
なんかもうすべてがグダグダ。
構成力が全くないので、回を重ねて話が前に進んでいる感がほとんどありません。
思い出したようにイベントが始まって進んで、
で、また場面が変わってスイッチが入ってイベントが進んで…みたいな。

とはいえ皇上と錦娘の関係というのは
ちょこちょこと場面を挟んで積み重ねていただけに、
だんだん錦娘がほだされていってしまうという流れも共感はできたのですが、
その後のカタストロフ以降の持って行き方が、余りにもアレです。
オチてない。
もはやオチを放棄しているとすら言いたい。

それから、
基本的に「まじめな話」なのか「ふざけた話」なのか
この辺の線引きが実にてきとうです。
そんなふざけた流れで流してしまうというのなら、
そもそもまじめなことをやろうとするんじゃねェ!!
と言いたいのです。
まじめに観てるこっちが馬鹿馬鹿しくなりますよ、本当。
このシリアスパートとコメディパートの極端な乖離っぷりというのも、
どうにも話がとっ散らかっている印象に拍車をかけていました。

別に主人公が武功使えなくてもいいんです。
ただ、一本きちんと芯の通ったストーリーを見たいのです。




・音楽


まあなんというか、相変わらず節操のカケラも見当たらないですね。
九割がたが借り物。
オリジナリティの欠片も無い、クラシックやらサンバやら映画音楽やらゲーム音楽やら、
「どこかで聞いたことのある音楽」のオンパレードです。
確かにドラマの空気として「ハチャメチャ感」を演出するのには良いのかも知れませんが、
それにしても度を超しています。
全く評価できません。

ハチャメチャ感という意味では、
あの型破りなオープニングは好きなのですが。

張紀中作品というと、射雕以降はとにかく音楽が適当というのが定番な気がしますが、
うーん、たぶん本人的には、音楽に金を使っても費用対効果が悪いということで
コストカットしてるということなんでしょうね。
劇伴曲というものを個人的にかなり重視する自分としては、辛いところです。




・アクション
☆☆★

可もなく不可もなく。
まあアクションメインの作風ではないので
特に見せ方がどうこうということもないのですが、
武功高手のキャラがちゃんとアクションで格好良く見えてはいたので、
そこは及第点かと。





・キャラクター
☆☆★

キャラクターは悪くは無いのですが、
動かし方・脚本が壊滅しているため、どうにも…という感じでしょうか。

主人公の天錫がさすがに頭の螺子が本気で足りていない人としか思えないような
奇天烈な言動をしたりするところはどうかと思わないでもなかったのですが、
皇宮のどろどろした腹芸部分に対するカウンターとして
うまく機能していたあたりは、良いと思えました。
蛮兒も、演員さんが見た目的に好みということもあり、
ワガママでよい意味で頭の悪いお姫様として魅力はじゅうぶんにありましたし、
洪淵さんの出来る人っぷりなども惚れ惚れしました。

が、まあ
いろいろと展開の都合でおかしなことになったりとか、
観てるこっち置いてけぼりでおかしな話が進んでしまったりとか、
んー、
盤上の駒はそれなりに良いのが揃っていたのに
動かし方がまったくなっていなかった…という感じですね。
キャラクター力が強ければ、それこそストーリーの縦糸がしっかりしていなくても
強引に話を牽引していくこともできるのですが、
そこまでではなかったし、
そこまでの尺を個々のキャラクター掘り下げにしっかりと配分されていなかったし。
そういう意味では、「もったいない」といえます。

あとはやはり、「魅力的な悪役」の存在って大事だなーと。
紀剛とか紀娘娘とか、観ててまったく楽しくないというのは困ったものですね。
その割には描写がけっこうしつこいし。

Secret

TrackBackURL
→http://khazad2.blog98.fc2.com/tb.php/1268-117ce71b
QLOOKアクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。